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恋愛感情の賞味期限は●年

お見合い結婚は別として、大半の夫婦は、恋愛から結婚に至っていると思います。

あれだけ、大好きで、愛おしく思っていたのに、今はイヤでイヤでたまらない。

単なる同居人。好きとか嫌いとかそんな気持ち一切ない。

よくきく話しです。

どんな夫婦でも、愛は冷めてしまうものなのでしょうか?
冷めるとしたら、どの位で冷めてしまうものなのでしょうか?

恋愛感情とは何か


恋愛感情は相手のことを思うだけで胸がときめく、甘く切ない感情です。

相手と会うって考えただけで幸せな気持ちになるし、逆に相手と別れるって考えただけで心が引きちぎられるような気持ちになります。

恋愛感情は相手と一緒にいること、一体化することを強く願う感情です。

また恋愛感情は相手のためなら何だってしてあげたいっていう献身的な気持ちと私のそばにいて私を見てほしい、私だけを愛してほしいっていう強い執着心とが一緒に混在してる感情です。

恋愛感情の2つの特徴


恋愛感情には見逃せない2つの特徴があります。

一つ目それは人を盲目にさせるということです。

「恋は盲目」であり、「あばたもえくぼ」なのです。

恋愛のただ中にいる人は、相手が全く理想の人に見える幻覚に陥ります。

この恋愛感情が人を盲目にさせることは悪いことばかりじゃないです。

それまで一人で生きてきた人間が、自分とは全く違う環境で生きてきた価値観の異なる他人と、結婚して一緒に生活をするというのは、ものすごいエネルギーが必要なことです。

もうこの相手しかいないっていう風に盲目的なまでに思うからこそ、共同生活を営む上でのエネルギーが湧いてくるわけです。


もう一つ恋愛感情の見逃せない特徴は、冷める感情だということです。

恋愛中は、今感じるこの幸福感、ドキドキ感はいつまでも続くのだ、誰にも何にも私たちを引き裂くことはできない、と思うのです。

そういった気持ちを失った既婚者カップルをいることを認めても、「私たちにはそういうことは絶対に起こらない。かれらの恋愛は本物ではなかったのだ」と考えるのです。

永遠に続くかと思われた恋愛感情も、一緒に生活し始めて間もなく冷め始めるという場合もあれば、あの遅くても2,3年くらいすると冷めていきます。

恋愛について、長期にわたる研究を行った心理学者のドロシー・テノフ博士によると、多数の恋愛カップルを調査研究した結果、恋愛から来る執着心の平均寿命は2年であるという結論を出しました。

それはそうですよね。一緒に生活して3年経つんだけど今も相手の顔見るだけで、ドキドキしちゃうとなると、リラックスした生活が送れません。

ですので、恋愛感情というのはちゃんと冷めていくようになっている訳です。

恋愛感情の特徴から来る夫婦での問題


恋愛感情は人を盲目にさせるということと、いずれ冷める感情であるということの2つの特徴から問題が生じます。

恋愛感情があるときは、相手と自分の違いが相手の魅力に見えてたわけですけれども恋愛感情が覚めてた時に相手と自分の違いが問題点に見えてくるのです。

恋愛感情があるときは、気づかなかった相手の欠点が、より嫌なものにめて来るのです。

僕の場合でいうと、結婚前は、妻は、僕の大らかさ、ポジティブさがいいと言ってくれていました。

それが、結婚数年経つと、
「あんたはホントいい加減だんだから」
「頼んだこと、何一つキチンとやってくれない、雑だね」
と言われるようになります。

また、結婚当初は何も言われなかったことについて、色々言われるようになってきます。例えば、
「洗面所のガラスに歯磨き粉が飛び散っているよ!」とか、
「洗濯物に出していた靴下丸まっていたよ!」
などです。

どんなに愛し合っていたって、恋愛感情はいずれ冷めるのです。

そして、結婚当初は認識できなかった、夫婦間の違いや問題点がクローズアップされていくのだ、ということを分かっておかなければなりません。

そのことに無自覚な夫婦が世の中、あまりにも多いと感じています。

結果、夫婦間の性格の不一致や価値観の違いを理由として、不仲になったり、離婚に至るのです。

違いや相手の問題点を認識してから、本当の意味で、夫婦の関係性がスタートするのです。

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