精神疾患を甘く見てはいけない
私の個人的印象ですが、
やっぱり世間の人々は精神疾患を甘く見過ぎているように感じます。
身近にそういった人がいないか、いたとしても
と思い込んでいる節があり、
心の奥底では他人事なのではないでしょうか。
私自身、長年うつ病の妻から色々と学ばせて頂いております。
もっとも重要な学びは
「キレイな言葉」を吐くことに酔ってしまっている人種が一番危ない。
そういった人種が最も根深い『偏見』に満ち満ちている
ということです。要は、
無意識的に偏見の意識を持っているにも関わらず、
それを指摘すると、逆切れする
という構図です。
以下は、私の妻が実際に経験したことです。
うつ病症状を少しでも和らげたいがために、一昔前、
巷のヨガ・瞑想会・仏教法話会
に参加していました。
すると、大体以下のような説法が展開されます。
それに対して、次のような質問が必ず投げかけられます。
これに対して、いつも次のような返答が返されます。
一見、素晴らしい教えのように見えますが、
巷のヨガ・瞑想会では、頼んでもいないのに、ズカズカと
と熱弁するクセのある人が幅を利かせていることを悟りました。
と妻が指摘すると、後日わざわざ電話がかかってきて
と言われてしまい、
当時の妻のうつ病症状を悪化させる事態に陥ってしまいました。
その電話した方は
というキレイな教えを信じて疑わなかったお花畑です。
「エゴや迷妄から抜けられないから、うつ病が良くならないのです。
こうやって心と心をぶつけ合わないといけないのです」
という「キレイな教え」自体が、
妻のうつ病症状を悪化させていることは明らかでした。
ヨガ界・瞑想界・仏教界に限らず、
世間一般にもこういった「キレイな教え」を信仰する人が
はびこっているので、常に見極めないといけませんね。