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生きづらさのこと

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明るい色の服が着たくなる矛盾

明るい色の服が着たくなる矛盾

ここ半年ほど、ずっと無難な色の服ばかり着ている。

トップスはだいたいアイボリーかチャコールグレー。ボトムは一番涼しくて透けなくて動きやすい、ジャージみたいな黒パンツ。スーパーもニトリも近所の病院も、ほとんどこれ。

あんなに服が好きだったのに、今の生活はハリがなく、比例しておしゃれの欠片もない。
自分にもっと似合うお気に入りの服は、本当は鮮やかなブルーやピンクだけれど、少し着ただけで洗濯して傷ん

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20代は、めちゃくちゃしんどい。

20代は、めちゃくちゃしんどい。

30代後半になって、すごく感じるようになった。
やっぱり、20代ってめちゃくちゃつらいよな、と。

やっぱり、と書いたのは、当時ずーっとそう思っていたから。
若いだけで楽しそうだと思われるけど、わけもわからず学生から社会人になって、病まないほうがおかしいくらいに、しんどい。

23歳くらいの頃に言われた。一番いい時だねって。
どこが?と思う、今でも。きっとそう言える人は楽しい23歳だったんだろう。

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ニュースを他人事として捉えたい

ニュースを他人事として捉えたい

私は昔から、大きなニュースなどに過剰に反応してしまうところがあります。

何日も引きずったり、泣いたり怒ったり。
一応、なんで直接自分に関係ないことでこんなにしんどくならなきゃいけないの、とは思ってます。
でも、感覚がいいかんじに鈍ってきたのか、ここ2年ほどはとても大きなニュースを見ても、スルーしていることもあり。今なんて、ずっと家にいてもニュースやワイドショーをほとんど見ません。
そんな自分もど

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ぶつかり男が奪ったものは

ぶつかり男が奪ったものは

しょうもないのは分かっている、何かされたわけじゃない。
なのにずっと忘れられない出来事って、何なんだろうな。

早くどうにか昇華させたいのに、定期的に思い出して、何故かいつまでもまとわりついてくるので、書いてみようと思う。

出来事自体はたいしたことじゃないけど、胸糞悪い話なので先にお断りしておきますね。(にもかかわらず、とても綺麗な画像をお借りしてしまいました。少しその場所に雰囲気が似ていたので

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死にたい人の気持ちって、こんな感じ

死にたい人の気持ちって、こんな感じ

えげつないタイトルなんですが。

※この記事では「うつ病のお話①~③」の頃に考えていたことを掘り下げてます。被る部分もありますがせっかく下書きしてたので上げました。

はじめに
20代の時の私は「気分変調症」という病気だった。今もなのかな。リアルではあんまり言いたくない病名だけど、要するにうつの波を、激しく数年単位で繰り返すという病気。
寝込んで何もできないような鬱じゃないんだけど、一応なんとか働

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うつ病のお話③うつ病の前と後

うつ病のお話③うつ病の前と後

②の続きです。

価値観の変化
その会社では、悩みながらもだんだんと自分の価値観が変わっていくのを感じた。「フルタイムで頑張らなきゃ」とか、そういうの。「イヤそんなん人によってキャパ違うから」って、あっさり思えるようになった。

Twitterを見るようになったり、多様性という時代の流れ、HSPが有名になったことなんかもあるのかな。

HSPに関しては、実は7年前くらいに知って自覚していたけれど、

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うつ病のお話②死ぬこともできなくて

うつ病のお話②死ぬこともできなくて

①の続きです。

死ななかった理由
「できないんだから死ぬしかない」。
正社員を辞めた後、そう思ったのに、私は今もこうして生きている。

そこまで追い詰められていなかったのか。
支えになってくれる姉がいたからなのか。
それもあったかもしれないけど、きっと一番は、「自殺の成功率は1割」と医師に言われていて、単に恐怖心が勝ったのだと思う。

それより数年前に、薬を過剰摂取して、1日半くらい家で眠り続け

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うつ病のお話①生きるのがとにかくつらい。

うつ病のお話①生きるのがとにかくつらい。

なにか決定的につらい出来事があったわけじゃない。
でも「毎日すごくしんどい」の積み重ねで、気づけばいつも死にたいと思っていた。

生きる気力がない
20代は、そのほとんどをうつ病(診断は気分変調症)とともに過ごして、実家なし&貯金なし。とにかく「死なない、生きる、なにかしら働く」ことだけを死ぬほど頑張っていて、これからもなんとか自分を社会に合わせて生きていくしかない、そう思っていた。

25歳くら

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