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映画感想

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2024年1月の記事一覧

映画「ポッドジェネレーション」卵で子育て

映画「ポッドジェネレーション」卵で子育て

★★★卵で子育て★★★

卵で子育て。前情報なしで観たが、子供を卵で育てるというテーマにインパクトがある。夫は最初は拒絶していたが、いつの間にか妻よりもポッドを使い子育てをするように。しかし、ポッドの赤ちゃんへの悪影響もあり、闇が深い話になる。

テーマ性が良いから大きなスクリーンで観れるかなと思っていたが、小さくで少しびっくりした。夫婦やカップル向けと思う人が多いのかもしれない。

卵を母胎に見

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映画「哀れなるものたち」感想 様々な愛の形

映画「哀れなるものたち」感想 様々な愛の形

●医者、遊び人、哲学者、娼婦、軍人など様々な人物がベラ・バクスターに影響を与える。
●医者はベラにとっては親であり、モンスター。
●ゴドウィン・バクスターはベラの父であり、モンスターであり、命を助けた人。
●複雑な恋愛や家族愛や無償の愛がある。
●愛の物語に見えて、ベラの哲学。
●モノクロは閉じ込められた世界、カラーは解き放たれた世界。
●人はどのように生きるのか。
●何が冒険になるか。
●男女関

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映画「ゴールデンカムイ」感想 明治時代×ヒグマ×北海道

映画「ゴールデンカムイ」感想 明治時代×ヒグマ×北海道

●とにかく、食事シーンが素晴らしい。
●肉の旨さがスクリーンから出ている。
●味噌はう○こ。そのイメージ。
●う○こ連呼のシーンは笑う。
●北海道ならではの美味。
●狩猟と金塊とう○こ。
●だんごの串がまさかの突き刺し。
●戦闘シーンは二重丸。本当に力を入れていてびっくりした。
●203高地のシーンはどう撮影したのか。あの三角飛びは。
●北海道だけあって、雪雪雪。ヒグマも何体も出てきて、精神的にお

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映画「BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-」年始に3回鑑賞×ヴァンパイア×アクション

映画「BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-」年始に3回鑑賞×ヴァンパイア×アクション

●年始に3回観た。面白かったし、逃げるのだけど、前向きな逃げというどこかで聞いた文句。ヴァンパイアも出てくるが、最初は個より全体のヴァンパイアが復讐という感情に支配されていたのが驚き。最後の義足はレールガンになっていたのも印象的だ。

●夢は諦めるか、諦めないか。新宿クラスタで過ごしているルナルゥは他のクラスタへと行きたい、そして港がある横浜クラスタに行きたいという夢がある。クラスタ外に出るのは禁

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映画「哀れなるものたち」感想① 愛×結婚×多様性

映画「哀れなるものたち」感想① 愛×結婚×多様性

●人生は思いもよらね方向に向かう。
●投げ捨てる愛がいつの間にか純愛に。
●世界観がSFかリアルか困惑する。
●世界の矛盾に向き合うための真面目さ。
●人間いるべき場所に戻るか行く。
●気づけば人生は冒険になる。
●カラー演出がきっかけに。
●男性と女性の深遠な関係。
●結婚とは何かを深く定義しようとする。
●身体と身体。
●親の教育で人生はある意味で大きく変わる。テーマの一つ。
●愛することの多

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映画感想「サン・セバスチャンへ、ようこそ」① 夫婦×魅力×知的な人間

映画感想「サン・セバスチャンへ、ようこそ」① 夫婦×魅力×知的な人間

●過去に想いを馳せても、今を省みろ
●初めての場所は、明日をも変える
●過去の自分よりも今は魅力的か
●妻の気持ちは夫以外は丸わかり
●結婚はタイミングが命
●知的な男はタイミング次第
●頭の良さよりも話す内容が大事
●寝取られと見せかけた夫婦問題
●妻の理想と夫の理想
●はたから見ると理想の夫婦でも、本人達からしたら違うこともある
●人の魅力は知的か野性的か
●1日で人生観が変わることがある。

映画「屋根裏のラジャー」感想 イマジナリー×ラジャー×中盤以降

映画「屋根裏のラジャー」感想 イマジナリー×ラジャー×中盤以降

●序盤はつまらないが、中盤以降面白くなる。イマジナリーのラジャーが全然成長しないし、生まれて間もないイマジナリーだから仕方ないけど。アマンダと離れてからの成長ぶりはすごいし、ある意味でアマンダが母でもある。

○監督がジブリ作品で活躍したアニメーターだった。本作を観ているとジブリっぽいなと思ったが、ジブリに深く関係していた。内容は最初は退屈だった。ストーリーが良くわからなく、イマジナリーとは何?と

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映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」アクション全開×テレビシリーズ×ライジングフリーダムガンダム

映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」アクション全開×テレビシリーズ×ライジングフリーダムガンダム

●観て正解でアクション全開の映画だった。なんといっても、ライジングフリーダムカッコイイ。序盤の西川さんのテーマソングがかかりながらの戦闘は最高だった。あ!テレビシリーズとは違う!モビルスーツがめちゃくちゃカッコよくて、ここまで進化したかあと実感できる。特にシールドのギミックが素晴らしい。まさかの。

映画「ある閉ざされた雪の山荘で 」トリック×学生×もやもや

映画「ある閉ざされた雪の山荘で 」トリック×学生×もやもや

●温子は何か許された感があるけど、もやもやが残る。トリックよりも気になる。原作読んだときに学生だったから気持ちの変化かもしれない。演技には演技で返す。

●昔、原作を読んでいてラストの展開は知っていたが、ハッピーエンドのようなバッドエンドのような展開はあったかなぁと。とりあえず、雨宮と由梨江はそこまで悪くないし、善意というか仲間思いだっただけ。雨宮は殴られ損で少し可哀想だった。温子はあの嘘電話は最

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映画「PERFECT DAYS」感想 淡々としたトイレ掃除×銭湯と飲み屋×何気ない世界

映画「PERFECT DAYS」感想 淡々としたトイレ掃除×銭湯と飲み屋×何気ない世界

●毎日淡々とトイレを掃除する男。しかし、家に帰り、銭湯に行き、飲み屋に行く。普段の何気ない日常があって、引き込まれた。豪華な食事や家もない、だがその空間があることが不思議に自分にも欲しくなる。朝、アパートの前の自販機でコーヒーを買う。そーゆー何気ない世界に幸せを感じる。

★毎日は同じだが、ルーチンに当てはめ小さな変化を逃さない生き方
●わたしは毎日は同じではないと思う。毎日の中で変化を楽しめるの

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Netflix映画「Lift/リフト」感想 盗み×ルパン×どんでん返し

Netflix映画「Lift/リフト」感想 盗み×ルパン×どんでん返し

●Netflixでランキングに入っていたから見てみた。割と面白くて、盗みがテーマ。チームで盗むのだが、インターポールが関わってきたりとルパンに似ている。映画とドラマの間にあるような作品。気軽に見れる反面、最後にどんでん返しがあるから気が抜けない。気軽に好きに盗んでいたチームが、罪が無罪放免になるという理由で凶悪犯罪に立ち向かう。

映画「阪神タイガースTHE MOVIE2023-栄光のARE-」感想 贔屓のチーム×阪神タイガース×野球

映画「阪神タイガースTHE MOVIE2023-栄光のARE-」感想 贔屓のチーム×阪神タイガース×野球

●贔屓のチームが日本一になったらどうなるか?熱狂するだろう。それはそうだ。学生時代は野球が大好きで贔屓のチームのデータを自分なりにまとめて、打線を自分なりに考えたりして非常に楽しかった。毎試合ネットで観て、リアルタイムで誰が打ちそうかを考えたりしていた。今年は周りの阪神ファンがすごく応援していて、すごく笑顔だったように思う。阪神は優勝から遠ざかっていたし、余計に嬉しかったと思う。ニュースを見ている

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映画「ゴールデンカムイ」感想 実写化は成功するか?

映画「ゴールデンカムイ」感想 実写化は成功するか?

●実写化は成功すると思う。何よりアクションがよく、歴史的事実の203高地の戦いを迫力ある映像で描いている。開幕でびっくりしたし、どのようにして撮影したのか気になってしまう。北海道の雪での戦いも何度も描写され、スキー、ヒグマなど北海道ならではの闘争が繰り広げられる。特にヒグマはCGとは思えないぐらいリアルであり、一度逃げたかと思いきや、茂みから奇襲してくるのは恐ろしかった。まさに自然の脅威。だが、不

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映画「BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-」感想 夢は諦めるか、諦めないか

映画「BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-」感想 夢は諦めるか、諦めないか

●夢は諦めるか、諦めないか。新宿クラスタで過ごしているルナルゥは他のクラスタへと行きたい、そして港がある横浜クラスタに行きたいという夢がある。クラスタ外に出るのは禁止であり、最悪死んでしまう。それでもサイボーグのキサラギとともに、夢に潜り込むためにヤクザやヴァンパイアと戦うことになる。夢は持つが、現実世界では中々叶えるのが難しい。野球選手を例をしても、親、経済力、指導者、学校など様々な要因がないと

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