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映画「BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-」年始に3回鑑賞×ヴァンパイア×アクション

●年始に3回観た。面白かったし、逃げるのだけど、前向きな逃げというどこかで聞いた文句。ヴァンパイアも出てくるが、最初は個より全体のヴァンパイアが復讐という感情に支配されていたのが驚き。最後の義足はレールガンになっていたのも印象的だ。

●夢は諦めるか、諦めないか。新宿クラスタで過ごしているルナルゥは他のクラスタへと行きたい、そして港がある横浜クラスタに行きたいという夢がある。クラスタ外に出るのは禁止であり、最悪死んでしまう。それでもサイボーグのキサラギとともに、夢に潜り込むためにヤクザやヴァンパイアと戦うことになる。夢は持つが、現実世界では中々叶えるのが難しい。野球選手を例をしても、親、経済力、指導者、学校など様々な要因がないと夢は叶わない。もちろん、甲子園出場、プロ野球選手、メジャーリーグなど場合は違う。夢も千差万別であり、それにより過程や筋道がある。夢は叶わないからこそ、理想を詰め込みたくなる。劇中ではルナルゥは普通ではできないクラスタ破りをするが、それは外の世界を知り、力のあるキサラギがいるからであり、資金を逃がし屋に渡していた兄の力でもある。そーゆー自分以外の要因がたくさん絡んでこそ、夢は完成される。夢は叶わないからこそ美しいみたいに言われるかもしれないが、苦労なく叶うと夢と認識されないからだろうし、叶わない願いだからこそ夢と認識されるはずだ。それは美しいというよりも過酷だ。

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