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映画感想

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2023年8月の記事一覧

映画「MEG ザ・モンスターズ2」ステイサムとサメどちらが主役か

映画「MEG ザ・モンスターズ2」ステイサムとサメどちらが主役か

■サメは確かに主役ではある。人々を襲ったり、深海で泳いでいたり、巨体を海面で見る人に恐怖を与えてくる。深海での巨体は酸素残量と相まって二重の恐怖そのものであるし、本作はメガロドンの怖さをまざまざと見せつけられた。複数体登場して、あらゆる方向から襲いかかってくる。特に海水浴をしているビーチで人々を襲うシーンが衝撃的であり、しかも三体もいるから手に負えない。サメには海中、海上では勝てない。サメは主役で

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映画「春に散る」横浜流星×ボクシング×邦画

映画「春に散る」横浜流星×ボクシング×邦画

■横浜流星さんの演技が良かった。母親を助けるためにボクシングを始めたが、世界を狙えるボクサーに。佐藤浩市さんのコーチと二人三脚で理不尽な現実と戦いながら成長していく。ボクシングがテーマだが人間性もテーマにあり、成長していく主人公像があって印象に残った。久しぶりに邦画のボクシング映画を観たが、良かった。

映画「シン・仮面ライダー」一文字隼人×仮面ライダー×ダブルライダー

映画「シン・仮面ライダー」一文字隼人×仮面ライダー×ダブルライダー

■わたしは一文字隼人のキャラが好きだ。何と言っても、本郷との対決が良くて、TV版では見ることができなかった二人の出会いと宿命を感じた。飄々としながらも心に熱いものを持っているのがいいし、共闘する姿はまさに仮面ライダーの始まりを感じてしまう。

■一文字のキャラは良かった。テレビシリーズだと割と突然出てきたから、敵で登場して洗脳を解くのはライバルキャラの王道でワクワクできた。一文字はサバサバしている

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映画「MEG ザ・モンスターズ2」ステイサム無双×不死身の男×サメ軍団来襲

映画「MEG ザ・モンスターズ2」ステイサム無双×不死身の男×サメ軍団来襲

■とにかく、ステイサム無双。まあ、前作からわかってたこと。だから、安心だった。ただ、島の住人はさすがに全員が無理。MEGも前作よりも多いし、ひたすら飲み込まれていた。タコもいるしめちゃくちゃだった。サメ映画だとお馴染みなんだけど、どうしようもない。今回小型の両棲類がいて、とにかく強い。銃火器が効かないし、集団で襲いかかってくるし手に負えない。あれ、全部退治できてなさそうなのか怖い。MEGは大きいか

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映画「二人のマエストロ」父親×息子×タイトル回収で感動した!

映画「二人のマエストロ」父親×息子×タイトル回収で感動した!

■めちゃくちゃ良かった!タイトル回収最高でした。まさか、あの展開になろうとは。最初は息子のドニがスカラ座の音楽監督になって、父親のフランソワが複雑な感情に苛まれながら苦しむとか、逆にお前がやれみたいに仲直りするのかなと思いました。それが蓋を開けたら、まさかの二人でのマエストロ。この展開は感動した。父親と息子の確執はよくあるテーマだが、血が繋がっていなかったり、父親のような指揮者になれなかったりとか

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映画「君たちはどう生きるか」ジブリ×音楽×トトロと紅の豚

映画「君たちはどう生きるか」ジブリ×音楽×トトロと紅の豚

■興行収入が69億円突破だそうで、まだ観る人が増えそうだ。要因としては、宮崎駿監督の人生観とか想いがある程度は分かるかな?という内容ではあった。あと、音へのこだわりがすごいなと。オープニングで眞人が階段から駆け下りて走るシーンはかなり驚いた。臨場感もあるし、眞人が急いでいる様子がすごくわかりやすくかつスピィーディーに描かれている。時代背景とかまだ分からない開幕のシーンなのだが、なにかこう、急がなけ

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映画「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦」格差やいじめ描写×フル3D×ファンタジーは?

映画「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦」格差やいじめ描写×フル3D×ファンタジーは?

■フル3Dとのことで興味があったので観てきた。映画館でクレヨンしんちゃんを観るのは大人になって初めてだ。家族連れよりも一人で観に来ている人が多かった。内容は賛否両論あるが、終盤のいじめっ子がしんちゃんをボコボコにするシーンは精神的にダメージを受けてしまった。ラスボスを昔いじめていた子なのだが、中学生くらいの子がしんちゃんを痛めつけるのはきつかった。せめて同じ年代ならまだしも、年齢差がありすぎる。子

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映画「リボルバー・リリー」綾瀬はるか×大正時代×アクション

映画「リボルバー・リリー」綾瀬はるか×大正時代×アクション

■綾瀬はるかさんがアクションしててカッコ良かった。電車内のアクションがいい感じだ。ミッションインポッシブルを思い出した。狭い空間のアクションいい。大正時代が舞台だけど、銃撃ちすぎてびっくりした。綾瀬はるかさんは小曽根百合という戻すスパイを演じているのだけど、陸軍とある秘密を知る少年をめぐり衝突する。中盤以降、お互いに撃ち合っていて、しかも街中で。一般民衆は大丈夫なんだろうか。アクションはたしかに良

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映画「キングダム 運命の炎」興行収入20億円×王騎主人公×実写の役作り?

映画「キングダム 運命の炎」興行収入20億円×王騎主人公×実写の役作り?

■キングダムの興行収入は20億円突破したみたいで中々にすごい。前作、前々作ともに50億円突破しているから、50億円が目安となる。映画館の予約状況を見たら、割りと席は埋まっているし、時間の問題かなとは思う。俳優も舞台挨拶を積極的にしているから注目されやすいとは思う。大沢たかおさんの王騎のインパクトがありすぎて、彼の映画みたいになっているが、本作と次回作は王騎が主人公と言えるだろう。信は物語の主人公で

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映画「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」ミッションテープ×ワクワク感×次のミッションは?

映画「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」ミッションテープ×ワクワク感×次のミッションは?

■夏休みだから、特殊CMがあって中々に良かったが、ライバル映画が多い中、頑張っている。最初の潜水艦からのいつものイーサン登場はシンプルだからこそいい。あの数秒後にこの音声は消滅する云々はスパイ映画らしくワクワクするが、今回は割と安全そうなところで聞いていた。宅配からのイーサン登場相変わらず、トム・クルーズはかっこいい。ミッションインポッシブルの楽しみは、あのミッション説明だと思っている。ほぼ間違い

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映画「ゲキ×シネ『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』」天海祐希×男装×舞台を映画館で?

映画「ゲキ×シネ『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』」天海祐希×男装×舞台を映画館で?

■天海祐希さんがめちゃくちゃかっこよく、美しかった。特に宝塚で見るような男装の衣装が印象的だった。上映後にはまわりの観客がそのことを話していた。「天海祐希の男装を観れるだけでも、観に来たかいがある」みたいな感じだ。舞台を映画で観るのは数度目だが、やはりいい。開幕に古田新太さんが舞台は敷居が高いとは言っていたが、その通りではある。値段も高く、公演期間も短い場合が多い。だから映画でやり意味があってそれ

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映画「トランスフォーマ ビースト覚醒」ビーストの出番×チータス好き×次回作のビーストは?

映画「トランスフォーマ ビースト覚醒」ビーストの出番×チータス好き×次回作のビーストは?

■ビースト達の出番が少なかった。プライマル達は終盤までの変形しないし、シルバーレイザーとか変形する機会すらなかった。まあ、オートボットとは異なる目的があるから簡単に戦わないからと納得はしている。声優は昔のアニメそのままで良かったが、ライノックスは喋ってほしかった。ダナダナ言っているのが印象的だったから、最終決戦で話すと思っていたのに。まあ、叫んでいただけだからなあ。シルバーレイザーとプライマルの出

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映画「響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト」吹奏楽部×ユーフォニアム×先輩後輩

映画「響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト」吹奏楽部×ユーフォニアム×先輩後輩

■やはりユーフォニアムはいい。久美子と奏のやり取りいいなあ。2年生編でしっかりと本音で話したからだ。
■奏のシャドーボクシング可愛すぎる。よほど久美子に懐いている。夏紀先輩との絡みもいいし、ユーフォニアムパートは仲がいい。
■アンサンブルコンテストだから、吹奏楽コンテストのような殺伐さがないのがいい。あの殺伐感はテレビシリーズでないと時間が足りない。というわけで、来年4月からの久美子三年生編よろし

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映画「RRR」吹き替え×アクション×肩車

映画「RRR」吹き替え×アクション×肩車

■吹き替えを観てきた。非常に面白く。字幕とは違った印象があった。吹き替えだとアクションが多少見やすくなるのは事実。
■アクションシーンは2回目の鑑賞だからか集中して観れた。吹き替えになると、画面全体をくまなく観れるから臨場感も増す。
■結構細かいシーンもあって楽しかった。ダンスシーン前後だと登場人物の細かい動きが記憶に残る。嫌がらせとか、凛とした対応とか、ラーマがビームに勝ちを譲るシーンとか。

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