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夢の中の思い出の外の昔の昨日
あなたは迷子になって戻れない
俺を20年以上前の親父と間違えて
20年以上前の引越し準備をするからと
夜明けと共に徒歩圏内のその引越し先へと
連れ出した
今朝のその場所にはもうその建物は無かった
今日中に俺は息子に戻れるのだろうか日曜日
イエデン【由無し言②】
家にある電話機を替えた
惰性で繋いでる電話線
常に留守電設定
それでも自動音声アンケートや
不動産・墓苑・ガス水道点検アポ電と
そりゃまあ色々かかって来ていた
そこで最近流行りの(?)
迷惑電話防止機能付き電話機にした
着信時に呼び出す前に
「この通話は迷惑電話防止の為に録音しています」
といったメッセージが相手にアナウンスされる
これで悪徳業者のアポ電は
かなり防げるらしい、と
導入して
夜空になりたい
月が美しく輝くには空が暗い方がいい
久しぶりの友人からの連絡がちっとも嬉しくなかった
そいつは戸惑っただろうな
俺の中でなにかが起きてる
目を閉じたら見えてくる
耳を塞いで聞こえてくる
嗅ぎ分けるのも鼻でなく
手で触らずに温度を知る
酸い甘いも辛いも心次第
「そういう五感」で感じ取ったものを大切にする
お連れ様の話【軽く怖い話④】
県境を跨いで
大学のあるA県B市からC県D市の実家へ、夏期休暇の帰省を1年目は列車で、2年目はバイクで、3年目は自転車でこなし、では4年目は徒歩で締めましょうとなっちゃう様な変わり者の青年がどこにでも時々いるでしょ?
今回はそんな変わり者の知人の話。当時は「変わり者だな~」とか「凄いな~」とかそういう驚きと憧れが混ざったような感情で聴いていたけど…
今冷静に距離を測ったら150km以上あるわ
電話ボックスの話【軽く怖い話③】
小学生の頃
同級生の妹が亡くなった。2歳とか3歳とかだったと思う。近所に住んでいたからお葬式にも参列した。
交通事故だった。同級生が通りの向こう側の電話ボックスで遊んでいるのを妹が見つけ、それを追いかけて駆け足で横断歩道に飛び出したところ、走ってきた単車と衝突してしまった。
同級生も親御さんもすっかり気が滅入ってしまい間もなく一家で他所の街へ引っ越してしまった。
10年ぐらい過ぎて
地元
校庭の女の子の話【軽く怖い話①】
時を越えて
高校生の時、体育の授業で校庭グラウンドを走る女子を校舎の三階から眺めてたら1人倒れてしまった。救急車騒ぎになって、その子は亡くなってしまったと次の日に聞いた。心臓に持病があったが無理をしてしまったらしいと人伝に知らされた。倒れた場所には椅子が一脚置かれ、その座面や周囲に献花が手向けられていた。
卒業して数年が経ち念願の車も手に入れて、同じ高校出身の同級生と、出身校も地元も違う女のコ