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「6割でいいから」が難しかった転職4社目のHSS型HSP体験談

こんにちは。個性収集・研究家のおかゆです。
物事を深く考え、深く感じ取り、深淵にもぐっていくような探求を日々しています。

伝えたいことがあり過ぎて『もっと絞った方がいいのでは?』というアドバイスを先日頂きました。

🐧<いや、本当にそう思う…!!

人生で葛藤していたこと、乗り越えてきたことがたくさんあって複雑に絡み合っており、全部出そうとすると、note記事もまぁ長文になるのです。

今回はできるだけコンパクトに、かつ中身もある感じでお伝えしてみたいと思います。

テーマは

気付きすぎて、困ったこと

特に、HSS型HSPさん…洞察系HSPさんにあるあるなエピソードだと思います。あるいは、HSPのような敏感さではないけれども、全体像を知りたい人、細部にこだわりたい人。

どんなシーンで葛藤して、どのように乗り越えてきたか。
今も向き合われている方に向けて、お送りします。

5か月で退職した4社の経験について/音声👇



気付きすぎて、困ったこと

「そこまで気にしなくて良いよ」

今まで転職を4回経験し、11カ所以上のコミュニティに属し、直近6年間の中で300名以上の様々な職種・バックグラウンドの方とお話をしてきたなかで実感すること。

HSPという枠組みなしにしても、この世の中で
『全体像を把握したい』という人は、少数派な気がします。

私の付き合いが長い友人で、周りをよく見て発言/行動している人がいます。その人は、全体最適やベストを考えて、周囲に働きかけている。

周りに分かり合える人は一部はいるけれども、そこまで広範に見ている人は少ない、という肌感を話してくれました。

うん、私もそう思う。

私は今まで、会社勤めは4社を経験しました。

新卒で入社した、1社目での出来事。
チームのリーダーさんがとある事情で、1~2週間ほど変則的な勤務をされることになりました。

今までは社内にいて、いつでも相談することができたけれど、その期間はそうとはいかないのです。朝のミーティングにもいないので、私が仮のまとめ役&トップの上長に報告する役割を担います。

しかし…なにも引継ぎをされていなーい!!!
いつも出力してくるあのデータはどこに管理しているの?
これからはどのような計画で考えられているの?

伝わってませんよ~~

と、困る。

もしかしたら何か考えてくれていたのかもしれないけれど、何も言われず…
自分から聞きに行きました。

この時、直接的には言われなかったけれど

「そこまで細かいところまで伝えておいた方が良いの??」

と思われた気がします。

あとは、自分が2年目の時に、新入社員の方に業務を伝える場面で…
私は背景を細かく知りたいので、背景から伝えていたけれど、あれ、もう少しざっくりでも良かったかもしれない。

誰かに、なにかを伝える時に
「そこまではいいですよ」
という声が、いつも聞こえる気がする(実際は聞こえないけど)。


「6割でいいからやってみて」

こちらは、4社目のエピソード。
ご縁があり、創設数年目のベンチャー企業で勤めた経験があります。

当時の状況は「変化が激しい&スピード重視」。

もちろん仕事ですから誤りがあっていいということではありませんが、

『完璧は目指さず、6割を目指して』

ということは指摘されていました。

けれども、私はその6割が、わからなかったのです…

ECやクラウドファンディング、広報、マ―ティングの担当をしていました。進行中の複数のプロジェクトは独立したものでありながら、全ては関連しており、未来を考えて組み込んでいく必要があります。

けれども、私自身はまだ経験が浅く、KGIやKPIという概念は理解しながらも、どう目標設定し、どう進めていけばいいものか整理しきれておらず、パンクしていました。あとは、役職をいただいていたこともあり、責任を重く受け止め過ぎて身動きがとれなくなっていた。

自分がその部門のトップで、決める立場にある。
経営層に相談はできるけれども、専門分野は私が一番わかっていて、決断を下す必要がある。それに伴い、大きなお金も動く。

そんな状況もあって、6割も難しいし、人に任せるのが苦手で自分でやりすぎてしまうし、新しいことがどんどん増えて、未完了が積み重なっていきました。

そんな色んな積み重ねで、朝起きれない/PCを開くのが怖い/無気力…という状態になってしまいました。



ここからは、どのように乗り越えたか?をお伝えします。

気付くことは変えなくていい

大前提、「気付くこと」それ自体を否定する必要はありません。
多くの人が気にしないことに気付けることは、強みであると私は捉えます。
その気付いたことをどのように扱っていくか、という視点でお伝えします。

「そこまで細かいこと聞くの?」
「気にしすぎだよ」
「そこまではいいですよ」

という相手・状況に対してどのように対応するか。

状況が許すのであれば、全部把握する

相手が細かいことを聞いても答えてくれる人であれば、気になることは全部聞く。これは、時間や他の業務との兼ね合いもあるので、もちろん優先順位をつけながら。

あとは人に直接聞かずとも、自分で社内データをみることができるのであれば、自力で調べて確認しておきたいことは整理して人に聞く、というのもありだと思います。私はこちらの手法をよくとっていました。

私はストレングスファインダーという自己分析ツールでの才能の1位が「収集心」。収集心上位の方は、社内の「そんなフォルダあったの??」というような隅々まで把握していることがある…というのはあるあるエピソード。
私も時間が空いた時に社内データを探索して、チームメンバーに役立ちそうなシーンで伝えたことがありました。(システムエンジニア時代)


相手に合わせて情報量を調整する

「そんな細かい全体像は知らなくても大丈夫なので、今なにをやるか教えて下さい」

という方も多いと思います。そういった場合には、全体像はざっくり伝えて、今なにをするか、を伝えましょう。

そもそも初対面や関わり始めだと、相手がどんなタイプかもわからない…という場合もあると思います。そんな時は『あとから追加』方式が良いと思います。

・まずはざっくり伝える
・その後、気になることはありますか?と確認をとりながら、追加していく

これが効率的で、相手のニーズに合わせた情報を提供できると思います。

相手が自発的には求めてこないタイプであれば、その業務になれたタイミングで、新たなステップとして伝える…というのも効果的かと。

人は、生まれてから死ぬまで成長する生き物です。表面的には淡泊に見える方でも、どこか変化したい、という欲求が少なからずあるはず。外側からちょっとずつアプローチをしてみると、思わぬきっかけにもなるかもしれません。

意思疎通/共通認識

相談しよう

そもそもの「6割」というのも、その環境によって違うと思うんですよ…

なので、どこまでが6割なのか?を相談しましょう!

初めてのこと、今までにないプロジェクトであれば、その都度

「こういう流れでここをゴールにイメージしているのだけれど、これok?」

というのを、会社の方針を握っている人に相談すると良いと思います。
更に、期間や数値目標があると、客観的指標として共通認識を持ちやすいです。

忙しくても、週に1回は上長を捕まえて、現状確認できるように。


相談できない時は

「頭ではわかっている。けれど、相談してもしっくりこないし、そもそも相談できる状況じゃないんだ…!」

という場合は。

社内で信頼できる人に話してみましょう。

仕事というのは、スキルや経験も必要ですが
「やりたいという気持ち」「興味関心や情熱」
が原動力であると、私は考えています。

なので、その気持ちの面を支えてくれる人、共有できる人と話すことが、困難と向き合うための力になってくれるはずです。

もし社内で相談できる相手がいない…となった場合に、私の出番だと思っています。自分の感じていること、気持ちを出せる場所に、なれる。

当時の私はこんな状況でした。

・社内で心理面を相談できる相手がいない(そもそも社員数が少ない)
・些細なことに動揺しやすい
・4社目でこれで天職だ!と思っていたが、困難さに直面している
・初めてのことでハードルを感じているのか、そもそも苦手なことなのかわからない

こんな状況で、いっぱいいっぱいになり、落ち込み始めてから1ヶ月後に信頼しているコーチさんにセッションをお願いしました。言葉を受け止めてもらうことで、自分の状態を深く理解することができました。

ただ、当時の私の耐性領域…今ではレジリエンスという言葉も広まってきましたね。レジリエンス="困難をしなやかに乗り越え回復する力"がまだ鍛えられていない状態であったこと。また、心の安全基地が確保できていなかったこともあり、翌月にメンタルダウン。働けない状態になってしまいました。

4社目の経験から復活したお話はこちらに👇


あなたの気持ちを聞かせてほしい

あの時は、どういう行動をとればいいのか、自分でもよくわからなくなっていました。

・もっと頑張りたい、という気持ちもあったけれど、頑張れない
・なんだか居場所がない
・自分は仕事ができない人間なのだ
・会社を辞める、という選択肢も浮かばない

ぐるぐると、何をしたいのかわからず、抜けられない迷路の中にいる感覚でした。

その中でも、コーチさんとお話する中で

『人生の中で、かっこ悪くなる瞬間があってもいい』

と言ってもらえて。その時にはすぐに実行できなかったけれど、辞めたっていいんだ、と。それがお守りになってくれたシーンもありました。

結果、入社5か月後に退職することになりました。そもそも入社する時にもとてもハードルが高い挑戦をする心持ちだったので、挑戦したこと自体には後悔ありません。今では、会社に大きな貢献はできなかったけれど、少しの期間立ち上げに協力ができた。挑戦した自分を認めてあげたい、という気持ちです。人生に不要な出来事はないのだと、思っています。

そんな経験をしてきた私自身が提供できることとしては

➀自分の"安心"を見つけること
➁自分の才能を知ること
➂選択肢を知ること

これらを対話やワークを通じてみつけていくこと、です。

➀自分の安心を見つけること…居場所がない、理解者がいない、と感じていたら。実は気付いていないだけでいるかもしれないし、これから出会うのかもしれない。私がその一歩になれるかもしれない。

➁自分の才能を知ること…仕事できない、能力がない、ということはない。ただ、強みと弱みが環境にとって異なるだけ。何もできないと思っていた私が、自分の才能を認識することで自信を取り戻すことができました。


➂選択肢を知ること
…今の状況をどのように続けるのか、それとも別の選択肢があるのか。なにを目指していたのか?特に、➂に関しては一人だと視野が狭くなりがちなので、他者との対話によって広がる可能性が高まります。

どうか、今悩まれている方、先が見えなくなっている方を支える気持ちで、私がなにかのきっかけになれればと思います。


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それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
良きワーク&ライフを!


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