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オカシナハナシ

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記事一覧

きっと忘れる

眠っている体から抜け出して、
自身が希望する(魂の)世界に泳ぎだす。そこでは丁度良いモノ同士、自他の境界線が無くなり、液体のように形も無くなる。
消化してない、懐かしい匂い、辛い声、過去の嫌だった感情、誰だかもわからない幸せしかない光と影。過去や現在は知っているから何だかわかるけれど、きっと自分の脳に映っている95%以上は、わかりようもない未来だったり、他の誰かの過去や現在だろう。全ては100%

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*意識のアップデート

緊張感から解放される瞬間に
それは起こる率が高いらしい。

瞼は自動的に閉まり
意識が遠のいていく
これが私に与えられた身体だった。

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2018/5/9

40数年、それほど寂しかった記憶も無く、日々いろいろ忘れてきた。
どうやら私の運命は天涯孤独らしい。
節目(今、思えば)に占ってもらった事、3回。
3人がそれぞれに淡々と「天涯孤独」と言っていた。
実際にベタベタした家庭では育っていない。
もう30年ほど前、父が去った日のホッとした夜。
その10年後、誰の見送りも無く、着の身着のまま1人暮らしが始まった日、お鍋一つ無い1Kの真ん中で、背中に羽が生え

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WHY CAN WE LIVE TOGETHER?

夜更けに「お風呂に入らな」と、
点けたままのT V に目をやると、
暗めの美しい映像と軽妙な音楽に引き込まれて、途中ウトウトしながらも全部観てしまう。
奈落の底だろうシーンの直後に踊っていたり、淡々と流れてくる不条理や悲しみ。それを纏いながらも包み込む優しさも転がっていた。不幸の具合なんて本人が決める事。他人が気の毒に思っても意外と本人は受け入れてたりする。

決してイスラム教徒だけのものではなか

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こぼれた記憶

昨夜、地下鉄で「あやとり」の匂いがした。赤い毛糸で小さい人(きっと過去の私)の手で「川」を作る絵が見えた。
車内を見渡せば、疲れて眠る大きい人達、サンドイッチを食べる細身のオバサンが座っていただけだ。「あやとりの匂い」とは何だったのだろう。今日もやる事いっぱいなので、忘れてしまうかな。
#匂い #記憶

*眠りの世界でも生きている

夢の中で問題提起され、考えて、目覚めても考えが纏まらず、というか、上手な伝え方を考えて、起きたてなのに疲れ果てている事がある。 #自分会議

世の中では、20人くらい居たら一人だけ理解できないという事は多々あるけれど、いつも少数派が省かれるのは、民主主義では無いのでは⁉︎
完成へのアプローチは無数にある。王道を行く人があれば、それはその方に託して、こちらは別の方法を試してみたいのが今の気分だ。

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2017/10/6

2017/10/6

秋の日は釣瓶落とし。
久方ぶりに、(近場から)友、来たる。
すっかり紅茶の美味しい気温。
こってり MilkTea 2種のあと、
まだまだ飲める気がしたので、 #魚池紅茶 を引っ張り出して、 #下午茶
彼女とは、近くに居ても、お互い自分のペースが大事なので、そうそう会わないけれど、#お茶 を介さなくても、きっと友達になれただろうと思います。冷笑、嘲笑、シニカルは笑い話に、至って普通の日常の出来事

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2017/10/4

2017/10/4

中秋月

暮雲収盡溢清寒  

銀漢無聲轉玉盤

此生此夜不長好

明月明年何處看 

    蘇軾

日暮れの雲はあとかたもなく
清らかな涼気で溢れてる

流れる銀河に音もなく
玉の盆のような月があらわれた
     
限りある我が人生
いつも今宵のように素晴らしいとは限らない
         
この明月を来年は
何処で眺めることだろう
#中秋佳节

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