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妊活のための栄養【妊娠するために欠かせない3つの栄養素】

なかなか子供ができない…。

不妊に関する悩みは、
年々増加していると言われています。

統計では、

✅不妊に悩んだことのあるカップル:3組に1組
何らかの不妊治療・検査を受けたことがあるカップル:5.5組に1組

NPO法人Fineホームページ
https://j-fine.jp/infertility/about.html

いらっしゃるのだそう。


2022年4月からは
不妊治療が保険適応にもなり、

少しずつではありますが

不妊治療は一般的な治療になってきているのかなぁ

と感じます。


そんな、誰しもが
他人事ではない「不妊」について

栄養学的な面から
私がお伝えできることがあればと思い、

✅不妊とは?
✅栄養不足も不妊の原因になる!
✅妊活のための栄養

について解説していきます。



不妊とは?

そもそも「不妊」とは、

健康なカップルが定期的に避妊せずセックスを続けていても、 1年経っても妊娠に至らない状態

を言い、通常は

1年で約80%、2年で約90%

のカップルが妊娠する
と言われています。


不妊と言うと、
女性の問題と思われがちですが…
じつは男性が原因であることも。


WHOの1998年の発表によると、

✅不妊原因が男性のみにある場合が24%
✅女性のみの場合が41%
✅男女ともにある場合が24%
✅不明が11%

であるということです(⇓)

WHO(世界保健機関)の1998年の発表より作成

女性に不妊の要因があることが多い
(合わせて65%)
ものの…

男性がまったく関係ない
と言うわけでもなさそうですね。



不妊の原因

不妊の原因として考えられていることは、

✅結婚年齢の上昇
✅子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群、多嚢胞性卵巣などの病気の影響
✅ストレスなどによる 勃起障害(ED)

などがあると言われていますが…

妊娠自体が複雑なメカニズム!!

タイミングや確率もあるし、
原因をつきとめるのは難しい
とも言われています。


また、医学的には
まだまだ認知が広まっていませんが

栄養不足が不妊の1つの原因になる

という見解も増えています。


妊活のための栄養

妊活のためには
とくに3つの栄養素が重要です。


それは、

✅鉄
✅ビタミンD
✅副腎疲労

です💡

※副腎疲労は”栄養素”ではありませんが、妊活の栄養に関わることなので書かせていただきました^^🍀



妊活のための栄養①鉄

鉄は、
食べた物をエネルギーに変えるときに
必須の栄養素です。

人は、エネルギーが不足すると
生殖活動をストップして
まずは生命維持を優先します。

そりゃそうですよね😢💦
子供を産んで育てるより
生きることの方が重要ですから…。

つまり、鉄不足になると

鉄が不足→エネルギー不足→生殖機能の低下→不妊

という流れになるわけです😿


また、鉄は
子宮内の粘膜を作る働き
もあります。

子宮内膜はコラーゲンが豊富ですが、
コラーゲンは

鉄、たんぱく質、ビタミンC

で作られます。

これらの栄養素が不足すると、
子宮内膜が厚くならず
受精しても着床しにくい
のです。


このような理由により、

妊娠のためには鉄が欠かせない!!

と言えます^^


さらに、、、

フェリチン40ng/mlを下回ると妊娠が困難

Lancet.1991 Jun 22;337(8756):1554.

とする論文があったり、

フェリチンが10ng/ml以下になっている状態の場合、妊娠の可能性はほとんど見込めない

ふれあい漢方内科 院長 田中康文より

とおっしゃる先生も
いらっしゃるくらいです。


※フェリチンは、鉄不足の有無を確認する検査項目の1つ。

フェリチン値についてや
鉄不足を見極める方法については、
こちらの記事をどうぞ参考に✨(⇓)


鉄不足がないかどうか、
まずは確認してみてください💪



妊活のための栄養②ビタミンD

ビタミンDは、
骨を作るホルモンとして有名ですが
じつは妊娠にも大きく関連しています。


ビタミンDが不足すると、体外受精の妊娠率低下・習慣性流産の増加がみられた

Human Reproduction, Vol.33, No.1 pp. 65-80, 2018

という有名な研究があり、

妊活におけるビタミンDは
近年、注目されています^^🍀


また、

ビタミンD欠乏状態では、子宮内膜症や多嚢胞卵巣症候群など不妊症の原因となる疾患リスクが高まる

Human Reproduction, Vol.33, No.1 pp. 65-80, 2018

とも言われており、

ビタミンD不足は、二重の意味で
不妊の原因
になっていそうですね。



体内のビタミンD濃度は、
血液検査で測ることができます💡

✅体内ビタミンD濃度が「30ng/mL」以下

であれば、ビタミンD不足状態。

妊娠を望むのであれば、
「30~75ng/mL」が望ましい
と言われています。


女性のほとんどがビタミンD不足!
と言われていますから…。

一度検査してみてもいいかもしれません。


ちなみに…
2年前の私は、まさにビタミンD不足でした。

体内濃度が「17ng/mL」だったんですよね…。

あれから2年。
妊活をはじめて
2か月で妊娠することができました!

やっぱり栄養ってすごい!!


■ビタミンDについて(⇓)




妊活のための栄養③副腎疲労

副腎疲労とは、

慢性的なストレスなどにより、ストレスに対抗するホルモン(コルチゾール)の分泌量が低下し、ストレスに対処できなくなった状態

を言います。

副腎疲労の詳しい説明は
こちらの記事をご覧ください(⇓)


そして、なんと、、、。

副腎疲労が進むにつれ、性ホルモンの分泌が減る

ことがわかっています。(⇓)

抜粋:臨床分子栄養医学研究会ホームページ


性ホルモンが減るということは、
もちろん不妊に繋がりますね…。

原因不明の不妊は、
慢性的なストレスによる副腎疲労

の可能性もありそうでね😿💦


副腎疲労になりえる原因について
詳しく記事に書いているので、
ぜひチェックしてみてください。



まとめ

■「不妊」とは、健康なカップルが定期的に避妊せずセックスを続けていても、 1年経っても妊娠に至らない状態のこと。

■ 不妊原因は、男性のみにある場合が24%、女性のみの場合が41%、男女ともにある場合が24%。女性原因が多いものの、男性にも問題があることも。

■ 栄養面でいうと、「鉄不足、ビタミンD不足、副腎疲労」が不妊の原因になる可能性がある。

■ 鉄不足になると、生殖活動をストップするし、子宮内膜の厚みができにくく、妊娠しづらい。

フェリチン「40ng/ml以上」を目指そう!

■ ビタミンDが不足すると、体外受精の妊娠率低下・習慣性流産の増加がみられる。

■ 体内ビタミンD濃度「30~75ng/mL」を目指そう!

■ 原因不明の不妊の原因は、副腎疲労の可能性も。


不妊の原因は、さまざまです。

栄養不足だけが原因じゃないことも
もちろんあります。

とは言え…

栄養不足を解消することで
妊娠率が上がる!
と考えると、やらない手はない!!!

まずは現状把握のために
血液検査をしてみ
ることを
オススメします^^🍀


みなさんの健康と妊活を
心から応援しております🍀



参考文献

■ Lancet.1991 Jun 22;337(8756):1554.
■ Human Reproduction, Vol.33, No.1 pp. 65-80, 2018
■ 『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』 藤川徳美
■ はじめてとりくむ妊娠期・授乳期の栄養ケア 杉山隆・瀧本秀美
■ NPO法人Fine ホームページ  https://j-fine.jp/infertility/about.html
■ ふれあい漢方内科 ホームページ 
■ 臨床分子栄養医学研究会 ホームページhttps://orthomolecularmedicine.tokyo/rootcause/cortisolsteal/


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