木村おはぎ

人間関係、子育てなど。2児の母が綴るエッセイ。/フリーのライター・ブロガー/息子5歳・…

木村おはぎ

人間関係、子育てなど。2児の母が綴るエッセイ。/フリーのライター・ブロガー/息子5歳・娘1歳

記事一覧

私の周りに言葉が存在してくれるなら。(短文エッセイ)

言葉が好きだ。 なるべく多くの言葉にまみれていたいのだ。 それはライターなど、お仕事のことだけを言っているのではない。 休日に、溜まった積ん読本を1番上から取り…

木村おはぎ
10日前
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娘が、歩いたんだ。(エッセイ)

娘がついに、歩いたんだ。 自分の足で、歩き始めたんだ。 娘が歩いたということは、入園規定を満たしたので来月から保育園に通い始めるということだ。 娘が歩いたというこ…

木村おはぎ
2か月前
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「なぜ子育て中にイライラしてしまうのか」を考えるのにマインドマップが有効だった話(エッセイ)

私の今のシンプルな、でもなかなか深い悩み。 4歳息子・1歳娘に対してイライラしてしまう…! もちろんいつもそうという訳ではなく、幼い彼らに対しては「かわいい、かわ…

木村おはぎ
6か月前
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母性が弱いことがコンプレックスだった私の話(エッセイ)

※コロナ蔓延爆発により、当時2歳だった息子の保育園の学級閉鎖が続いていた2022年2月に書いた文章です※ 久しぶりに息子と朝から晩まで一緒に過ごすようになり、私の気持…

木村おはぎ
6か月前
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どこにでもいる普通の、私と母の話。(エッセイ)

※2021年にブログに書いていた文章を、その後少し編集・転載しています。※ 私と母は、そう頻繁には会わないけれど、時々会う。 世の中には、親友のように仲の良い母娘や…

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良い母親とは。(エッセイ)

※この文章は、息子が1歳だった2021年頃、初めての育児で悩んでいた頃に書いた物(後日少し編集)です。当時の私は「良い母親像」という自分で勝手に形作ったプレッシャー…

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私の周りに言葉が存在してくれるなら。(短文エッセイ)

私の周りに言葉が存在してくれるなら。(短文エッセイ)

言葉が好きだ。

なるべく多くの言葉にまみれていたいのだ。

それはライターなど、お仕事のことだけを言っているのではない。

休日に、溜まった積ん読本を1番上から取り出してめくってみたり、

誰にも言えないドロドロとした思いや悩みを真っ白な紙に書きなぐってみたりするのだ。

ときにはじっくり、自分と対話するのもいい。

それから子どもたちにゆっくり話しかけてみると、もっといい。

複数の人と話すの

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娘が、歩いたんだ。(エッセイ)

娘が、歩いたんだ。(エッセイ)

娘がついに、歩いたんだ。
自分の足で、歩き始めたんだ。

娘が歩いたということは、入園規定を満たしたので来月から保育園に通い始めるということだ。
娘が歩いたということは、数年後にはその足で大きなランドセルを背負って学校に行き始めるということだ。

立ち上がったけれどまだほとんど歩けなかった1歳4ヶ月。
(周りの子はみんな歩いている…娘も早く歩かないだろうか)

手を繋げば少しずつ歩けるようになった

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「なぜ子育て中にイライラしてしまうのか」を考えるのにマインドマップが有効だった話(エッセイ)

「なぜ子育て中にイライラしてしまうのか」を考えるのにマインドマップが有効だった話(エッセイ)

私の今のシンプルな、でもなかなか深い悩み。

4歳息子・1歳娘に対してイライラしてしまう…!

もちろんいつもそうという訳ではなく、幼い彼らに対しては「かわいい、かわいいねぇ」と愛でることも多いのだが。

それでも私の場合、いったんイライラし始めると、その状態が癖になってしまう。

そして完全に「ただ口うるさい、怒りっぽい人が日常的に家にいる」みたいになってしまうので、良くない。子どもたちにとって

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母性が弱いことがコンプレックスだった私の話(エッセイ)

母性が弱いことがコンプレックスだった私の話(エッセイ)

※コロナ蔓延爆発により、当時2歳だった息子の保育園の学級閉鎖が続いていた2022年2月に書いた文章です※

久しぶりに息子と朝から晩まで一緒に過ごすようになり、私の気持ちに不思議な変化が現れた。

ずっと、母性が弱いことがコンプレックスだった私は30歳になる一歩手前で息子を出産し母親になったのだが、以来、周囲のお母さんたちと自分を比べては

「みんな、なんか凄いな…私は母性が弱いのかな」と思うこと

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どこにでもいる普通の、私と母の話。(エッセイ)

どこにでもいる普通の、私と母の話。(エッセイ)

※2021年にブログに書いていた文章を、その後少し編集・転載しています。※

私と母は、そう頻繁には会わないけれど、時々会う。

世の中には、親友のように仲の良い母娘や、離れていても毎日のように電話をするという母娘が存在すると知っているが、私たちはそうではない。

私が仮に毎日母親と電話するとして、何を話せば良いのだろうか?

話題は尽きるし、沈黙だらけだろう。もしくは、間違いなくどうでも良いこと

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良い母親とは。(エッセイ)

良い母親とは。(エッセイ)

※この文章は、息子が1歳だった2021年頃、初めての育児で悩んでいた頃に書いた物(後日少し編集)です。当時の私は「良い母親像」という自分で勝手に形作ったプレッシャーに押しつぶされそうになりとても悩んでいて、心療内科に通ったほどでした。当時から2年たった今(息子4歳、娘0歳)でも、当時同様子育てなどで悩むことはありますが、大分肩の力を抜いて自分らしく、日々を楽しめるようになりました。この文章が、当時

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