木村おはぎ

子育て、人間関係など。2児の母が綴るエッセイ。/フリーのブロガー・ライター/息子5歳・…

木村おはぎ

子育て、人間関係など。2児の母が綴るエッセイ。/フリーのブロガー・ライター/息子5歳・娘1歳

最近の記事

娘が、歩いたんだ。(エッセイ)

娘がついに、歩いたんだ。 自分の足で、歩き始めたんだ。 娘が歩いたということは、入園規定を満たしたので来月から保育園に通い始めるということだ。 娘が歩いたということは、数年後にはその足で大きなランドセルを背負って学校に行き始めるということだ。 立ち上がったけれどまだほとんど歩けなかった1歳4ヶ月。 (周りの子はみんな歩いている…娘も早く歩かないだろうか) 手を繋げば少しずつ歩けるようになったが、まだハイハイが主な移動手段だった1歳5ヶ月。 (ちょっと待て、本当はできるこ

    • 「なぜ子育て中にイライラしてしまうのか」を考えるのにマインドマップが有効だった話(エッセイ)

      私の今のシンプルな、でもなかなか深い悩み。 4歳息子・1歳娘に対してイライラしてしまう…! もちろんいつもそうという訳ではなく、幼い彼らに対しては「かわいい、かわいいねぇ」と愛でることも多いのだが。 それでも私の場合、いったんイライラし始めると、その状態が癖になってしまう。 そして完全に「ただ口うるさい、怒りっぽい人が日常的に家にいる」みたいになってしまうので、良くない。子どもたちにとって、こういうのは本当に良くないと思う。 それで人知れずとても悩んでいた(いや、今

      • 母性が弱いことがコンプレックスだった私の話(エッセイ)

        ※コロナ蔓延爆発により、当時2歳だった息子の保育園の学級閉鎖が続いていた2022年2月に書いた文章です※ 久しぶりに息子と朝から晩まで一緒に過ごすようになり、私の気持ちに不思議な変化が現れた。 ずっと、母性が弱いことがコンプレックスだった私は30歳になる一歩手前で息子を出産し母親になったのだが、以来、周囲のお母さんたちと自分を比べては 「みんな、なんか凄いな…私は母性が弱いのかな」と思うことが多かった。 まずそれを感じたのは、息子が生後半年くらいのとき。 子育てサー

        • どこにでもいる普通の、私と母の話。(エッセイ)

          ※2021年にブログに書いていた文章を、その後少し編集・転載しています。※ 私と母は、そう頻繁には会わないけれど、時々会う。 世の中には、親友のように仲の良い母娘や、離れていても毎日のように電話をするという母娘が存在すると知っているが、私たちはそうではない。 私が仮に毎日母親と電話するとして、何を話せば良いのだろうか? 話題は尽きるし、沈黙だらけだろう。もしくは、間違いなくどうでも良いことですぐ喧嘩になるだろう。 今日は、そんな私たちが先日、約1年半ぶりに会ったとき

        娘が、歩いたんだ。(エッセイ)

          良い母親とは。(エッセイ)

          ※この文章は、息子が1歳だった2021年頃、初めての育児で悩んでいた頃に書いた物(後日少し編集)です。当時の私は「良い母親像」という自分で勝手に形作ったプレッシャーに押しつぶされそうになりとても悩んでいて、心療内科に通ったほどでした。当時から2年たった今(息子4歳、娘0歳)でも、当時同様子育てなどで悩むことはありますが、大分肩の力を抜いて自分らしく、日々を楽しめるようになりました。この文章が、当時の私と同じような新米親御さんなどのお役に立つかわかりませんが、もし立てば幸いです

          良い母親とは。(エッセイ)