見出し画像

【目印を見つけるノート】547. テーマを試す10年と喋るギター

ボブ・ディランさんのアメリカツアー、チケット発売中ーーとインスタに出ていました。
アメリカだけではないようです。
2021-2024と書いてあります。
『World Tour』ではなくて『World Wide Tour』と書いてあります。
Wide がついているので楽しみです✨

きのう、うちのばらが咲きましたが、暴風雨につきけさ写真を撮りました。鞆の浦という種類のオレンジのばらです。
夏の名残の一輪です。
風に負けなかったね。なでなで😊

今日は午後に出かけるので、午前中はのんびりと思っているのですが、なぜか、牛乳の紙パックで箱を作りたくなり、リサイクルゴミの日に出すものをもう一度洗って干しています。何をやっているのかしら。木工用のボンドはあるし、さて、どうしようか。調味料立てかなあ。完成してそこそこならお出しするかもしれません。

大学の頃、先輩が文庫本をティッシュボックスに収納していたのを見たことがあります。本棚にはすでに膨大な量の本がありましたので窮余の策のようでしたが、お上手だなと思いました。後年真似してみましたが、積んだら要塞のようになってしまって😓

見立てる、とか創意工夫というのはネットで調べればたくさん出ていますが、自分に合ったものは何だろうと創りながら考えるのも楽しいですね。

来週以降は忙しいのかなって思っていますが、忙しくなるとこういう「隙間」がなくなるのです。

この前ひとつお話を書きましたが、想定より長くなっちゃったなあ。スペース改行抜きで47,000字ぐらいでした。
今年はもうひとつ公開しようと思っています(連載のものはデフォルトで)。これからそれの元原稿をガチャガチャいじる作業に入ります。それは決めていたこと、既定路線です。あとは、来年公開するもののことをこの一週間ぐらいで考えようと思います。決まればね、調べて書くしかないですので。
来年の計画というものでしょうか。
「1年の計は元旦にあり」とよく言われますが、元旦にのんびり計画などできません。12月もたいてい大忙しですので無理。私の場合は11月ぐらいがゆっくり考えられるタイムリミットなのです。

決まったら資料集めというのがいつものパターンですね。

さて、杉本苑子さん(作家・故人)は賞で入賞したあと吉川英治さんに師事して、10年近く表に作品を出さなかったといいます。それをブレークしたのが『孤愁の岸』という、代表作のひとつといえる作品でした。杉本さんはその後もぶれることなく歴史小説を書き続けました。10年という「待機」の時間があったことはマイナスではなかったのだと私は思います。そして、書き手として何をテーマに据えるかというのは、人それぞれかと思いますが、杉本さんが歴史を選んだ理由は何となくですが分かるように感じています。

やっぱり、自分の決めたテーマをひたすら書き続けることが自分にとっては大事だと思うのです。質ももちろんですが、それなりの量も必要です。あちらこちらと目移りすることなく、どのような環境でも、そこが宮殿でも野原でも、ヴィクトリア朝のダイニングテーブルでも段ボール箱でも、書いて積み重ねていくということです。

そういえば以前、歴史小説を出された方と機会があってちょっとだけお話させていただいたことがありました。売り上げもよく続巻も出されていたのですが、「現代の小説が書きたい」とおっしゃっていました。「テーマを決める」と一言で簡単に言っても、個人的には紆余曲折がありますし、指向するものは10年ぐらい経たないと定めきれないこともあるのだと思います。

そのような意味でも杉本さんの姿勢には深く敬意を持って参考にしています。
精進、精進、精進。



今日もブルースを。
TAMPA RED『Kingfish Blues』

ジョージアで生まれてフロリダに行って、シカゴでレコーディングした方です。フロリダのタンパにいたからタンパ・レッドだそうです。くくりはシカゴブルースになるのでしたか。詳しくなくてごめんなさい。こういう時はレーベルとか、共演ミュージシャンを書かないと😓あ、Ma Rainy(かなり有名な女性ブルースシンガー)と共演していますね。
Wikipediaも日本語はないし、これぐらいで😅
ギターが歌ってるなあ、という印象を持っています。スライドギターも十八番ですよね。私はスライドギターの教則本で初めて知りました。この曲もギターが喋っているみたい。
喋っているように弾ける人って、実はそれほど多くないように私は思っています。上手い人は山ほどいますけれど。
私は特に喋るように弾ける方がこよなく好きです。

今日はそんなところです。
さあ、午後は熱を測ってマスクして出かけます✨
お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?