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映画三昧ジョーカー 続編やるからおさらい

ジョーカー2019年

この映画を観た時の衝撃は忘れられない。
DVDも購入して何度も観た。

バットマンシリーズのスピンオフか
くらいの認識だったが、
大きな間違いだった。
これはもう別物って感じだ。

アカデミー賞候補だったが
惜しくも獲れなかったのが残念だ。 

主演のアーサーを演じる
ホアキン・フェニックスの怪演が素晴らしい。
痩せて骨張った体型。短く吸った煙草。
心の病で市の福祉で
カウンセリングを受け薬を飲んでいる。
仕事はピエロ。
歩き方走り方までよくアーサーを
研究し作り上げている。
そして重低音チェロの効果がアーサーの
重い足取りと悲壮感と相まって一段と没入していく。
現実と妄想が入り交じっていて
見るものをアーサーの世界観へと誘う。

貧困や格差社会、治安などの問題を抱えた
ゴッサムシティで起こった小さな出来事が
キッカケとなり溜まっていた不満が弾けてゆく。
貧しくてろくに仕事もなくて
母親を養って自分も心を病んでいる。
謂われのない暴力、
仕事をクビになり、
信じたもの、期待したものは
すべて嘘でまぼろしでしかなかった。
「人生は悲劇じゃなくて喜劇だ」
「世の中みんな主観で見ているじゃないか」
ジョーカーになったアーサーの言葉だ。

最後にジョーカーが口ずさむのは
フランク・シナトラの「that's Life」
犯罪や殺人を犯すジョーカーの狂気が
どこかコミカルでもの悲しく思えるのは
きっとこの歌のせいだと思う。


そんなJOKERの続編の動画が公開された。
今回はレディー・ガガも出演する。
ということは、ハーレイ・クインとの恋バナか?
と予測しているが、
前作に負けない力強い作品を楽しみにしている。

ジョーカー フォリ・ア・ドゥ 10月11日公開

今回の映画のためにホアキン・ファニックスは
すざまじい減量をしている。
肋骨が浮き出るほどガリガリに痩せている。

レディー・ガガ演じる新しいハーレイ・クインも
どんな風に狂気に染まっていくのか楽しみだ。


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