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なぜ悲劇は繰り返されるのか?

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#人材育成

なぜ悲劇は繰り返されるのか? 第11章:他責習慣化が生む悲劇 ⑥

 私はこの現状を打破するためには“個別労働の尊重”と“最低限度の多角的な相互支援”など周囲からその人達にアプローチしていかないといけないと思う。

 例えば、ベーシックインカムの導入を検討するという話をしているが、それだけでは貧富の格差が更に広がっていくように感じる。私はこういう事態を招くことで“自分の税金をそういう人たちに使うな!”と反発の声が上がるだけではなく、“そういう人は実力でお金を稼ぐべ

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なぜ悲劇は繰り返されるのか? 第9章:矛盾した価値観 ②

 これは“いじめ”の原理とよく似ていると私は感じている。

 なぜなら、いじめも立場の弱い相手に立場の強い相手が暴力や言葉などで相手のことを痛めつける行動であり、集団からの排除行動心理が働きやすくなる。そして、いじめていることが先生などに分かると、こんどは内部告発をした人を探して、その人を次のターゲットにしていじめが始まるなどいじめをしている人は自分の行動に対してあまり罪悪感を覚えていない。

 

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なぜ悲劇は繰り返されるのか? 第9章:矛盾した価値観 ①

現在の日本における人材選択等の際に発言した人の価値観に違和感を覚えることがある。

 それは“私たちはこのメンバーでみなさんのお役に立てるよう活動していきます”や“私たちは能力の高い人を採用します”のように選ばれた人=自分たちの自信を持って選んだ人になっていることだ。

 もちろん、これらの人を自らの手で選んだことに対しては評価するべきだが、その先に目を向けてみるとかなり疑問に感じる部分も見えてく

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なぜ悲劇は繰り返されるのか? 第8章:日本における力関係の在り方 ②

私は今までにいろいろなアイディアや構想を作ってきているが、やはり無名だというだけで誰も相手にしてくれないし、自分の書いた構想案を相手に見せると“こんなの作ってもゴミになるだけだから(大手企業)の商品の方があなたの商品と比べて格段に良い”と言われることもしばしばだ。

 そう、日本というのはブランド力と認知度がないと何も始まらない“ブランド主義”の国なのだ。そして、多くの人が自分の買う商品も誰かが買

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なぜ悲劇は繰り返されるのか? 第2章:悲劇の方程式 ②

今の社会において情報というのはその人のイメージを形成する大事な判断材料になる。そのため、1つのイメージでその人の印象が変わってしまうことがある。

 このように表向きはきちんと機能している部分が視点を変えるとかなり改善する必要があることが多い。

 そして、私が問題視しているのは“個人の雇用機会の不平等”だ。これは、会社などの組織の上役たちが“この人は使えない”と思うと自己都合扱いで不当解雇して、

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なぜ悲劇は繰り返されるのか? 第2章:悲劇の方程式 ①

今の日本は“自分で他人の責任を負いたくない”という風潮が定常化していき、何かトラブルが起きたときには優越性が高い人・組織ほど自分の責任から逃げようとする。

 そして、相手が逃げたとしても警察や関係各所が個人に対して“この会社には勝てないので、ここは折れた方が得ですよ”と“無理に争わないで、泣き寝入りしてください”と言わんばかりの洗脳行為をする。その後、最終的には被害に遭った方が折れて、社会全体や

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