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よるのひとりごと

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徒然なるままに、日常や思ったこと、考えたことをゆる〜く書いていく日記のようなエッセイのような雑文のような。冷やかしでもいいんで読んでやってください。これでも文章を書く練習。気が向…
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2023年7月の記事一覧

人間関係を築く上で、僕は努力を惜しまない。

人間関係を築く上で、僕は努力を惜しまない。

年々、いろんな感覚が鈍くなってくる。生活のつらさ、苦しさ、心も体も蝕んでいくが、行くところまで行かなければ、気付くこともできない。どれほどに苦しくても、悲しくても、それが「日常」となってしまうのだから。もしかすれば「日常」って、「何かに鈍くなる」ということでできているのかもしれない。

大人になるたびに「また」という別れの挨拶が、社交辞令の色に染まる。特に何も考えず、「またね」と交わすだけの何も感

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東京での断想と群像

東京での断想と群像

やっと…スタート地点に立てた気がする。まるで生まれ変わったみたいに。熱い風と冷たい水が肌に突き刺さる。これからどうしよう。どうしていこう。そんなことばかり考えていた。

頑張ってもうまくいかない街。それが東京である。ときどき、息が苦しくなる。「大学卒業したら東京で一人暮らししたい」とか「東京」に憧れを持つ人が多い。だけど

そんなに東京っていい街かしら。

僕はときどき、東京に住んでいる自分が少し

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後輩がうつ病で退職した。人間は「いつか」で関係を築いていくものだ。

後輩がうつ病で退職した。人間は「いつか」で関係を築いていくものだ。

会社の後輩がうつ病で退職した。

「○○くんがうつ病になって1ヶ月休職になった」

無味乾燥なメールでそれを知る。また1人、僕の前から姿を消した。可愛がっていた後輩なだけに、なぜあのとき助けることができなかったのかと思うと、身体の水分が一気に引いていった。脳髄の乾きを水で満たそうと思っても、呆然と立ち尽くすのみであった。考える葦にもなれなかった。人との関わっていると絶望の瞬間を目の当たりにし、他人

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人との思い出は匂いとして残る。

人との思い出は匂いとして残る。

雨上がりのアスファルトから鼻腔をくすぐる懐かしい匂いがした。

鬼ごっこしながら帰った小学生の頃。好きな女の子と一緒に帰った中学生の頃。渋谷のタワーレコードで好きなバンドの新譜を買うために走った高校生の頃。飲みすぎて酔っ払って帰った大学生の頃。色々な出会いの中でその中にはいつも自分がいた。無邪気に笑っている自分。真面目に取り組もうとする自分。他人から言われたことに従おうとする自分。またそれに反発し

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