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よるのひとりごと

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徒然なるままに、日常や思ったこと、考えたことをゆる〜く書いていく日記のようなエッセイのような雑文のような。冷やかしでもいいんで読んでやってください。これでも文章を書く練習。気が向…
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2023年1月の記事一覧

スローライフな読書

スローライフな読書

久しぶりにスローライフな読書体験ができた。

先日の休み、学生時代によく行っていた新宿の喫茶店に行っていた。

新宿三丁目にある「珈琲貴族 エジンバラ」というお店だ。

読書するときはどこかカフェですると決めている。

仕事で慌ただしくしている僕にとって、1分1秒でも自分の世界に浸れる時間が欲しかったのだ。

読書するとき、まとまった時間がないとできない。今日がその時だと思って思いっきり読書した。

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「若者の読書離れ」ではなく、「大人が読まなくなった」だけ

「若者の読書離れ」ではなく、「大人が読まなくなった」だけ

書店が閉店するニュースを見る度、「紙の本は売れなくなった」「本を読む人が減った」「若者の読書離れ」と、槍玉に挙がる。

ちょっと待った。

書店の閉店と「本を読む若者が減った」を結びつけるのはまだ早い。

「本を読む若者が減った」のではなく、「大人が本を読まなくなった」だけなのだ。電車に乗ってるとよくわかる。みんなスマホ見ている。

昔は数少ないエンタメの一つとして読書があって、本を読むことは数少

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あのとき、あの日、聴いたあの音楽

あのとき、あの日、聴いたあの音楽

10年前、学校終わりの放課後、好きなバンドの新譜が出ると知った僕は、真っ先にタワーレコードで買う。コンポ(僕の世代はギリコンポだった)で聴くのが楽しみだった。1曲目から順番に聴く。歌詞カードを開いて歌詞の意味を考えたりするのが好きだった。

高校生のときは狂うほど邦ロックにのめり込んでいた。

このとき聴いていたバンドといえば

・サカナクション
・9mm Parabellum Bullet
・相

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若いうちからいろんな大人に出会った方がいい話‐成人の日によせて‐

若いうちからいろんな大人に出会った方がいい話‐成人の日によせて‐

新成人のみんな、おめでとう。
若い人をみるとなぜか期待をよせてしまう。自分が年齢を重ねてきたからか、年下の後輩を可愛がるようになった。今の自分にないキラキラとした姿がそこにあるからだ。

そんな新成人に贈りたい言葉がある。

「滄海の一粟」

大海原に浮かぶ一粒の粟にたとえて、人間というのは宇宙規模で見ればちっぽけな存在であるという意味だ。いうまでもなく、中国の故事成語だ。なぜ中国の故事成語はこん

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親友の遺灰をもって放浪の旅に出るOLの話がおもしろかった。【マイ・ブロークン・マリコ】

親友の遺灰をもって放浪の旅に出るOLの話がおもしろかった。【マイ・ブロークン・マリコ】

偶然の世界に人間が何を求めたって、無関係なのだ。

明日楽しみにしてる行事の敢行を願って、てるてる坊主をつるしたって雨は降る。理想の結婚相手を思い描いても所詮赤の他人。たまたまそこに現れた人との縁があって永遠の愛が結ばれただけ。すべての偶然は授かりものなのだ。それを活かした人が当たりを引くのである。理想を忘れずに我が道を進みたいのだけれど、そうはいかない。

元日、僕は冷やかしに家電量販店に初売り

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