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ホットワインも研究したり。

どうも、最近注目のチョコレートフォンデュ研究所で所長をしております、のりまきです。


ソロキャンプにて、日が暮れてきてから次はこちらを研究することにしました。
その名もホットワイン
探究心をソロキャンプで爆発させてます。

ホットワイン…。
ちなみにあんまり飲んだことがない。
友達のポン子さんに聞くと、「ホットワインと言えば花見」らしい。
へぇ。
花見でホットワインか。
さすが、おしゃれ元東京人だけある。
私は夜店が出てるような場所で花見をしたことがない。
私がホットワインを飲む時…。
思い出した。
大阪梅田のスカイビル下で毎年やっていたドイツからやってくるクリスマスマーケットの時だ。
おしゃれ大阪人感あるイベント。
コロナ禍前は毎年やっていて、必ず行っていた。
寒いから温かいものを飲みたくなるのと、その年その年で限定のクリスマスのマグカップに入れてもらえることもあり、ドイツではグリューワインという名のホットワインを頼んで飲んでいた。


クリスマスマーケットにまた行きたいし、なんなら現地で味わいたい。
そういえば海外でホットワインを飲んだことがない気がする。寒い国をあまり旅しないせいもあるのかも知れないが。
なので、私の知るホットワインはスカイビルのクリスマスマーケットで飲むあのホットワインしかないので、それをイメージしつつ、私好みの甘めで飲みやすいものを目指したい。

実は、キャンプでのホットワイン作りに向けて、家で何回も研究を重ねていた。
KALDIで買ったサングリアを温めてみたり、わざわざリオハのワインを使っていちごジャム、マーマレードジャムのどちらがベターかを毎晩探っていた。


ある程度自分の好みを掴んだ上でキャンプ地で仕上げることにした。
ちなみに白ワインでもマーマレードと蜂蜜を混ぜて試してみたが普通にイケた。
あまり白ワインのホットワインというものがポピュラーなのかそうでないのかは分からないのだが、何となくホットワインは赤ワインなのだろうか。色が綺麗だしな。
ソロキャンプに持ち込んだワインは、小瓶のボジョレー、赤ワイン。
理由はお手頃価格のお手頃サイズだったため。色々手を加えるのだからまあそんなもんで良い。

私はビールやお酒はあまり酔わずにガンガン飲めるのだが、ワインだけは不思議と眠くなる。
話はいつものごとく脱線するが、海外、主にフランスやスペインなどで明るいうちからワインを飲むと美味しくてガブガブと飲み過ぎてしまうのだが、日本で飲むと不思議とそんなに飲めない。
スペインを800km歩いて旅した時、リオハ州の葡萄畑を歩き続けたから耐性がついたのだろうか。
途中、蛇口をひねれば赤ワインが出るイラーチェという場所に午前中に立ち寄って水筒に入れて飲みながら歩いた記憶。

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スペインでは美味しくてついつい毎日ワインを水のごとく飲んでいたが、何が違うのだろう。
旅先のシチュエーションが関係しそうな気がしつつ、ソロキャンプで夕方から眠くなると大変なのでちょびっとずつ試すことにした。
さて本題。

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こちら。
ハチミツとマーマレードジャムと、家で自分なりに調合してきたシナモンとジンジャーをミックスしたスパイス。
では、琵琶湖にお供えしてから実験開始。

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まず、たまたま転がっていたコンビニで買って飲んでいたホットの午後の紅茶レモンティーの残りに、赤ワインとマーマレードを混ぜて温めてみた。
間違えて私の好物「にんにく旨塩」が写り込んでしまったがホットワインでは使用していないのであしからず。
ホット用のペットボトルは、キャンプ時は寝る時に湯たんぽとして活用することにしているが、それまでの間はワインレモネード(レモンティーとワインのカクテルはそう呼ぶらしい)を入れてちびちび飲む用にした。
ワインレモネードが非常に飲みやすくて、甘くて美味しい。
レモンティーのレモンとマーマレードの柑橘のテイストがなかなかいいハーモニーであった。
赤ワインのレモンティー割り、いわゆるワインレモネードは、これからも家でちょっと飲むのに良さそうである。
大発見であった。


いよいよ日が暮れたので赤ワインを温める。

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こんなふうに沸騰させすぎないようにするのがコツらしい。アルコールが飛んでしまう。
コツを華麗に外している私ではあるが、気温1℃なので、沸けるだけ沸かしたい思いが強まってついついこうなってしまった。
暖を取ることを最優先したホットワイン作りである。許してほしい。
そこに、シナモンとジンジャーをパラパラ入れて良い香りを漂わせる。
それからハチミツとマーマレードを適当に。
今回はマーマレード控えめのハチミツ多めで。
ジンジャーが効いていて、体がぽかぽか温まる。
本来はあまりホットワインにジンジャーは入れないらしく、クローブとやらいうスパイスを入れるのがポピュラーらしいが、クローブなのかグローブなのか分からないのでジンジャーこと生姜でちょうど良かった。
生姜がキツイとピリピリするところをハチミツ多めにしたのでまろやかになった。
大成功。
なかなかやるな、私の調合。



静かな夜にホットワインを飲みながら、ベネディクト・カンバーバッチの映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」をタブレットで見た。
ホットワインに合う映画だった。

なるほど、いかにもアカデミー賞にノミネートされそうな映画。
同じくアカデミー賞の「ブロークバックマウンテン」のような世界なのかと思いきや、ええ!そんな話、震える、というラスト。
キルステン・ダンストからええ感じの中年女性感が出ていて、いい歳の取り方をしているなぁと年齢を調べたら自分より歳下だった。
どうでもいいが最近こういうことがよくある。
他所の子はあっという間に大きくなると言うが、自分より歳下のハリウッドスターたちもあっという間に中年になっているものだ。
ベネは私の一歳上で、なぜかほっとした。
映画のせいで、自分の指にささくれができているのがとても気になって、厳重に絆創膏を貼って寝ることにした夜であった。
またも脱線、猛スピードで閑話休題。

そして、持ってきすぎたシナモンとジンジャーのミックススパイスとハチミツは、フードロス撲滅活動の一環として、ちゃんとチャイにそのまま使えたので無駄なく私のお腹の中におさまった。
残り物を持って帰らずに何かに使い回せるかどうかもソロキャンプのメニューを考える上で重要だ。こういう応用が上手くできた自分にすごくシビれる時がある。
我ながらナイスだった。
ホットワインで乾杯だ。

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(ヘッドライトの明かりが、私のキャンプの相棒キューバから連れ帰ったゲバラのマグにスポットライトのように当たって輝きを増している図。いちごジャムを却下してマーマレードを持ってきておきながら、チョコレートフォンデュでちょっとだけ残しておいたイチゴと一緒に飲む人。)


これからもしかすると私は、「ホットワインと言えば…キャンプ!」と最初に思うようになるかも知れない。
それはそれで良い。

でも、またクリスマスマーケットで寒い夜にクリスマス限定のマグカップでホットワインを飲みたいものだなぁとも思っている。

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こちらは、スカイビルのドイツ・クリスマスマーケットの写真。
3つセットでスタッキングできるマグカップのサンタの胴体部分と脚部分のマグカップが、4年前の大阪北部地震で割れてしまったのが残念だけど、またクリスマスマーケットでグリューワインを飲んで買い足したい。

春もすぐそこなのに、突然のクリスマス感。
まだ寒いからちょうどいい。
今日もまたホットワインを飲みながら。



ソロキャンプの話はこちらにまとめています。




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