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ホワイト小企業の作り方

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エリート銀行員から全くの異業種である造園会社を起業した社長の話をまとめました。
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#庭

第6話 僕が起業するまでの話(1) 両親の破産宣告

第6話 僕が起業するまでの話(1) 両親の破産宣告

「なんで大手銀行をやめて造園会社を起業されたんですか?」

と良く聞かれる。

その質問には、いつもだと、「銀行を辞めよう」と思ったあたりからお話をさせていただくのだが、その根っこにあるのは、やはり、育ってきた経緯が背景にあるので、そのお話をしてみたい。

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第13話 僕が起業するまでの話(8) ベンチャー企業への転職

第13話 僕が起業するまでの話(8) ベンチャー企業への転職

30歳前後のときに日本銀行、日本興業銀行、住友銀行といった日本の主要銀行の幹部候補生が集う合宿に派遣されたり、約1か月におよぶ新人研修の講師に派遣されたりと、人事部にも目をかけていただき、サラリーマンとしては十分過ぎる、順調な路線を歩んでいたと思う。

ただ、銀行員としては、ど真ん中の路線に乗った一方で、逆にうまく行けばこの辺まで行けて、悪くてもこの辺りと、40歳代、50歳代の自分のキャリアの幅が

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第20話 「見よう見まね」が招いた会社の危機、社員に与えた選択肢は

第20話 「見よう見まね」が招いた会社の危機、社員に与えた選択肢は

何枚チラシを配れば何件電話がかかって来るかを計算できるようになっていたので、社員を5名、10名と増やし、やがて20名以上の社員数になっていった。

もともと、ひとりでも多くの方にこのやりがいのある仕事にチャレンジしてほしいと考えていたので、社員増員だけでなく、創業4年目には人材育成の講座を開講していた。僕が講師をさせていただき、合計100人以上の卒業生を輩出している。

ただ、会社経営は、そう易々

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第21話 成功する会社は「集客」と「人」を大事にしている

第21話 成功する会社は「集客」と「人」を大事にしている

前回までは、私の起業してから現在までに至るまでの過去編として、第20話までお付き合いいただき、ありがとうございました!

次の章として、今日からは、18年間、小企業の経営者をやらせていただいてきて、今行き着いている「ホワイト小企業の作り方」についてお話させていただければと思います。

色々な切り口があると思いますが、根っこは何かと考えてみました。

「一緒にいたいと思われること」

ではないでしょ

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第23話 社員に話を聞いて欲しければ、信用残高を積むこと

第23話 社員に話を聞いて欲しければ、信用残高を積むこと

前回は、従業員の方に長く会社にいていただくには、「一緒にいたいと思われること」がポイントであると話をしました。「一緒にいたいと思われる」ための1つは、「自分(従業員)に関心をもってくれる人」であることだとお伝えしました。

こうお伝えすると「従業員の方と話をよくすることでしょ?」となります。

もちろん、そうなんですが、その「話の順番が重要」です。

僕がそうでしたが、まずは「どういう会社にしたい

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第24話 悲壮感の漂う上司になっていませんか?

第24話 悲壮感の漂う上司になっていませんか?

教育コストを考えると、何度も従業員が入れ替わるより、ずっといてもらった方がいい。

【一緒にいたいと思われるリーダーの条件】
・自分 (従業員)に関心を持ってくれる人
・向上心をもって実践している人
・見合った報酬をくれる人

社員に会社にずっといてもらうには「一緒にいたいと思わること」が大事で、そのための1つに、リーダーは「向上心をもって実践している人」であった方がいいとお伝えしました。

振り

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第25話 成功する報酬制度は「社員をよく見ているかどうか」

第25話 成功する報酬制度は「社員をよく見ているかどうか」

【一緒にいたいと思われるリーダーの条件】
・自分 (従業員)に関心を持ってくれる人
・向上心をもって実践している人
・見合った報酬をくれる人

従業員に長く会社にいていただくには、「一緒にいたいと思われること」は重要であり、その1つに「働きに見合った報酬をくれる人」であることをお伝えしました。

僕は、銀行を退職後、ベンチャー企業に転職し、2年半で10人から100人になる会社のナンバー2を経験させ

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