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【映画】幸せってなんだろう

幸せとは、と考えてしまっているの、昨日見た映画の影響をもろに受けていますね。

すいません、話変わるんですけれど、私自分が使っている言葉の使い方が合っているかよく調べるんですよね。これは、子どものときに言語訓練に通っていた時からの習慣だとは思うんですけど、それでさっき「もろに」を調べたら標準語じゃなくて名古屋弁でした。今日一番のびっくりです。
標準語じゃなかったのね。ちなみに、標準語だと「まともに」「直接」「完全に」あたりが該当するみたいです。


映画「モニタリング」

話を戻して、昨日「モニタリング」というドイツ語の映画を見ました。タイトルからして監視社会の話なんです。大学生のときに監視社会をテーマにしてレポートを仕上げたところ、教授からお褒めの言葉を貰ったことを思い出しました。

※以降、ネタバレあります

この映画が、説明の少ない映画でよく分からないものでした。視聴後に、この映画のタイトルと「解説」を入れて検索にかけたくらいです。


視聴後もすっきりしないなあと思っていたけれど、ネットの記事を読んで更に憂鬱になりました。

主人公である男が、ライフガイダンス(勝手に心のケアをしてくれる業者)の本社に忍び込んで映像を見るシーンがあって、そこで流れている映像にどういう意味があるのか分からなかったんですけど、どうやらそれは消された彼らの過去だったらしいと調べて知りました。

ちなみに主人公には、妻と、小学生くらいの息子(まだ小さい)がいます。

しかも、その過去というのがなかなかのトラウマレベルのもので、内容が、息子が弟(妹)を殺してしまい、妻も主人公の知らないところでそれを容認していたという過去でした。

そう、過去を何回も消されて再編集されているらしいんですけど、その過去を消すシーンが一度もなかったから、分かりにくかった。

それで最後にはなぜか過去を知ったはずなのに主人公は、妻に「愛している」と伝え、息子とも三人で仲良く遊ぶわけです。いや、どういうこと?

あんなに監視社会に懸念を抱いていた主人公だったのに、全てを受け入れることにしたのか、それともまた過去を消されて再編集されたのか。

この映画の怖いところが、最後は主人公の表情を写して終わるんですけど、その彼の表情が全然幸せそうに見えなくて怖いんですよ。


恵まれているから幸せとは限らない

映画の主人公はエリートで、豪邸に住んでいるし、美人な妻もいて夫婦仲も良く、まさに人生大成功だと形だけ見れば言えるんですよね。それなのに、作中で主人公は全く幸せそうな素振りは見せてはいなかった。

幸せというのは結局は心の持ちようなんだろうなと思いました。

その人次第で幸せにも不幸にもなれる。周りが良い環境に恵まれているからといって、本人が何かに疑問を抱いており幸せではないと判断してしまえば、幸せではないことになる。

幸せってなんだろう。映画を見るに、プライベートに踏み込まれ管理されてしまうという状態が、「安心・安全」を作り出すはずの監視社会が生きていく上での「安心・安全」すなわち心の拠り所を奪ってしまったのではないかと思う。

どのような環境におかれていたとしても、自分がそこに安心を感じなければ、分かりやすく言い換えれば何かを不安に思ったり精神が不安定だと幸せを感じることは難しいのだなと思います。

当たり前のことと言えばそうなのだけれど、これはすごく自分にも当てはまっているなあと思って。何かを不安に思っているときは精神状態も落ち着かないし、そんなときに幸せを感じることはできない。

美味しいごはんを食べている時は幸せになれるというのであれば、それはそのときはアドレナリンでも出てそれまで抱えていた不安がそのごはんを食べているときだけ吹き飛んだというだけの話だ。だからこそ、帰宅すれば再び同じような状態に陥り、あれ美味しいごはんを食べてきたのに心の状態は何も変わっていないと不思議に思うことになる。

やっぱり根本にある不安を取り除かなければ幸せを感じるのは難しいのかもしれないと思って、少し落ち込みそうになっています。

逆に、小さな幸せを積み重ねてゆく中で、不安や頭の中で考えていたことが小さくなっていつかは消えてくれたら良い。


今回はここまで。読んで下さりありがとうございました。では、また。









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月島のん
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