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文章かきかき

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今後文章のエッセイなどはこちらでまとめていこうかと。
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15年前の私に手紙を書くとしたら

15年前の私に手紙を書くとしたら

ちょうど15年前のこの季節、私は学校へ行けなくなってしまったのですが。

なんだかんだ言って15年という月日は長いようで短かったように思います。

「不登校」にならないために、自分の心を守るためにその当時、私がこうしていたら、ああしていれば、なんて“たられば”はいつの間にかなくなっていて。

結局生きていくということは、挫折と妥協の連続なのかもしれない、と思う今日この頃…少しは大人になったのかな?

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「おんぷちゃん」と素直に言えたなら

「おんぷちゃん」と素直に言えたなら

幼稚園に通っていた頃、毎年仮装大会みたいなものがあった。

当時、「おジャ魔女どれみ」がすごく流行っていた頃で
女の子たちはみんな「おジャ魔女どれみ」の変身後の衣装を着たいと言っていたという。

私はおジャ魔女どれみの中では「おんぷちゃん」という紫の女の子が好きだったらしく、確か当時も「おんぷちゃんの衣装が着たい」と思っていたと思う。

でも、おんぷちゃんは幼稚園の女の子の中でも大人気のキャラクタ

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ただ、そばにいてくれた人

ただ、そばにいてくれた人

日々の中で、ちょっとした「ありがとう」の言葉を交わしたり、「今日は寒いですね」なんて会話をした日は、私は気分が良い。

「きっと人間って、何気ない会話で成り立っているところがあるんだろうな」
そう思った時、ふと忘れかけていた時間を思い出す。

✳︎ ✳︎ ✳︎

中学生の頃。秋に不登校になって、何もできない冬を越し、少しずつだけれど回復してきた春の時、私のお家にその人はやってきた。以来、毎週その人

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何もしないであげる

何もしないであげる

ある日、私が一駅分だけ電車に乗って少しお出かけした時のこと。

後ろからおばあさんが乗ってきた。その方は身なりもしっかりとしていて、ちょっと品のあるような感じを私は覚えた。ただ、片足が悪いのか少し不自由そうな歩き方をしていた。

電車は座席が空いていなかった。おばあさんは私の隣に立った。全然知らない人だけれど、私はおばあさんが転ばないか少し不安だった。背の低いおばあさんは吊り革にぎりぎりつかまって

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学校に行けなくなってから半年、ベランダから見た景色。

学校に行けなくなってから半年、ベランダから見た景色。

私は中学一年生の秋からまともに学校に行けなくなってしまいました。
いわゆる「不登校」という状態でした。

このことについては以前、「拝啓、十五の君へ」というエッセイ漫画で触れたことがありました。

ただ、私の場合その時の中学生からの状態はただの「不登校」という状態ではなく、のちに今現在でもお付き合いすることになる持病の始まりだったのだと認識しています。

当時とても、とても辛かったです。
昼夜逆転

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それが、「私」

それが、「私」

最近全く更新してなくてすみません。

ずっと自分が発信したいことは何なのか、どこまで自分をさらけ出していいのか、悩んでました。

でも今までのnoteの記事を見返していたら、「ああ、私ってこんなにみっともないし情けないところもあるけど堂々としている…そっか、それが私なのか!」

と急に吹っ切れまして。

また少しずつ、動いていこうと思います。

眠れない夜に寄り添うものは…

眠れない夜に寄り添うものは…

久しぶりのnoteです。

ここ最近フォローしていただいたり、嬉しい気持ちもありつつ更新できずでなんだかもどかしく思っていました。

ずっと何か更新しようとネタを考えてみたりはしていたものの、詳しい事情は差し控えますが、精神的な不調が続き、SNSを控えたりなるべく刺激のないよう過ごしていました。

さて、本題です。

皆さんはスッと眠れない時、どのように夜を過ごしますか?

ぼーっとスマホを眺めて

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