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随筆

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#音楽

詩的に説明します!【なかがわよしのの61曲カヴァー企画】について!

詩的に説明します!【なかがわよしのの61曲カヴァー企画】について!

これらの曲はわたしの血であり骨だ。青春だったかもしれない。でも、今も春っぽい青のなかを全力失踪している、孤独。上から影響を受けた順番。できるだけカッコつけて選んでいない。純粋に人生に影響を曲を選んだ。だから若い頃によく聴いたダサい選曲が多いけれど、誰だって青かったし、今だってそうかもしれないんだ。思春期から革命期、闇期や激躁期を越えて現在へ。音楽は鳴り止まないし、なんならわたしが鳴らして見せるさ。

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カネコアヤノ『ラッキー/さびしくない』/音楽レヴュー

カネコアヤノ『ラッキー/さびしくない』/音楽レヴュー

デビュー当時からは想像できないほど、すくすく育ちましたね。屈辱や失敗や悔しさがあったことは想像できる。色気は間違いなく大人のそれ。『ラッキー』はこのままでも好きだし、ダブアレンジも聴きたいと思わせられた。『さびしくない』はそのフレーズを連呼するところにせつなさを感じた。多分、さびしいとさびしくないの狭間の叫び。新しいフェーズに入ることを予感させるバンド・サウンド。まだまだ遠くに連れて行ってくれよ。

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Knosis『THE ETERNAL DOOM』/音楽レヴュー

Knosis『THE ETERNAL DOOM』/音楽レヴュー

「これが最前線のサウンドなのか?」そんなこと、知ったことではない、関係ない。金勘定も憂鬱も暮らしの果てにあるものも、すべてぶっ飛ばしてくれる!それで十分だ。これ以上の幸福があるのなら教えてほしい。あらゆる音楽ジャンルの要素を感じさせるが、誰にも似ていない。演奏力も別格で突き出ている、説得力◎。ノイズも轟音もデスボイスも美しく、超*透明。あまりにきれいで涙が心の傷に染みそう。泣いてもいいですか?

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コンテンポラリーダンス、わかんねえよ!

コンテンポラリーダンス、わかんねえよ!

【公演名】
Choreographers2023松本公演
2023年12月8日(金)19:00

【内容】
コンテンポラリーダンス作品が4作楽しめるイベント

【行った理由】
①友人が上演前のプレトークに出るから。
②その友人の奥さんが上演される1作品に出演するから。

【総じての感想】
わからないままでいいこともたくさんある。わからないままで生きている節も大いにある。だから、それでいいんだと噛み

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使命は音楽を鳴らすこと。

使命は音楽を鳴らすこと。

❏ライブレポート
ZAZEN BOYS/長野クラブジャンクボックス

序章~今夜も泣けなかった~

泣けない自分が情けなかった。手も足も出ない自分が悔しかった。だからこそ、わたしは書き続けることで戦っていくんだと決意した。

久しぶりの再会と初の対面

2023年11月16日木曜日、午後7時に開演。定刻通りに登場したメンバー4人を目撃した時、静かにわたしは興奮。ライブ参戦人生で、初めて最前列で陣取

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凄まじい人間、彼の名は鳩山浩二。

凄まじい人間、彼の名は鳩山浩二。

昨日、ネオンホールで見た鳩山浩二さん、素晴らしかった。そして今この瞬間も素晴らしい。鳩山さんって誰? って人もいるかもだが、わたしが紹介するのもおこがましい。わたしは昨日、目撃したことをお伝えすることしかできない。

昨夜は鳩山さんのライブ観賞3回目だったわけだが、1回目同様、ド*度肝を抜かれた。人間味の匂いが立ち上がってくるリアリティ。にじみ出すユーモア。体内に巡る血はきっとファンキー・ブラッド

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妻にとっては、どーでもいい話。

妻にとっては、どーでもいい話。

カマシ・ワシントンと去年の夏に出会って、ずっと飽きずに聴いているわけですが、名盤(「お前が言うな」)『HEAVEN AND EARTH』(2枚組/2018年)に隠しディスクがあることが判明。ファンの方からしたら「何を今さら」と笑うのでしょうが、CDジャケットは棚に大事にしまって、車にディスクを積む主義のわたしは、気づきませんでしたよ。たまたまアマゾンで「『HEAVEN AND EARTH』数量限定

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