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凄まじい人間、彼の名は鳩山浩二。

昨日、ネオンホールで見た鳩山浩二さん、素晴らしかった。そして今この瞬間も素晴らしい。鳩山さんって誰? って人もいるかもだが、わたしが紹介するのもおこがましい。わたしは昨日、目撃したことをお伝えすることしかできない。

昨夜は鳩山さんのライブ観賞3回目だったわけだが、1回目同様、ド*度肝を抜かれた。人間味の匂いが立ち上がってくるリアリティ。にじみ出すユーモア。体内に巡る血はきっとファンキー・ブラッド。セットリスト/ライブの構成はきっと綿密に、繊細に考えられて構築されたものに違いないが、ご本人は感覚的にやっているのかもしれない。だとしたら、もっと末恐ろしい。偶然に生み出される芸術ほど美しいものはないんだ。その美しさ、人間というおかしみの裏に隠れているが、演奏が尋常ではなく、うまい。ギターはもちろん、歌声も唯一無二。ゆえに歌もブルーズでロックでパンクで、加えて誤解を恐れずに言えば唱歌/童謡のようにポピュラーである。民族音楽のような重奏/重層な歴史すらも感じた。

ライブの詳細は書けない。わたしの筆力では陳腐になるだけ。兎にも角にも、鳩山浩二というひとりの人間の男気、やさしさ、知性、ジョーク、狂気を感じた一夜。また、きっと目撃せずにはいられない。

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