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随筆

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2024年5月の記事一覧

《自己紹介》すべてのわたしはねこを愛してる!

《自己紹介》すべてのわたしはねこを愛してる!

今までの人生の流れ

わたしはただのおじさんです、イケオジは目指していません。少々太っています(良く言えば筋肉質な体型)。でも、もう痩せることは諦めました(今のままが素敵です)。石川県で生まれました、幼少期に長野県へ来ました、高校野球やっていました、上京しました、19歳で小説を書き始めました、音楽雑誌の編集者でした、結婚しています、400字小説を書き始めました(2004年)、ブラック企業で死にかけ

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詩的に説明します!【なかがわよしのの61曲カヴァー企画】について!

詩的に説明します!【なかがわよしのの61曲カヴァー企画】について!

これらの曲はわたしの血であり骨だ。青春だったかもしれない。でも、今も春っぽい青のなかを全力失踪している、孤独。上から影響を受けた順番。できるだけカッコつけて選んでいない。純粋に人生に影響を曲を選んだ。だから若い頃によく聴いたダサい選曲が多いけれど、誰だって青かったし、今だってそうかもしれないんだ。思春期から革命期、闇期や激躁期を越えて現在へ。音楽は鳴り止まないし、なんならわたしが鳴らして見せるさ。

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カネコアヤノ『ラッキー/さびしくない』/音楽レヴュー

カネコアヤノ『ラッキー/さびしくない』/音楽レヴュー

デビュー当時からは想像できないほど、すくすく育ちましたね。屈辱や失敗や悔しさがあったことは想像できる。色気は間違いなく大人のそれ。『ラッキー』はこのままでも好きだし、ダブアレンジも聴きたいと思わせられた。『さびしくない』はそのフレーズを連呼するところにせつなさを感じた。多分、さびしいとさびしくないの狭間の叫び。新しいフェーズに入ることを予感させるバンド・サウンド。まだまだ遠くに連れて行ってくれよ。

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Knosis『THE ETERNAL DOOM』/音楽レヴュー

Knosis『THE ETERNAL DOOM』/音楽レヴュー

「これが最前線のサウンドなのか?」そんなこと、知ったことではない、関係ない。金勘定も憂鬱も暮らしの果てにあるものも、すべてぶっ飛ばしてくれる!それで十分だ。これ以上の幸福があるのなら教えてほしい。あらゆる音楽ジャンルの要素を感じさせるが、誰にも似ていない。演奏力も別格で突き出ている、説得力◎。ノイズも轟音もデスボイスも美しく、超*透明。あまりにきれいで涙が心の傷に染みそう。泣いてもいいですか?

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あぶらだこ『青盤』/音楽レヴュー

あぶらだこ『青盤』/音楽レヴュー

聴いてはならない音楽を聴いてしまった感覚がする。新しいも古いもない唯一無二の音楽。ましてや勝ち負けなんてないんだ。自分の存在を信じて自分たちの音を鳴らしていることに感銘。だから変態(あるいは天才)と簡単に書くのは、失礼すぎるだろう。それゆえ真正面から向き合いたいのだが、そうすればするほど、気が変になりそうだ。これだけ脳みそと心と生命そのものを揺さぶる芸術はそうそうない。あなたに出逢えて良かった。

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Kamasi Washington『Fearless Movement』/音楽レヴュー

Kamasi Washington『Fearless Movement』/音楽レヴュー

正座して初聴した際、満足できなかったのだけど、わたしが力み過ぎていたらしい。ドライブしながらふふ〜んと聴き重ねていくうち、繊細な表現にハッとしたり。サックスの咆哮に胸アツしたり。前作までと変わらない綱渡りのようにスリリングな演奏+今まで感じることのなかった傷を癒やすようなアンビエントなプレイに満足。まだまだわたしの感性を刺激してくれそうなので星は以下の通り。大きな期待を込めて。可能性は輝いている。

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Regurgitator『Invader』/音楽レヴュー

Regurgitator『Invader』/音楽レヴュー

ジャケットを目にした途端、いい予感がしたので、思わず勇み足で拝聴。これが、ん~、いいっ。チープと見せかけて、ド*洗練された80sポップス&ロック。97年に発表された名盤『Unit』の進化版。演奏は音数が極端に削がれていて清々しい。『Unit』の頃は偶然の感覚で生まれた演奏もあっただろう。四半世紀以上経って、すべては計算して生み出したはず。偶然の産物ほど神々しいものはないが、経験がモノを言うこともあ

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