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請求項の表現(良くないと思われる表現例)

 たまに、請求項に

物質Aに物質Bを加えて物質Cを得る

という趣旨の内容が記載されていることがあります。

この物質Aと物質Bに、主従関係がある場合はこれでも良いと思います。具体的には、量的には物質Bが物質Aの10[ppm]のような場合です。

しかし、物質Aと物質Bに主従関係が無い・少ない場合(物質Aの量:物質Bの量=10:1など)には、「物質Aに物質Bを加えて物質Cを得る」という書き方は良くないですね。

これは、

物質Bに物質Aを加えて物質Cを得る

方法が権利範囲外になりうるからです。

このため、このような場合には、

物質Aと物質Bを混ぜて物質Cを得る

の方が良いと思います。

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