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スーパー小学生

どうも西尾です。

この週末、土日はとても暖かそうです。

特に今日は大阪でも最高気温25℃の予報で絶対に汗をかく気がします!

水分補給も忘れずにしないと知らぬ間に脱水症状に陥りかねませんね。

皆さも水分補給にはお気をつけ下さい。


スーパー小学生

自分の小学生の時と大違い

昨日、すごい小学生に出会った。

スーパー小学生とでも言うんだろうか。

昨夕、誰でも参加が可能なイベントがあり、そちらに参加してみた。

イベントと言うより、会合のような感じのもので、先ず参加者が一人一人自己紹介を行い、その後、一人の方が発表をする。

発表内容は特にテーマが決まっているわけでも無く、発表者が好きなことを発表する。

自分のしている活動についてや、自己紹介では話が出来なかったことをより深く喋ったり。

私のことを聞いて、という軽い感じで。

誰でも参加が可能なので初参加の人から毎回参加している常連の人まで、また年齢層も小学生や高校生くらいの若い世代の人から70歳、80歳のご高齢の方まで、色々な方が参加している。

その中で今回発表をしていたのが小学生の男の子だった。

年齢は11歳だったか、12歳だったかで、小学6年生だという。

保護者のお母様も参加していた。

この男の子が発表をしていたのだが、すごいなと思ったのは、自分で本を作ったということを発表していた。

実際に本を見せて貰ったが内容は音楽について。

この男の子はクラッシック音楽が好きで、クラシック音楽に関する書籍を色々と読んでみたが、どれも小難しい内容の本ばかりで正直とっつきにくいと感じたらしい。

なので、誰にでも分かりやすい本を自分で作ってみたいと思ったのがきっかけだとか。

私はクラッシック音楽についてよく分からないし、クラッシック音楽のコンサートにも行ったことが無ければ、これに関する書籍も読んだことが無い。

書店の音楽コーナーにさえあまり行ったことがない。

でも、この男の子が作った本を見せてもらうと、初心者の人にも興味を持って貰えるように、音楽家の家系図を載せていたり、音楽家の給料を比較したり、音楽家の裏話などが書かれており読んでいて面白かった。

おそらく出版まではしていないのだろうけど、こうして行動に移しているのは本当にすごいことだと思うし、保護者の方の理解や応援があってこそ出来ることだ思う。

今後はこの本を作るにあたり参考にした書籍や引用した事柄を纏めて、最終の完成状態にしたいということだった。

小学6年生から“引用”だなんて言葉が聞けるとは思いもしなかった。

自分が小学6年生の時はどうだっただろう、と思い返してみた。

このスーパー小学生の男の子とは比較の対象にもならないけど。

自転車に乗って色々な所を走り回ったり、乗り物が好きだったからよく近所の駅に時刻表を貰いに行ったり、駅員さんとお喋りをしていたかな。

近くにトヨタのディーラーがあって入っていくと車のカタログとかをいっぱいくれたっけ。

ランドクルーザーやアルファード、エスティマ、プリウス、マークX、クラウン、レクサス…クラウンに至ってはロイヤルサルーン、アスリート、ハイブリッド、マジェスタの全種類のカタログを貰った。

センチュリーのカタログもあったけど、あれだけは貰えなかったような記憶がある。

あのスーパー小学生とは比べ物にならないな。

自転車に乗って走り回るのが大好きで、今考えてもよくあれだけ走り回れたな、というくらいに一日中乗り回していたように思う。

私の実家は山間の田舎の方なので、大阪のように平坦な土地がどこまでも続くと言うわけではなく、少し走れば上り坂に突き当たる。

やっと上り坂を登りきったと思うと、今度は下り坂、そしてまた上り坂と、そこらじゅうにアップダウンがある。

でも、小学生の時は不思議と何時間でも自転車に乗れていた。

ある時、家から随分離れたところで後輪がパンクしたことがあった。

家までは山を登って、そして下ってをしなければいけない。

その時は友人も一緒に自転車に乗って走り回っていたが、どうしようか、どうやって家まで帰ろうか、と私もその友人も悩んだ。

近くに電車の駅もあるから電車で帰ることは出来たけど、友人だけ自転車で帰って貰うというのも申し訳ないし、そもそもパンクした自転車はどうするか。

今なら事情を説明すれば電車に自転車を持ち込める可能性もあるかもしれないが、当時はそんな考えも無かった。

電車がダメならバスという手段もあるが、吉幾三さんの「俺ら東京さ行ぐだ」では無いが、バスは一日一度来る状態で、本数はものすごく少ない。

パンクした自転車を押して帰るということも出来たけど、そうなると家に着く頃にはすっかり日が暮れてしまい、友人にも迷惑をかけてしまう。

どうしようか悩んだ挙げ句、近くの工場でハサミを借りて、パンクした後輪と中のチューブをちょん切った。

ちょん切ったチューブは自転車の前カゴに入れて、後輪タイヤ部分はワイヤーが入っており完全には切断出来なかったが取り敢えずホイール剥き出し状態までは持っていくとができた。

タイヤ部分はサドル周辺に適当に巻き付けておけば、ホイールは回転する。

これで何とか家まで帰れそうだ。

走るたびに後輪ホイールと地面が擦れる音が聞こえてきて、強い振動が伝わってくる。

下手をしたら振動のせいで舌を噛んでしまいそうだった。

下り坂ではブレーキをかけるたびに後輪が滑って火花を撒き散らしていた。

私の後から走っている友人は火花を散らして走っている私を見て爆笑していた。

私は前を見ないといけないから火花の様子は見えなかったが、気分はまるで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマイケル・J・フォックス演じる主人公のマーティがタイムマシンのデロリアン号に乗ってタイムスリップする時の感覚であった。

今思い返すとよくもあんなことをしたなと思う。

後にも先にも、あのようなことをするのはあの時が最後だと思うけど。

でも、ホイール剥き出しのマーティ気分で走ったおかげで、未だ明るいうちに家にも帰れたし、友人にも迷惑をかけずに済んだ。

家に着いた時には今までに経験したこともないくらいにお尻は痛かったが。

ああ、自分の小学6年生の時なんてこんな程度のことしかない。

昨日の男の子と比較するのは失礼すぎるかもしれない。

でも、あの男の子から何だか刺激を受けた。

やはり、年齢や世代、性別に関わらず色々なことをしている人がいるものだ。

そういう人のことを知れると嬉しいし、自分も色々とやってみたいと思える。

もし、小学6年生時代の自分に何かを伝えられるなら何を伝えるだろうか。

悩んだが結局、もっと面白いことをいっぱいしろよ、と伝えるかな。

面白いことをするのは楽しいから。





以上になります。

お読みいただきありがとうございました。


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