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【1分でよめる~僕の学級の宿題①~】

 休校期間中,他の分野からのインプットとして時間が有効に使え,改めて宿題や学びについて考えることができました。

 記事の更新がたまにしかできずすみません。
 イラストはマガジン「今日は何の日?」で毎日書いているので,よければスキをお願いします。

  さて,皆さんは小学生の時,どのような宿題をされてきた方々でしょうか?
 
 ・音読
 ・漢字ドリル
 ・計算ドリル
 ・プリント
 ・日記

 
 ぼくは小学生の時は,以上のものが多くて,音読は毎日おうちの方のサインを書いてもらわないといけなくて,必死で親のサインの練習をした記憶があります。

 みなさんありませんか?
 
 上記の宿題は今もあります。時代は変わっても宿題が大きく変わっていないのが,この国の実情であります。
 もちろん,「読み書き計算」は大切な力ですので,全部を否定する立場ではありません。
 未来を作る人を育てることが教育だとして,いま,どんな宿題を設定してやると,子どもたちは学んだことをさらに深めたり,生かしたりすることができるのか考えました。
 今年度,これまでの宿題とは異色の,ユニークな宿題を仕組んでいます。

①「はてなレポート」
②「開発プレゼン」
③「あしあと」
④「自主学習ノート」

今日は①,②について紹介したいと思います。

①「はてなレポート」
・木曜日に出す。
・月曜日に提出。
・自分が授業の内容で気になったことを調べてくる。
・はてな→予想→調べてわかったこと→ふりかえりの過程
・月曜後,友達のレポートを見てコメント
・関係する教科のノートやファイルに綴じておく

「算数の数字が,なぜこの形なのか?」
「ヒトはどこからきたのか?」
「徳川幕府はなぜ300年も保つことができたのか?」
「たこあげはなぜたこなのか?」
「どうすれば,バトンパスがうまくいくか?」
「なぜ,卵の白身は熱すると白くなるのか?」
「燃えると焼けるの違いは何?」

 子どもたちが授業や日常で気になったことを上記のように挙げ,調べて報告します。担任の僕自身も唸るようなレポートに出会うこともでき,毎週月曜日の提出がとても楽しみです。

「気になったことは自分で調べてみる」

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そういう経験を大切に積み重ねてほしいと思います。

自分から学びに行く姿勢を身に付けてほしいと思います。

②「開発プレゼン」
 クリエイティブな活動をする自分を楽しんでほしいという願いから始めました。

・火曜日「テーマ+企画書」の宿題を出す
・水曜に提出
・金曜に担任による書類審査を勝ち抜いた5名を周知
・月曜に5名が,プレゼン
・子どもたちの投票で「グッドデザイン賞」
・担任から「プレゼン賞」

・翌日の学級通信で全家庭に紹介

テーマはこれまで以下のものを示してきました。
「すごいボールペン」
「すごい帽子」
「すごい教室の机」
「学校の空きスペース,どう活用する?」
「5年以内に実現可能な学校シューズ」

 新しい価値を創造する,これまで世の中にないものを創造する。

 そうしたクリエイティブな宿題を通して,想像力と企画力,プレゼン力を高めることを目的としています。選ばれた子の中には,週末にプレゼンの練習をしてきたり,紙粘土でモデルを作ってきたりする子もいます。
 本番では,電子黒板に企画書に描いたイラストを示し,プレゼンを始めます。

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 プレゼンも問いかけを入れながら,この商品が解決する課題や展望を楽しそうに語る子が増えてきました。

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 グッドデザイン賞を受賞した子は,このトロフィーを一週間家庭に持って帰ることができます。家ではたくさん写真を撮るのだそうです。
 プレゼン賞にも同様のトロフィーがあります。

 これまでの宿題に加えて,好奇心や創造性を育む宿題がこれからの時代,あってもいいのではないでしょうか?

 少なくとも,ぼくのクラスの子どもたちには,そういう力をつけてやりたいと思うのでした。

 また次回③,④について紹介します。では。

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 1600字 2020/7/12 がんT 

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