2月、ふと福井に行きたくなって、金曜日の仕事終わりに電車に飛び乗った。 22時ごろにホテルに着いて、一息つく。 テレビをつけながら、ベッドの上でダラダラと本を読んだ…
好きな匂い、嫌いな匂い、安心する匂い… 香りで一喜一憂することが最近増えた。 特に社会人になってから、気持ちのリセットで香り付きのハンドクリームを使う。 他にも…
アート小説との出会い 私は美術の造詣が深くない。 けれど絵を見るのは好き。 美術館に足を運び、展示されている絵を見て意味とかはわからないけれど、心動かされる作品に…
人が死ぬ間際に強く願ったことが 小さな赤い珠となってこの世に残る 口で噛み潰せば 死者の最後の願いがわかるのだという 7つの短編で紡がれる身近な人の死と向き合う人々…
nini
2024年3月31日 16:50
2月、ふと福井に行きたくなって、金曜日の仕事終わりに電車に飛び乗った。22時ごろにホテルに着いて、一息つく。テレビをつけながら、ベッドの上でダラダラと本を読んだりネットサーフィンして過ごしているとニュースに登場していたコメンテーターさんが目に留まった。九段理江さんこの間、芥川賞を受賞した作家さん少し緊張されているけれど、しっかりと受け答えしていて最後に自身の作品『東京都同情塔』につい
2024年3月20日 11:08
好きな匂い、嫌いな匂い、安心する匂い…香りで一喜一憂することが最近増えた。特に社会人になってから、気持ちのリセットで香り付きのハンドクリームを使う。他にも香水や化粧品、身に纏う香りひとつでその日一日の気分に変化がある。小さな変化だけど、この変化が日々を生きていく中で結構大切だと思う。いろんなことに気づくし、時には香りがトリガーとなって昔の記憶を繋ぐこともあり、心に余裕を持たせてくれ
2024年3月5日 12:13
アート小説との出会い私は美術の造詣が深くない。けれど絵を見るのは好き。美術館に足を運び、展示されている絵を見て意味とかはわからないけれど、心動かされる作品に出会うのが楽しい。そんな話を知人としていたら、「歴史が好きで美術が好きならきっと面白いと思いますよ」とこの本を紹介してくれた。これがアート小説(とあえてここではそう呼ぼう)という、今まで読んだことのないジャンルの本との出会い
2024年2月27日 23:51
人が死ぬ間際に強く願ったことが小さな赤い珠となってこの世に残る口で噛み潰せば死者の最後の願いがわかるのだという7つの短編で紡がれる身近な人の死と向き合う人々の物語。7つの物語に共通して出てくる「ぎょらん」最初は少し不気味さがあったけれど、同時にイクラのようなその赤い珠は空に透かすとキラキラと綺麗に光るイメージもあって、毒々しくも美しいその珠は強い存在感を放っていた。私はこの作品