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発達障がいの子の投薬について

今日はいつも来て下さっているひるねこさんの記事を了承を得て引用させて頂きます。お子さんの記事を書かれていらっしゃって、何か私からもお話し出来ればと思って記事にさせて頂くこととなりました。同じようなお悩みの方は沢山いらっしゃると思いますので、共有出来ればと思います。ひるねこさんの記事の詳細については下記に貼らせて頂きましたので、詳細は拝読頂ければ幸いです。


ひるねこさんが今お悩みになられていることの主訴にお子さんへの投薬について書かれています。まずはそこからお話しさせて頂きます。


発達障がいのお子さんが医療機関で投薬を勧められることがあると思います。私の経験からですと投薬を勧められるのはADHD傾向のお子さんに多いです。


まず、投薬を始めたお子さんの学校での様子が気になる所だと思いますが、ほとんどのお子さんが


眠気でぐったりとなります



そこから薬の量を変えるなどして調整は入ります。ぐったり具合が大きい子は授業中に寝てしまう子ことなどもあります。その様子からも薬の強さが伺えます。


ただ、これだけ聞くとマイナスなように感じますが、薬を飲むことでどのような効果が得られるかを考えていくことが重要です。薬って色々な効果や役割があると思うのですが、ADHD傾向のお子さんに投薬される薬の効果は


脳のドーパミンなどの分泌を増やす効果があります



ADHDの原因は前頭葉のドーパミンが少ないことが原因でドーパミンを増やすことにより症状を抑えられるというのが薬を勧められる要因となっています。なので、長期的な服用が必要で効果が出るのが3か月後だという薬もあります。


薬の効果や勧められることに関してはざっくりですがこんな感じです。詳しくは個々で調べて頂ければ幸いです。この前振りがないとこの後の話が書けないもので、簡単に説明させて頂きました。


ひるねこさんの記事を拝見させて頂いて、共感とともに考えさせられたのが


投薬後と投薬しない本人はどちらが本来の本人か


っという所です。ひるねこさんがおっしゃる通りそのままの本人が本来の姿というご意見はごもっともだなと思いました。


親目線の私は同じ考えを巡らせながらも学校で働く目線の自分では真逆の考えが浮かんで来ます。なぜなら、場合によっては


投薬して本人の良い所や優しい所がみんなに伝わって欲しい


と思うことがあるからです。我々大人はその子の良さのようなものが透けて見えますが、子ども同士の世界では中々難しい所があるのが現実です。私は今までADHD傾向のお子さんと沢山一緒に過ごして来ました。今も沢山来てくれています。そして、その子たちがトラブルを起こして気持ちが落ち着いた時に


「何でこんなことになったんだ。」



っと泣きながら苦しんでいる姿も沢山見て来ました。ADHDの衝動性などで誰かを傷つけてしまったり、何かをしてしまってもそのことがイコールで理解出来ないというのは別問題なのです。やってしまうのがADHDで理解出来ないのがADHDではないのです。だからみんな苦しみます。全員が全員ではないですが、ほとんどの子が衝動性での行動が良くないことだと理解していてそれでも我慢出来ない状況です。それをすると周りの子が離れていってしまうことも理解している子は多いです。特に年齢が上がるにつれて理解力が上がり悩んでいる子が増えて来ます。その結果不登校という形になることもしばしばあります。そう考えると、私は


本当の本人の姿というのはADHD傾向を取り省いた奥にあるのではないか


という考えに至ります。大人でもイライラする時ってあると思うんです。これも人によって解釈は違うと思いますが、何か色々なことが重なって


イライラしてしまうのが素の姿


と感じるか


それでも表に出さないのが本当の姿


と感じるかは意見が分かれると思います。何かがあって脳に何かが生まれているからイライラしてしまっている訳で、それは本当の姿ではないという解釈も出来る訳なんです。しかし、そこは大人の世界の話でして、ざっくり言うと良い人で信頼出来るような人がイライラしていたら大半の人は


何かあったのではないか?◯◯さんがそうなるなんて心配だ。


っとなると思うんです。これは大人の世界だから通じる配慮や透けて見えるものの解釈だったりします。それが子ども同士の世界となると難しい部分が出て来ます。


そうなって来るとADHDの特性というのは子ども同士の世界の中で非常に誤解を生みやすい部分があります。1番私が危惧するケースとしましては、相手のお子さんをケガさせてしまうケースです。


誰も悪くない



こういう悲しいケースも何度も子どもたちと向き合って来ました。もしかしたら投薬をしていれば違う結末があったかもしれません。


投薬しなくても落ち着いて来るケースも多々あるんです。何なら何もしなくても落ち着いて来るケースも多々あります。誰も大きな声で言いませんが。この辺り色々と大人の事情を非常に感じます。それを自分達の成果としたい人たちが存在することもお見受けします。年齢と発達とともに情緒は落ち着いて来ると言われています。でも、


もし何かあったら



その時は傷つくのは本人でそこがネックになって来るかと思われます。投薬して周りの子とうまくいくケースも沢山ありますが、投薬を途中で辞められるケースも少なくないです。


めちゃくちゃ長くなってしまいました。すいません。ワーキングメモリーについても書きたかったのですが、また後日にします。この話もまだまだありますが、とりあえずここで区切ります。


ひるねこさんすいません。可能性の話しか出来ずめっちゃ中途半端になってしまった気がします。もっと具体例を書いてご説明出来れば良かったのですが。1番お伝えしたかったことは高学年や中学生になって理解力が上がり、自分のADHDの特性と向き合う時に投薬して準備をしておいた方が良いケースもあるかもしれないと言うことです。ADHDの特性は落ち着くか落ち着かないかはこの先わかりませんが、心は確実に成長します。その時に軋轢が生まれるか生まれないかが、私の経験上では注意すべきことかと考えております。学校での様子が1番気になることかと思い、学校でのケースを中心に上げさせて頂きました。何か参考になれば幸いです。そして、また何かありましたら微力ながらお力になれるならと思います。ワーキングメモリーについては気になる方は沢山いらっしゃると思いますので、後日別で記事にさせて頂きますね。引用させて頂きありがとうございました!

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