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不登校は症状であって原因ではない

昨日不登校のことを妻に色々と聞かれたので話しをしました。知人の方が悩んでらっしゃるとのことで。よく聞かれることなのですが、


不登校の対応はどうしたら良いか?



っと聞かれます。昨日も妻から聞かれました。妻にも言ったのですが、


不登校って言う病名がある訳ではなくて、不登校はあくまで症状だよ


っと伝えました。何かがあって不登校という症状が出ていると言うのが正しいです。その何かは今は不登校という症状として出ているだけで、不登校問題を解決しても他の形でその何かは出て来ると思っています。根本が解決していないからです。その何かが


家庭的要因なのか


心の病なのか


発達的要因なのか


学校の問題なのか


それらを考えて個々の対応をしていく必要があります。上記以外の可能性も考えられます。妻から相談を受けたケースもそうですが、今ではなくてまずは1年前とかをよく考えて欲しいと伝えました。


いきなり不登校になったように見えますがSOSはもっと前から出ていた可能性が高いからです



その頃のことを考察する方が問題により近い見解が出来ると思います。不登校になったら色々な問題が絡みあって本質が見極めにくくなって来ます。


子どもとの時間を作り、仕事の時間を減らした方が良いかと悩まれているとのことだったのですが、ここで先ほどの何かの話しに戻りますが、もし、仮にその何かが保護者の方との関係だっとすると時間を増やすことは、


逆効果になる可能性がある



訳なんです。この場合は


むしろ時間を第三者や第三者機関に使うのが正しい


です。その間にお母さんは相談機関などでどうすれば良いか話し合っていくのがベストです。親なのにと思われるかもしれませんが、私はそれより


第三者が入ることのメリットは大きいと考えています


直接伝えるよりも間接的に伝える方が響くことは多々あります。間接的に伝えて響かせて最後に直接的に伝えるって言うのは1つの技術として有効なやり方と思っております。親子関係できっと誤解や行き違いもあると思います。それらのもつれを第三者が入ることによって解くことが出来ます。親子の時間を増やすならその後がベストかなと思います。最後に直接的に響かせるのは家族の方を超える人は居ません。そこに標準を合わせて備えるのも良いかと思います。全てのケースに当てはまる訳ではなく、あくまで1つのアプローチのやり方ですが。


その何かが不登校以外の他で出て来るケースを考えますと、心身症で身体に出て来るケースやリストカットなども考えられます。その一つに不登校があるのかなと考えております。


大きな何かがなく小さな何かが積み重なってのケースもあります。この場合は小さな何かにはどう対応すれば良いかをその子に合わせて考えていく必要があります。タイミングが重なってというのは大人も子どももよくあることです。


沢山の不登校の子どもたちと過ごして来ましたが、みんないいもの持った子ばかりですよ。それを目の当たりにしていると何が正解かわからなく時もあります。

こんなに良い子たちが不登校になってて不登校が正解なんじゃないか?


っと感じることもあるんです。この子たちの力を最大限に活かしてくれる高校も今は沢山あります。特に三部制高校なんて良い学校が多いです。そう考えると何が問題なのかと感じることもしばしばある訳なんです。しいて言うならその後を危惧しています。高校卒業後ですね。この後はサポートしてくれたり理解がある場所はぐんと減ります。そこでどう動いていくかですよね。普通に三部制高校を卒業して大学に行っている子なんて沢山居ますからね。みんな普通に大学生してます。街中で会って何もなかったかのようによく手振ってくれます。どうしても不登校のその後って言うのはひきこもりとか色々と想像してしまうことが多いと思いますが、先に挙げたように大学生活を満喫している子も沢山居るってことです。確かにその後にうまくいかないケースもあります。しかしそれは、


学校に通っていても同じことは起こりうる訳です


不登校になったから暗い将来が待っているというのは違います。回り道することを肯定する人は多いのになぜ不登校は肯定出来ないのか。現場で直に体験していると色々と考えます。


今日も長くなってしまいました〜長々とすいません!読んで頂きありがとうございます♪




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