複数事業を抱え、DXを推進する会社における、バックオフィスの組織づくり
こんにちは、日本ユニスト広報室です!
前回に引き続き、事業部ごとの組織体制を公開するシリーズ記事の、第3弾をお届けします。今回は、バックオフィス業務を担う「経営管理室」、略して「経管」について。
総務、人事、経理、財務、DX推進など、さまざまな担当が集まっている総勢6人の経営管理室。これまでどのような組織体制の変遷をたどってきたのか、また各メンバーがどのような役割を求められて入社したのかをご紹介します。
2020年:バラバラだったバックオフィスメンバーを集約
バックオフィスにまつわる部署が発足したのは、創業から10年目。
従来も事務員や経理担当はいたものの、部署としては成立していなかったため、各人がバラバラに動いていた状態でした。バックオフィスのメンバーを横断してマネジメントしている人もおらず、属人的な業務となってしまっていました。
そんな中、ホテル運営事業を新たに始めるにあたり、土台を支えるバックオフィス部門をしっかりと整えようと、経営管理本部(現・経営管理室)が発足。分散していたリソースを1つの部門に集約することで、役割を明確にし、チームで課題に取り組めるように体制を変えました。
発足当時から経管をマネジメントしているのは、2019年に入社した取締役の山口さん。前職のIT企業で得た知見を活用し、DX推進をはじめ、地方創生や組織全体のマネジメントを担う、日本ユニストの大黒柱です。昔の人が大阪から熊野三山を目指して歩いた「熊野街道」を再現しようと、先日実際に10日間かけて歩いたほど、地域振興に熱い思いを持っています。
経管で最も古株である2018年入社の分部さんは、代表の今村にスカウトされ、経営戦略の立案・実行を行うCSO(最高戦略責任者)として入社。
大手証券会社で勤務していた経験から、ポストが空いていた経理と管理会計を担当するようになりました。現在は、金融機関との関係構築など、要職を担っています。
和歌山県田辺市にある官民共同の観光プロモーション団体で勤務していた天野さんは、その経験を活かし、熊野古道事業を立ち上げたメンバー。
天野さん抜きには、日本ユニストの熊野古道事業を語れないと言っていいほどです…!現在は人事担当として、各社員のサポートなどをきめ細かく行ってくださっています。
2021年:一気に採用強化し、経営管理と情報戦略を統合
2020年まで経営管理本部と別で独立していた、情報戦略の部署を、経管と統合。どちらも管理職が山口さんだったため、マネジメントを効率化するための組織変更でした。
また、2020年まで4人だったメンバーが、一気に11人まで倍増し、大所帯になりました。2021年9月に大阪・新世界のWillows Hotel 大阪新今宮が、10月には熊野古道のSEN.RETREATが開業するとあって、主にマーケティングなどを担当する「企画チーム」を立ち上げ。採用活動を行い、新たなメンバーを企画チームに配属しました。
2010年代から在籍していたメンバーが所属する「管理チーム」には、新たに2人が加入。1人が総務担当の亀島さんです。前の総務担当が産休育休を取得することになり、引き継ぎ要員を探していたところ、不動産会社で勤務しており、宅建も取得している亀島さんと出会いました。今は、これまでの経験を活かし、事業部を横断して業務を行っています。
管理チームに加入したもう1人は、財務担当の高根さん。
IPOを見据えてガバナンスを強化するため、将来のCFO候補として入社しました。税関関連の通関士の資格を持っていたり、楽天で経理のマネージャーを経験したりと、多才な経歴を持ち合わせていることが決め手となりました。神奈川県在住でフルリモートで勤務していますが、色々なメンバーと密にやり取りを重ねており、物理的な距離を感じさせないのが強みです。
2022年:企画チームを解体し、DX推進チームを発足
2022年は、マーケ担当などが所属していた企画チームを解体しました。
Willows Hotel 大阪新今宮のマーケ担当者は、ホテルの事業部に異動してもらうことに。入社した2021年夏時点ではホテルが立ち上げフェーズだったので、経管の配属としていましたが、ホテル運営が軌道に乗ってきたのが理由でした。広報担当者も企画チームに所属していましたが、社長との連携を強めるために、社長直下に配属されました。
そのまま残った管理チームとは別に、新たに発足したのが「DX推進チーム」。もともと企画開発事業部に所属していたメンバーが異動してきました。DXツールを活用して、保有物件の管理を効率化し、物件販売を促進するのが主な役割です。不動産の営業マンと、DX推進チームメンバーとのマネジメントの形態が大きく異なることから、経管でチームを発足させることになりました。
DX推進チームをまとめる中田さんは2020年に入社。
建設大手で勤務していた経験を活かし、開発販売の担当として2020年に入社しました。程なくしてコロナ禍により、規模や金額が大きい開発販売の案件数が徐々に減少。ちょうどその頃、「不動産事業にマーケティング担当を置いてはどうか」と経営陣の意向が上がってきたことで、メールマーケティングや、デジタル化による物件販売促進に携わるようになりました。
DX推進チームのもう1人のメンバーは、営業事務の石塚さん。
亀島さんと同じく、営業事務を担当していた方の産休育休に伴い、不動産会社での事務経験を持っていたことから、引き継ぐ形で入ってもらいました。顧客情報管理ツール「Salesforce」の効率的な管理を進めるなど、事務作業だけにとどまらず、能動的に課題解決を進めてもらっています。
おわりに
今回の記事をもって、部署ごとの組織体制の紹介は最後となります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!!
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