マガジンのカバー画像

Tarot

9
タロットについての個人的見解と研究メモ。
運営しているクリエイター

記事一覧

構造を変えると景色がスッキリする。

構造を変えると景色がスッキリする。

「失望」という表題を持つこの絵札のなかに描かれている、倒れていない2つの杯。
これに着目するとみえてくる過去の相愛。
主人公は、これによく似たものをたいせつに育もうとしたのかもしれないし、それによって誤った空想のもと選択し決断してしまったのかも知れない。
結果的に全貌が崩れ、愛の喜びに満たされていたはずの両者の杯は思い出の中にだけ沈む。

もう、ここで興味は損なわれ当初描いていた理想的なイメージは

もっとみる
月とは魂の受け皿、月星座考察

月とは魂の受け皿、月星座考察

ここ数年間、占星学的に月星座解読について考察してきた。
きっかけとなったのは、マドモアゼル愛先生の「月がわかった」というこれまでの学会の知識とは全く真逆の理論を目にした時からだった。
愛先生は、一口に「月は欠損をあらわす」と仰います。

わたしなりにじぶんの言葉に言い直してみてしっくりくる持論は、
月=I was=過去=懐郷・望郷、受肉・肉体形成
太陽=I will=現在未来=理想・達成、魂の光

もっとみる
タロットカードからの月の考察 

タロットカードからの月の考察 

トート版タロット

これは最も純粋で最も精神的な月の最高の概念をあらわす。人間と神の連結役を果たす。

 これは小脳の潜在的能力に関係し、不浄をあらわす「欠けゆく」月である。

以前にも触れた通り、マドモアゼル愛先生の「月がわかった」との解釈で「純粋さと欠損」というキーワードが、まさにこれなんだとわたしなりに解せたのがこれらタロットカードの対比です。

女教皇の札をパスワーク(眠りにつく前にカード

もっとみる
あの日恋をして学んだこと

あの日恋をして学んだこと


誠実に関わろうとすれば

それで済むものを

素直に面と向かい 正直な気もちを打ち明けられない

臆病ものと見越されるのをちっぽけなプライドがゆるせずに

本音と見栄との狭間で苦しむ

相手への愛など どこにどれっぽちもあろうものか

嫌われて自分が傷つくのが怖くて

いっそ 大義でも正義でも掲げて

自分の主張を正当化しようとする

相手の弱みを探り当て そこにつけ入って取引しようと企みを講じ

もっとみる
Tarotcard力の札と恋愛観

Tarotcard力の札と恋愛観

Leo2014-07-23 の記録

太陽と木星がしし座にて合流。

タロットカードでしし座に関連付けらえている「力」の札。

このカードの絵図を模写するたびに、いろんな意味で熱いなーと思うのです。

映画「天国にいちばん近い島」(原田知世さん主演)のなかで、大変印象に残っているセリフがあります。

「愛って、誰かをかつて好きになったそのことへの人間としての誇りね。

 誰かを愛したそのときの自分

もっとみる

曼荼羅と呪文とTarot

The Fool(愚か者)
タロットカードの大アルカナ22枚うち0番(ゼロ)に当たる札。
タロットデッキの種類によってモチーフとなるその絵柄は、
赤ちゃんであったり放蕩息子のようであったり奇異な人物として描かれている。
ふと思い、なんとなく確信めいたインスピレーションを得たので記録しておく。

タロットは生命の樹のセフィロトをつなぐ径(パス)なわけだが、
愚か者は、はじまりであるケテル(王冠)から

もっとみる
変通

変通

2009年4月にみた夢のはなしです。

わたしは、とある寺の本堂の前で崇高なおじいさん(仮り名)と並んで話をしていました。

それはタロットカードやその体系やしくみについてで、

最後にその氏が、しみじみとこういいました。

「つまりTAROTは変通するということだろう?。それだからよほど・・・(全てを知覚するには)よほどの時間がかかる」

つづけてわたしが

「いえ、わたしがいいたいのは・・・・

もっとみる
曼荼羅とTarotカードNo,22(世界・宇宙)テーマ:タロット

曼荼羅とTarotカードNo,22(世界・宇宙)テーマ:タロット

先日の忘備録にひきつづき、たまたまテレビをつけたタイミングで「マンダラとはなにか」という番組が始まった。
ちょうどいいのでこの機会にマンダラというものに関心をよせてみた。

1千年前から世界中でそれぞれに発見されいる曼陀羅の共通性は、
・対象形
・円形
・閉鎖形
であるという。
これは、「人間の集合意識が異国間や宗教の違いを超えてつながっていることを暗示しているのではないか」というようなことだった

もっとみる