ユング曼荼羅

曼荼羅とTarotカードNo,22(世界・宇宙)テーマ:タロット


先日の忘備録にひきつづき、たまたまテレビをつけたタイミングで「マンダラとはなにか」という番組が始まった。
ちょうどいいのでこの機会にマンダラというものに関心をよせてみた。

1千年前から世界中でそれぞれに発見されいる曼陀羅の共通性は、
・対象形
・円形
・閉鎖形
であるという。
これは、「人間の集合意識が異国間や宗教の違いを超えてつながっていることを暗示しているのではないか」というようなことだった。 

TAROT体系並びにカードのNo,22世界・宇宙と曼陀羅の共通性を考察してみて3つのことがらが得られた。

ひとつめは、マンダラおいて「金剛杵」とよばれるもの。その意義。
wikiによると、以下抜粋>>
インド神話 では、ヴァジュラはインドラ (帝釈天 )の武器である。「金剛杵」の漢名どおり、金剛(非常に硬い金属 、もしくはダイヤモンド )でできており、雷 を操る。

神話は金剛杵(ヴァジュラ)の由来を次のように説く。
「インドラ(帝釈天)は、ヴリトラ(蛇の形をした悪魔の首領)を倒すため、ブラフマー(梵天)に相談した。(中略)インドラはそのヴァジュラ(金剛杵)をつかんでヴリトラ(蛇の形をした悪魔の首領)を粉砕した。」

No,22(世界・宇宙)の札に描かれている女性には、蛇或いはそれをモチーフにした羽衣のうねりが絡み付いており、
この象徴を神話の「ヴリトラ(蛇の形をした悪魔の首領)」と引用すると、「金剛杵」はワンド(棒)と符号する。なぜ男性でなく女性なのかはこの武器が雷(電気)を操るという視点からすして交配(DNA操作)と関連性(あるいはそれに対する抵抗)があるのではないか。

No,22(世界宇宙)は物質(王国)界と潜在世界(月)を結ぶ径であり、月は月経・子宮・妊娠と関係する。

ここで考えられるのは、人間の女性は宇宙と地上の人類を結ぶポータルなのではないだろうか。
だとすれば、それこそがこの世界の終点であり新たな始まりへと、ひとつの融合として在る完成形となるのだ。
No,0愚か者の札は、赤ちゃんや奇妙で風変わりな存在が描かれるが、その理由は誕生にありヒト型DNAとの掛け合わせ(ハイブリッド)の生命を物語っているのではないか。

ふたつめは、外界から内部世界をしっかりと閉じるための結界のような輪。
No,22(世界・宇宙)の札では、女性は環のなかに据えられている。


希望的に解読すると、忘却の次元といわれているこの3次元物質界から脱するために必要な知識として予め大切なことは、人類は肉体だけの存在ではく次次元へとつながっているということ。それらはさらに啓かれた進化した高次の愛在る世界だということ。
これまで古代より人類を支配かつ操作してきた第3次元レベルの意識連鎖を断ち切りることによりそのことが可能だということを、この札は示唆しているようにもみえる。


3つめは、対照的であるという点。タロット体系は生命の木に配属し、その木はそして対照的に配置されている。

トップ画像は、ユング(心理学者)が自身がひどい鬱に悩まされた時期があり、曼荼羅に興味と救いを求め描いたというもの。

マンダラを描くと心が空になり潜在的可能性に気づかせてくれるよい効果があるという。
わたしは、マンダラは、正面から見るよりも、天井に置き下から見上げる(天を仰ぐ)ようにして見るほうが瞑想の助けになる気がする、マントラの中に入り込むためには。

それは、意識が肉体から離れるときには必ずそのよう(エレベーター的)に上昇するからで、無意識世界4次元から5次元から6次元7次元さらに8~9次元さらに次次元(わたし個人は7次元に到達する手前で意識を失いそれ以上保てなかったが、現時点で人類が到達できる次元は9次元/12まであると思う)へと連鎖する世界はやがて一なるものとなるように結びついている。
色々なマンダラに描かれているように、一番大きな輪・光を中心にそこから派生する輪の数々。
光り輝くまあるいドーム或いは光る頂点にむかうピラミッドをイメージするとやりやすい。一番高いポイントに向かって下層から段階的に上昇してゆく。わたしたち自身がおおもととなるために。

パス(径)ワーキングといって、タロットカード一枚の絵札の世界に入り込み瞑想する方法もある。
これも曼陀羅瞑想のそれと似ている。


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