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恋をする上での“願望”(話したい/会いたい/そばにいたい/独占したい/憎まれたい/なりたい/死にたい)

前回の内容はこちら▼

恋をすると芽生えてくる「願望」

恋をしていると、どこからか湧き上がってきてしまう「願望」。

恋をしていると、「恋をする幸せ」だけでは満足できずに、願望や欲望がどんどん湧いてきてしまう。

この項目では、自分が感じたことのある「願望の種類」について、まとめていった。






①話したい
好きな人と、とにかくなんでもいいから話す口実が欲しい。

LINE で聞けば済むような話でも、直接話す口実を作るためにわざと LINE をしないようにしたり
好きな人と関わるきっかけを作るために、好きな人の周りの人とも話してみたり、仲良くなろうとしてみたり。

とにかく必死になってしまう。



②会いたい
好きな人と会えない期間が続くと、「会いたい」と思う。

早く会いたい。話したい。
少し会えないだけで、辛くなってくる。
会いたすぎて、涙が出てくる。

辛いときには好きな人の顔しか浮かばなくなる。
とりあえず好きな人の顔を見て、安心したい。

自分が好きな人と会えない間に、好きな人が他の人と会っていると、少し悲しくなってしまう。
それでも、次に会った時には、その時の話も自分が全部聞くんだ、と思うとそれすらも楽しみになってしまう。

好きな人と心の繋がりを感じていると、好きな人の好きな人との話だって、いくらでも聞けそうなメンタルになる。

会っていた時の幸せすぎる記憶が自分の中に残っているおかげで、会わなくてもなんとかやっていけるような気がする。

「会えない辛さ」が、「次に会える楽しみ」「心の繋がり」「幸せな記憶」によってかき消されてゆく。

「会えなくて辛い」という感情も、これはこれで心地良い、と感じるようになる。

でもやっぱり、少しだけ、心が痛い。






③そばにいたい
とにかく、好きな人の「そばにいたい」と思ってしまう。
好きな人と何気ない会話をしている時間が、好きな人の隣で笑っていられる時間が、この世で一番幸せ。

ずっとそばにいたい。
死ぬまで一緒に居たい。
好きな人と二人でどこか遠い島に行って、スマホとかも全部捨てて、他の人との縁も全部切って、なにも考えずに50年間くらい暮らしてみたい。






④独占したい
どんな形でもいいから好きな人の「一番」でありたい、と思ってしまう。
欲を言えば、自分のものになって欲しいと思うけれど
そこまでは行かなくても、一番仲の良い友達とか、一番仲の良い後輩とか、そういった関係性になりたい。

どんな形であったとしても、一生好きな人のそばにいたいし、好きな人のことを一生支えていたいし、
好きな人に何かあったときには真っ先に心の拠り所にしてくれるような、そんな存在になりたい。

死ぬまで守り通すし、幸せにすると誓うから、
どうか、そんな存在でいさせて欲しい。






⑤憎まれたい
好きな人に憎まれたい。

「好きな人に好かれたい」という気持ちは勿論のこと、来るところまで来ると、「好きな人に憎まれたい」という感情まで生まれてきてしまう。

好きな人に恨まれていたり、根に持たれていたりする人がいると、もはや羨ましく感じる。

「恨む」「根に持つ」ということは、それだけその人のことを考えて、その人という存在に影響を受け、その人に執着している証拠だから。

自分もそんな風に恨まれたい。
自分のことで悩んで欲しい、苦しんで欲しい。
心のどこかで、そんな風に思ってしまう。

恨まれても嫌われてもいい。
とにかく、好きな人の頭の中を「自分」という存在で埋め尽くしたい。






⑥その人になりたい
好きな人に対して「憧れ」「尊敬」の感情を通り越すと、「崇拝」の領域までいってしまう。

世の中に存在するすべての人の中で、その人以上に素晴らしい人なんて存在しない、と思うようになる。

最終的には、「生まれ変わったらその人になりたい」とまで思うようになる。

私は、「好き」の究極形は「なりたい」だと思っている。






⑦好きな人を守って死にたい
「死ぬときは、好きな人を守って死にたい。」

これは、ここ最近になってから思い始めたことではなく、昔からよく妄想していることだ。

人はどうせいつか死ぬのだから、私は、どうせ死ぬなら誰かの役に立って死にたい。
誰かの記憶の中に、「私の存在」が残っていて欲しい。
その「誰か」は、紛れもなく「好きな人」でしかない。

もちろん「好きな人は自分より大切だから」というのもあるが、これは、承認欲求の成れの果てだと思う。

「好きな人を守って死ぬ」ことで、好きな人が、確実に自分のことを考えてくれる。
好きな人の頭の中を、「自分」という存在で埋め尽くすことができる。
「命を投げ打ってまで自分を守ってくれた人」という存在として、好きな人の記憶の中に残り続けることができる。

これは、「究極の愛の伝え方」である。
例えば、ただ「好き」と伝えるだけでは伝えきれないような想いまで「好きな人を守って死ぬ」というだけで簡単に伝えることができる。

相手が、自分のことを大して好きでもなかった場合は、相手のことを悲しませることも苦しませることもないまま「好きな人の役に立つ」「好きな人の記憶に残る」という目的だけ達成できるので、どう考えても万々歳だろう。

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