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常識研究:睡眠

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「睡眠」に関する書籍や記事の読書感想をシェアしています。 愛読書は、堀大輔先生の『睡眠の常識はウソだらけ』 かなりお勧めです!
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#三日坊主

【睡眠読書会#6】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む -睡眠時間は最重要ではない-

【睡眠読書会#6】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む -睡眠時間は最重要ではない-

『睡眠の常識はウソだらけ』を読む。
今日は、睡眠不足と睡眠時間との関係について考えてみます。

1.太陽と共に活動する現地人書籍内では、1908年のイギリスの旅作家エディス・ダーラムが、北部アルバニア山岳地帯で現地の人々を調査した結果が書かれています。

当時、現地の人は時計という概念がなく、日の出と共に目覚めて活動し、日の入りとともに就寝したそうです。こういう生活のため、夏と冬とでは睡眠時間が全

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【睡眠読書会#4】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む ー情報との向き合い方−

【睡眠読書会#4】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む ー情報との向き合い方−

『睡眠の常識はウソだらけ』を読む、の第4段です。

今日は、ショートスリーバーは短命なのか?というエビデンスについてです(書籍的には、まだ第1章です)

1.ショートスリーパーが短命だったという研究結果ショートスリーパーが短命かどうかは、気になるところです。

この「ショートスリーパー」=「短命」ということがどのように示されたかというと、

「薬物を使って遺伝子に突然変異を起こさせて、無理やりショ

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【睡眠読書会#3】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む

【睡眠読書会#3】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む

前回までに読んだ箇所では、「睡眠が大事」といえる根拠の実験について、古い、ということをお伝えしました。

今回の箇所も、睡眠に関するデータ・実験に疑問を投げかけていきます。

1.総務省統計局の睡眠時間調査結果最も母数も多く、データ作成者の意図が入らないのが、統計局のデータのようです。書籍内では、統計局のデータをどう捉えるか、ということが話されています。

日本人の睡眠時間は、年々短くなっている、

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【睡眠読書会#1】 『睡眠の常識はウソだらけ』を読む

【睡眠読書会#1】 『睡眠の常識はウソだらけ』を読む

睡眠に関する本を読んで、内容のまとめや感想などをシェアしていきます。

しばらくは私の睡眠改善の原点となる堀大輔さんの著書『睡眠の常識はウソだらけ』を読み込んでいきます。まずは「まえがき」から。

1.睡眠に対する固定観念正直言って「まえがき」から熱いです。

「短眠は早死」
「寝れないことが悪」

そんな固定観念が世の中をどれだけ窮屈にしているか。

この常識が無くならないのは、
「睡眠の気持ち

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