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知らない「ユミさん」
「知っているよ?だってお母さん、瀬尾まいこの本は全部読んでるもの」
もういいでしょう?と言わんばかりの調子で、これぞと思っていた話題はさっさと切り上げられてしまった。いつも話が長い人なのに。呆気にとられる。
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母から「スマホのアプリについて聞きたいので、電話の時間をつくってください」とLINEがきた。50歳を過ぎてからスマホ(というか携帯電話。それまで携帯をもっていなかった)デビューした母
欠片を集める 息が止まる
某月某日
美容院始めをしに行く。
2年半ほど担当してもらい続けているタカハシさんの施術は、いつも手さばきに無駄がなく美しい。「お任せで」のオーダーに対して毎回、必ず印象が変化するよう応えてくれる。
人といると緊張しがちだけれど、タカハシさん相手にはリラックスできる。疲れているときこそ、ある種の助けを求めて美容院に行く。
前回の施術でおすすめしてもらったのが毛先カラー。ランダムに毛束をとり、