なるくる

日々のことを書いています。たまに写真とイラスト。

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マガジン

  • とりあえず残しておきたくて

    日記よりは長く頭のなかに留めていたもの。文章と写真。

  • 某月某日

    日記。記憶を記録に変える場所。

  • わたしの宝箱

    いいなあと思う服飾、インテリア、雑貨、本、まちなど紹介。

  • ゴールのないエッセイ修行

    考え練った文章。エッセイってなんでしょうか。

  • 描く。えがく

    クレヨン、色鉛筆、サインペン、水性ボールペンを使っています。

最近の記事

1回リセット

「それはあなたのせいだし仕方ないっしょ笑」 軽い調子の特に意味のないことばが、妙に深く刺さる。おかしいなとは思いつつ、確かにきもちが沈んでいく。こころに凪が訪れるのを待つしかなかった。待ちながら、自分でも戸惑っていた。 ・ 色々あった平日5日間だった。年末にかけて通常より2段階くらいギアを上げて働くようになって2、3週目。ぱんぱんに働いてなんとか当日のやることが片付く。明日もぱんぱんだな、スケジュール通り進行するかな、とほんのり心配しながら床に就く日々。 「予想外」が起

    • 芋はいいし、海もいい

      某月某日 仕事に余裕ができ、ほぼ定時退社ができる日が続いているのでチョコザップ通いを再開する。家の外に出るのと在宅ワークで凝り固まった身体をほぐすのが大目的なので、ストレッチスペースでヨガをし、あとはポッドキャストやラジオを聴きながら3種類ほどの器具でトレーニングして帰るだけの、なんちゃってジム通い。 この日のお供はジェーン・スーと堀井美香のOVER THE SUN。芋・栗・南瓜のいずれかしか食べられないならどれを選ぶかという話題。スーさんは南瓜、堀井さんは栗に傾いている

      • 5年ぶりの海外旅行

        念願だった。やっと海外旅行ができた。インドネシアはバリで、一人旅をした。 ・ 大学生の頃の私は、割と海外に行っていた。アフリカのある国に複数回、その他インド、マレーシア、台湾、ハワイも。大学自体も国際色が強く、そのなかの国際系の学科に所属していたこともあり、海外を訪れる機会はたくさんあった。どれも2カ月もないくらいの滞在だったけれど、いまの私を形づくるのに欠かせない思い出。 社会人になっても数年に一度は海外旅行したかったし、すると思っていた。それがコロナ禍と自身の体調不

        • 感染症三昧で夏終わるじゃん、と思っていたけど案外元気

          続・「背中の痛みで眠れない」 ・ 数日間寝込み、1日半くらい家で仕事をして、週末は布団の上で過ごした。コロナというのはすごいもので、身体と喉が異様に痛い。すなわち睡眠も食事も十分にとれない。寝てはいるけどいつまでも眠いし、食事はちっとも楽しくない。なんなら食べる気が起きない。 そんななので、ある程度症状がおさまっても、体力が回復するには随分時間がかかった。そりゃそうよね、と思う一方で、なんとかやり過ごすだけの毎日はつまらないと思った。 やることがあって気が紛れるし、程

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        • とりあえず残しておきたくて
          62本
        • 某月某日
          31本
        • わたしの宝箱
          13本
        • ゴールのないエッセイ修行
          44本
        • 描く。えがく
          12本
        • 想像力を総動員
          3本

        記事

          背中の痛みで眠れない

          背中が痛かった。 座りっぱなしの在宅ワーク。腰を痛めるのはままあること。早いうちに対処しないと、とストレッチを始める。皮膚が引き攣れる感覚があった。なんか変だった。 夜中。寝付きはいい方なのに眠れない。痛みが脇腹あたりに移動している。触るとちょっと熱い。ぽこぽこした手触り。おかしいなと思っていたら眠っていた。 起きたらお腹から左脇腹、背中にかけて発疹ができていた。なんというんだっけ。ネットで調べて帯状疱疹だと分かる。 皮膚科での待合室。痛くて身体がしんどくてじっとして

          背中の痛みで眠れない

          再起動する。映画、本、果物

          たくさん考えて、いろいろ考えうることはやってみて。それでも解決の糸口が見えない、疲れたときに。 私が再起動するのを手助けしてくれるものたちを紹介します。 ✅チームで乗り越える達成感を思い出したいときに井上雄彦「THE FIRST SLAM DUNK」 バスケ漫画・SLAM DUNKの、インターハイの1試合を映画化。無名校ながら神奈川県代表として勝ち上がった湘北高校は、前年度優勝の超名門・山王工業高校と予選で対戦する。 試合と回想が半々くらいで進む物語が、惹かれる理由だ

          再起動する。映画、本、果物

          玄米握り

          「明るい水」というエッセイ集を、繰り返し読んでいる。神奈川県真鶴町にある、道草書店の中村道子さんが書かれた本だ。 ・ 真鶴は、5年ほど前に知ってからずっと惹かれている土地だ。雑誌で紹介されていた真鶴の、港町を一望する風景や、細い路地が入り組んだまちなかの様子は、ひと目見てすとんとこころに入ってきた。以降、真鶴に関わる事柄はなんとなく追うようになる。 「なぜか気になるが縁はない」土地にある、面白そうな本屋ということで道草書店の存在を知った。その店主さんがご自身のお店のこと

          いつだって本音は

          某月某日 久しぶりの美容院へ行く。髪を3カ月も伸ばしっぱなしにしていたのは、下手したら人生初のことだ。 人生初は、もう一個ある。それは、肩につくほどの長さのヘアスタイルを楽しんで維持していたこと。 長くしないといけない理由はなかったけど、ミニボブからボブになり、顔周りにレイヤーを入れたウルフ風ボブになり、ランダムに毛先カラーをし、小さなお団子がつくれるくらいまで伸ばした。初めてのスタイルばかりだったけど、どれも楽しかったのは、美容師のタカハシさんの腕があってこそ。 そ

          いつだって本音は

          暮らしの週末

          某月某日、金曜日 午後休をとった。1カ月前、先々の予定を見て「この辺できっと疲れが出るから午後休暇を入れておこう」と思って取得していた休みだ。特別な予定はない。 歯医者で定期検診をうけて、ツルツルの歯とともに考える。さて、何をする?いろいろ案を出しながら、行っていなかったブックカフェがあったことを思い出し、歩を進めた。 1、2年前にできたらしいその店は、最寄り駅から歩いて1分くらいの超駅チカ。ただ、その店に用がなければ見過ごしてしまいそうな小道の、建物の2階あるのでなか

          暮らしの週末

          芽吹く

          東京にいても、自分の在りよう次第で季節の移り変わりを全身で感じられると思っている。 でも、生き物が元気になるこの季節は、特別に山がいい。生命力と、喜びと、有り余るエネルギーが満ち満ちている。 3年ぶりに、5月の山で数日過ごした。すごくすごく、行ってよかった。 ・ 20240506 Photo by NARUKURU

          社会人5年目、春

          社会人5年目を迎えた。26歳。 今年度から上司になった方が、私が入社したときに社会人5年目くらいだった気がする。同じ会社に4年もいたのだということに驚きを隠せない。 担当しているサービスや仕事も、1年くらいやり続けたことになる。同じチームにいた先輩方が別業務へ移ったり、チームに所属はしているものの軸足を移したりしていて、必然的に自分が対応する範囲も広がった。5年目は、そういう時期なんだと思う。 元来、私は仕事が好きなんだろうなと最近思う。しんどかったり、面倒だなと思うこ

          社会人5年目、春

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          そばかす/蘇畑佳純(三浦透子)

          そばかす/蘇畑佳純(三浦透子)

          一生懸命、粛々と

          某月某日 朝、目覚めたら8時だった。 7時にセットした目覚ましに気づかなかったことに動揺する。 年度末に向けて細々とした対応事項があって、それらを終えていくためにいつもなら一息つくところを省いたり、ちょっと就業時間を伸ばしたりして、やりくりする日々が続いている。 ひとつひとつはたいしたことないし、一過性のことなのでまあ大丈夫なのだけど、疲れるものは疲れる。 私はそこそこ早起きできるけど、心身のスイッチがオンになるまでたっぷりと時間をつかいたい派。在宅ワークかつ9時半始業

          一生懸命、粛々と

          知らない「ユミさん」

          「知っているよ?だってお母さん、瀬尾まいこの本は全部読んでるもの」 もういいでしょう?と言わんばかりの調子で、これぞと思っていた話題はさっさと切り上げられてしまった。いつも話が長い人なのに。呆気にとられる。 ・ 母から「スマホのアプリについて聞きたいので、電話の時間をつくってください」とLINEがきた。50歳を過ぎてからスマホ(というか携帯電話。それまで携帯をもっていなかった)デビューした母。私に「教えてくれ」という内容が少しずつ高度になっていくのを見て、適応能力が高い

          知らない「ユミさん」

          、の後

          涙が溢れてくる。 今日の予定にソワソワしながら洗濯機を回し、掃除をする。出かけるのは昼ころだから、まだ時間に余裕がある。しばらく続いていた肌荒れも落ち着いてきたし、シートマスクをつかおう。マスクをとった肌はこころなしか元気に見える。どんなメイクにしようかわくわくしながら、いつもより丁寧に肌に色をのせる。 時間をかけて、気が済むまで迷いながら身支度をするのが好きだ。行き先や会う相手、やることを思い浮かべていると、準備をしているときから「お出かけ」が始まっているような気分にな

          西早稲田・雑司が谷、およびその周辺

          半分青い金柑や、落ちてしまいそうな柚子、見頃を逃した椿、早咲きの梅。自分に関心が集中していた間にも季節は進んでいて、2月も目前だと気づく。 最寄り駅に着いた。電車に乗って降りたことのない駅で降りるのが、今日の私の予定。 ・ 焼きりんごを、おそらく初めて食べた。ベイクドチーズケーキの気分だったけど、売り切れとのこと。せっかくならと未知のものを注文した。 上にかかる「白」がじゅわっと溶けていくさまが、きれいだった。「白」はアイスクリームかと思ったら、生クリームかメレンゲか

          西早稲田・雑司が谷、およびその周辺