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2022年1月の記事一覧

風

種を採った秋桜の立枯れを火にくべる

風は冬の循環の姿
万物はあるがままに千変万化の自由がある

人だけが息苦しいと感じるのだ
己の弱くて傷つきやすい生命が
無力だと思っていたからだ

強いものは暴力であり、攻撃であり、権力であり、憎しみであると教わってきたからだ

人の心にだけ吹く、その冷たい風に当たるまいと、山の頂の塔に登り、
世界が恐れに満ちているという理由で呼吸を止めていた

愛される存在

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上野発の夜行列車降りた時から。

上野発の夜行列車降りた時から。

「津軽海峡・冬景色」の歌い出し。

このフレーズを久しぶりに聴いて昔の思い出が蘇ってきた。

小学生の時、この歌を初めて聴いた。聴いた場所は祖父の車の中。当時はおそらくMDカセットを使っていたが、車内のスピーカーから流れてきたこの曲に強烈な印象を覚えた。これまでに聴いたことのなかった歌い出し、小さい自分はその時の自分の知識をフル稼働させて歌詞になぞってその情景を想像しながら聴き入っていた。

そし

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石川啄木ー姓名判断での見方

石川啄木ー姓名判断での見方

はい、ということで、今回は石川啄木について、今度は姓名判断から見る人物像、持っていた運気など見ていこうと思います。

まず一つ注意としては、この石川啄木の場合、wikiで見ても注意書がありますが、この『啄』の字について、フォントの関係で表示されていないだけで、本来は点が一つ入る字形です。

ということで、一見するとこの啄の10画に、点の1画を加え、11画が正しい、、と思いきや、なんとこの字、採用す

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『散歩の速度』!

『散歩の速度』!

原則毎日夕食後カミさんと桜が丘駅前あたりまで散歩をしている。

『ウオーキング』などと言えるものでは無い。

できれば『大股』で『早足』で歩きたいと思っているがなかなかそうもいかない。

若い人にはどんどん追い抜かれるし、この頃ではカミさんにもおいつけない。困りはしないが『弱ったものだ』!

先日の『ベルベ』という『パン屋さん』の閉店に続いて散歩の途中にしばしば立ち寄っていた『薬屋さん』も今月末で

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ナウシカアの帰還(1)

ナウシカアの帰還(1)

海の吟遊詩人、ナウシカアをめぐる神話的なお話の続き。始まりはこちら。

新しい年の始め、ナウシカアが日本に帰って来る。

函館の大森浜で待つことにした。

冬の北海道は砂浜も白い。

カモメが空を飛び、
ウミネコの鳴き声が聞こえる。

石の上に座り
かたわらに木刀を突き立て
ウクレレのケースを背負ったまま
沖を見る。

──2021年の終わりに突然、一年間使い続けてきた鋼の剣が折れた。折れてバラバ

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【詩】わたしのせかい

【詩】わたしのせかい

たのしいイメージうかんできえる

くすくすくすくすひとりわらい

わたしだけのわたしのせかい

おかあさんのものじゃない

おとうさんのものじゃない

ともだちのけんたくんでも

ペットのシロのものでもない

わたしだけのせかい

ひみつのせかい

わたしだけのものだから

だれにもおしえたりなんかしない

ひとりでくすくすわらってる

わたしのわたしだけのせかいで

ああ

でもね

かみさまに

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