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姓名判断、ホロスコープ、タロットなどなど占い各種を研究する人。軽くメカ音痴につきnoteの機能についてはまだまだ色々とお勉強中。

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  • 小説:ホロスコープ

    最初は最近のなろう系の転生令嬢について、ホロスコープから見るとどう判断できるかの解説から始めましたが、途中から普通の小説になっています。 基本的に3日に1回の更新ですが、暇潰しにでも楽しんでいただければ幸いです。

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  • 姓名判断まとめ

    今まで解説をしてきた姓名判断の基本や各運、五行の説明などを載せています。

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姓名判断の基礎1

前回は天比衛さんという架空の人物に登場してもらいましたが、今度は人名です。それもかなりの有名人さんにお越しいただきました。 日本人なら誰しもが一度は目にしたことがある、その名もズバリ、、 山田太郎さん✨ はい、ザ・見本の代名詞。リアル有名人さんや漫画にも出てきたことがある名前ではありますが、ここではまさに姓名判断の見本として出てきていただきましょう。花子さん希望の方、いらっしゃいましたらごめんなさい、今回はパスで。 山田太郎、山が3画、田は5画、太は4画、郎は9画、総

    • ホロスコ星物語216

      地底湖から上がり、全身から力の抜けた、瞳の閉じられたランツィアの身体をそっと地面へと横たえ、その額に手を伸ばします。 ポタポタと、自分の服や髪から垂れる滴が鬱陶しくて、まずは、火魔法で一気に乾かしてしまって。ランツィアも一緒にね。 思わぬ場所で遭遇して、捕獲されてしまった触手の魔物には、ずいぶん地底湖の深くまで連れていかれてしまっていたから、思ったより地上までの距離があって、一時は間に合わないかとも思ったけど、、うん、大丈夫。 ちょっと身体は冷えていて、水も少し飲んじゃ

      • ホロスコ星物語215

        水路を抜けた先、地底湖は薄暗くも、途中、洞窟の天井に穴でもあるのか、水中にも光の柱が木漏れ日のように差し込んでいる、ちょっと幻想的な空間になっていました。 湖自体も、野球場のドームが3つくらいは余裕で入るんじゃないの、と思うくらい広く、透明な水にも関わらず、底は暗くてよく見えません。風魔術で酸素ボンベみたいなものは作れるから、自分は大丈夫だけど、溺れたら怖いな、と反射的に身構えてしまう感じ。 ひとまず、ぷは、と水中から顔を上げて周囲を見回して、やっぱりアラウダの人間が周り

        • ホロスコ星物語214

          「でやああっ!」 青年の上げる裂帛の声と、ギン、という甲高い金属音が狭い洞窟へと鳴り響きます。 持ってる剣は帝国支給らしい鉄製の剣で、うーん、この切れ味だと、ちょっとくらい補助をかけただけじゃ魔物の装甲は斬り裂けなそう。 これまで洞窟内にいたのは、野生の熊が魔素によって魔物化した、いわゆる自然発生型の魔物で、怪力と巨体の迫力こそあったものの、いくつか強化魔法をかけてあげれば、ランツィアの腕でも打ち倒せる程度の魔物でした。 ただ、ちょっと水を補給したい、とランツィアが希

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        姓名判断の基礎1

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        記事

          ホロスコ星物語213

          「ふう、、困っちゃうな」 とりあえず盗賊だかレンジャーだか知らないけど、藪から藪へと音もなく移動し、忍び足の追跡者を振り切ったところで、軽く息を整えます。 追ってきているのはアラウダの冒険者らしき50名ほどと、所属は知らないけど、やっぱり龍頭山脈の願いを叶える、の部分を狙ってやってきたらしき冒険者が30名ほど、合計80名と山脈の秘密を探りつつ、まずは、比較的なだらかで緑の多い山中で、追いかけっこをしているわけです。 これの何が困るって、相手が全員魔物でもなければ魔族でも

          ホロスコ星物語213

          ホロスコ星物語212

          真っ黒な巨躯の太く逞しい腕を掴み、宿の外、裏手の袋小路までレグルスを連れ出して、改めて小恵理は、どういうことよ、と問いかけます。勿論、急にレグルスが宿の主人に宣言した、小恵理がイダを出る、代わりにレグルスがイダを守るとかいう、意味不明な内容についてです。 ベスタもアルトナも目を覚ましていない状態で、いきなりそんなことを言われたって、どこをどう納得しろという話でもあって。ましてや、二人とも今現在こそ命の危険はなさそうではあるけれど、意識不明っていう、決して気を緩められる状況で

          ホロスコ星物語212

          ホロスコ星物語211

          結局、ベッドで寝かせてすぐにベスタは眠ってしまって、自分もちょっと手持ち無沙汰になってしまって。隣のベッドに腰かけたところで、なにやら足元から声をかけられます。 「おい嬢ちゃん、一回表に出な。ここで俺が出てきちゃまじいんだろ?」 「え、、? や、そりゃそうだけど、、」 別に、こっちはずっと影にいてくれてもかまわないんだけど。どうも、レグルスの方が用があるみたい。言われた通り、宿屋の主人さんに一言だけ断って、宿屋の裏に移動します。 宿屋の裏手は、ちょうど他の家の壁で囲われ

          ホロスコ星物語211

          お疲れ様です。最近多忙と、先日の推理小説執筆の際に書き溜めていた分を大体書ききってしまいましたので、しばらく小説は不定期更新となります。どうぞご了承くださいますようお願いします。

          お疲れ様です。最近多忙と、先日の推理小説執筆の際に書き溜めていた分を大体書ききってしまいましたので、しばらく小説は不定期更新となります。どうぞご了承くださいますようお願いします。

          ホロスコ星物語210

          イダの町は、龍尾砂漠の東寄りにある金細工の町として知られていて、砂漠を更に東に抜けた先、金鉱脈の町ダクティルとは姉妹都市の関係にあると言います。 つまりは、ダクティルで採掘された金はイダに運ばれて、イダに常駐している職人の手によって、金は精緻な金細工へと生まれ変わり、それを再びダクティルまで運んで、商人の手に引き渡されている、、というわけです。 だから、イダとダクティルの間には定期便のようにラクダの商隊が運行されていて、彼らと同行して、ダクティルまでは移動できる、というけ

          ホロスコ星物語210

          揺れない天秤 第十一話

          さて、マサキがゴンを追い出したことで、俺とマサキは二人きりで取調室に残されることになった。 おそらく、どこかで状況を思い出して、佐久間が後任の警察に後を託すことになるのだろうが、、民間人が二人で取調室にいて、これからどうするつもりなのか。マサキは軽く息を付いて俺の正面に座り、気を抜いた笑顔で、座りなよ、と声をかけてくる。 「思い返してみれば、君の周りにはいつもゴンがいたから、こうして二人で話すのも久しぶりだね」 「別に、、お前も忙しい奴だからな」 そんなやつが、なんだっ

          揺れない天秤 第十一話

          揺れない天秤 第十話

          「取り調べ官はお前か、マサキ」 俺の目の前には、見慣れた俺たち事務所員の雇い主、青天目マサキと、その隣に佐久間、反対側にはゴンのやつが何かの機器を持って、三人が並んで立っていた。 場所はかつて、嫌と言うほど苦い記憶を植え付けられた、机と椅子だけの個室、、いわゆる、取調室というやつだ。 当然、普通の取り調べに一般人が同行することなどあり得ない。おそらくは、金と人脈にものを言わせて強引にねじ込んだのだろう。佐久間のいかにも不本意そうな、そして残念そうな表情がそれを物語ってい

          揺れない天秤 第十話

          揺れない天秤 第九話

          あれから事務所に帰った俺たちは、少なくない衝撃を受けて、各々が自分のデスクに着きながら、今日という1日を黙考していた。 まずマサキは、束原周二の自殺現場をレイラに探らせた画像を元に、今も考察を続けている。 第一発見者は、あの辺りを移動経路としている主婦の一人。明け方に散歩気分で歩いていたところ、十字路に差し掛かった時点で、電柱に吊るされた束原の死体に気が付いた、という話らしい。 十字路と言って、電柱は通りの奥、宇津木殺害の現場に近い位置の左側に立っていて、縄がやや長く、

          揺れない天秤 第九話

          揺れない天秤 第八話

          葵の研究室は、いわゆる自分の居室として企業に割り当てられたもので、主に研究内容の記録を取ったり、休憩がてら勉強をしたりするのに使われるらしかった。 研究者ってのは自分の世界に没頭したり、神経質な人間も多いからな。普通の企業のようにデスクではなく、個室そのものを割り当ててやっているってわけだ。 個室とは言え、部屋には大量の書籍の収まった本棚の他、複数人が集まって議論できるテーブル席や、トイレなども併設されていて、そこから換気扇の回る音が鳴っている。印象的には大学教授辺りの部

          揺れない天秤 第八話

          揺れない天秤 第七話

          翌朝以降、俺とゴンは例の製薬会社へと出社を繰り返した。 なにせマサキと和希は事務所の大掃除、もといUSBメモリーの捜索とやらで事務所に籠りきりだし、人手は俺とゴンの二人しかいないのだ。ただでさえ建物自体がバカデカイいのに、1日や2日で調べが終わるはずがない。 「デジタルで調べられる範囲はレイラに任せればいい。俺たちは紙媒体や人伝の担当だ」 そう、ゴンには指示を出して捜査を続けたが、その間にも、レイラからは警察からハッキングした情報が上がっていて、そこからいくつかの事実が

          揺れない天秤 第七話

          揺れない天秤 第六話

          結論から言って、マサキのネームプレートは大いに役に立った。入ってみるまではわからなかったが、研究棟ではどこの部屋に入るにもセキュリティチェックがあり、認証が成されなければ廊下を彷徨くくらいしかできない仕様だったからだ。 勿論、いちいちレイラに開けさせる手は使えたが、何度も扉の前に立ってはスマホで連絡などしてる奴がいれば、まず間違いなく通報案件だろう。その点、ただ認証機械に翳すだけで通れるネームプレートは、ありがたいという他なかった。 とはいえ、ものが10階まである巨大建築

          揺れない天秤 第六話

          揺れない天秤 第五話

          製薬会社ってのは、日々研究に勤しむ学者たちの他、出来上がった薬を売り込む営業マン、製品の特許に関わる法律家など、意外に多くの人間で構成されているらしい。 俺たちは目的通り、製薬会社の前まで来たところで、まず第一に、その人数を収容する、建物のデカさに目を剥くことになった。 中央に建つ研究棟らしき巨大なビルに、連結して建つオフィスビル、事務棟らしき平屋など、その敷地内には複数の施設が並び、その入り口にはオートロックのセキュリティゲートが配置されている。 このセキュリティゲー

          揺れない天秤 第五話