Nancy@Angkor

アンコールワットの近くに在住し、遺跡1年パスと小さいバイクでアンコール遺跡を訪れていま…

Nancy@Angkor

アンコールワットの近くに在住し、遺跡1年パスと小さいバイクでアンコール遺跡を訪れています。好きな遺跡はバイヨン、プリア・カーン、バコン、写真はFujifilmX10/Canon EOS 5Dにて。カンボジア生活の話は→https://note.com/nancy_phn

マガジン

  • アンコールトム内の遺跡

    巨大な城塞都市アンコールトム。バイヨン以外にも魅力的な遺跡がたくさんあります。

  • アンコール文化関連の博物館

    カンボジアの博物館、伝統舞踊、伝統芸能の影絵などの投稿です

  • アンコール王朝1 (8-9世紀) ジャヤヴァルマン2世

  • アンコールワット(12世紀前半)

    アンコールワット訪問の記事のみこちらに集めています。

  • 真臘(チェンラ)時代(550-802年)

    アンコール王朝より前の、サンボープレイクック遺跡などの時代です

最近の記事

【遺跡探訪77】バイヨンの地下にあった仏像が祀られる、ヴィヒア・プランピー・ロヴェーン

熱波が来ているシェムリアップ、最高気温40度超が既に一週間以上続いています。この中で遺跡に行くかは迷いました。考えた結果、早く行って早く帰ってくることにしました。 朝5時で29度朝起きて外に出て、爽やかじゃなかったのは初めてです。4月の上旬の時点では早朝に限っては涼しいと思っていましたが、今日(4月28日)は朝5時少し前の時点で既に29度ありました。 それでも最初のチケットコントロールを通過してアンコールの森に入る頃には心持ち気温が下がった気がしました。緑のありがたさを感

    • プノンペン国立博物館で、彫像と遺跡を線で結ぶ

      シェムリアップに引っ越ししてからは3回目のプノンペン国立博物館、半年に1回ペースで来ています。その間にも数々の遺跡に訪れているので、毎回新しい発見があります。 カンボジア全土に遺跡があり、その遺跡で見つかった彫像はここ首都のプノンペン国立博物館に保管されているのです。ですので、本来ならアンコール遺跡にあるはずの彫像はほぼ全てプノンペンにあり、最近ではこの博物館を訪れるたびに、彫像と遺跡を繋ぐ作業をし、頭の中で答え合わせをしています。 案内板が綺麗に、わかりやすくなっていま

      • 【遺跡探訪76】難易度高かったプレイモンティ(Prei Monti, 9世紀)

        バコン近くの地図を見ていると、バコンの南にまだ行ったことのないロリュオス遺跡(プレイ・モンティ)があることに気づきました。これは地球の歩き方にも載っておらず、あまり情報がなく難易度高めかなと思いましたが、4回目にやっと辿り着いたプラサットスララウを考えると多分大丈夫だろうと、とりあえず行ってみることにしました。 こちら音声版です。 朝5:40に出発家を出た時は真っ暗でしたが、国道6号線に着くと、道幅が広いので空がよく見えて、東がほんのりピンクになっていました。 本日のマ

        • 【遺跡探訪75】早朝、山の上のプノンクロム(Phnom Krom 9世紀後半)

          おはようございます。今回はいつもと違う、街から南側のプノンクロムか、ワットアトヴィアか前日迷い、早起きしたらプノンクロム、少し遅かったらワットアトヴィアにしようと思いました。 ワットアトヴィアは7:30amまでは絶対入れませんが、プノンクロムは早くても入れそうな気がしたからです。そうでなくても、早朝の山からの景色が楽しめます。 こちら音声版です。 山の途中も楽しめる朝5:00に起きたので、ちょっと遠いプノンクロムまで行っちゃいました。プノン(丘)の名前の通り、高い場所に遺

        【遺跡探訪77】バイヨンの地下にあった仏像が祀られる、ヴィヒア・プランピー・ロヴェーン

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        • アンコールトム内の遺跡
          14本
        • アンコール文化関連の博物館
          5本
        • アンコール王朝1 (8-9世紀) ジャヤヴァルマン2世
          5本
        • アンコールワット(12世紀前半)
          11本
        • 真臘(チェンラ)時代(550-802年)
          2本
        • アンコール王朝2(10-11世紀) スールヤヴァルマン2世
          31本

        記事

          【遺跡探訪74】春分の日のアンコールワット朝日(Angkor Wat 12世紀前半)

          1年に2回見られるという、アンコールワットの頂点からの朝日を見に、本日2024年の春分の日は早起きしました。 朝4時出発オープンは朝5時と聞いたので、ちょっと張り切りすぎて、朝4時には家を出て5時にはアンコールワット環濠のチケットチェックポイントに着きました。 チケットチェックポイントと、橋のあたりでは何も見えず、怖かったです。友人のアドバイスで懐中電灯を持っていくと聞いたので、持っていきましたが、なかったらどうなっていたのだろうと思うくらい何も見えなかったです。スマホの

          【遺跡探訪74】春分の日のアンコールワット朝日(Angkor Wat 12世紀前半)

          【遺跡探訪73】別の遺跡で半分埋められた、アク・ヨム(Ak Yum, 7世紀)

          ガイドブックに載る遺跡は大体まわったので、2周目に入りそうな今、少し違った形で記録してアーカイブ化してみたいと思いました。 そこで今回、初めて音声を現場で録ってみました。 本日のマップ国道から森を抜けてバライ(湖)へ なんと!こんなに美しいと思いませんでした。非常に地味な遺跡ですし、人口湖と思ってたかを括っていたのかもしれません。 遺跡なのでユネスコの石碑もあります。 昨年7月には飛行機から西バライが見え、とても綺麗でした。でも、10月に空港が新しい場所に移転したので

          【遺跡探訪73】別の遺跡で半分埋められた、アク・ヨム(Ak Yum, 7世紀)

          【遺跡探訪72】半年前に世界遺産になった、コーケー遺跡群(Prasat Koh Ker, 921 AD)

          2023年にカンボジア4ヶ所目の世界遺産として、ピラミッド型の遺跡で有名なコーケー遺跡群が登録されました。シェムリアップから車で2時間半の、この遺跡群に先日行ってきました。 (写真はCanon EOS 5D Mark3にて) カンボジアの世界遺産リスト世界遺産の登録はアンコール遺跡群(1992年)、プレアヴィヒア(2008年)、サンボープレイクック遺跡群(2017年)の後に続いています。 本日のマップ在シェムリアップの、クメール語学習者の交流イベントでのツアーでした。大人

          【遺跡探訪72】半年前に世界遺産になった、コーケー遺跡群(Prasat Koh Ker, 921 AD)

          【遺跡探訪71】真っ暗闇、裏からアンコールワット(Angkor Wat East Gate)

          一眼レフの素敵なカメラ(Canon EOS 5D + 28-75mmレンズ)をお借りしたところで、やはりアンコールワットを撮りたい、と思いました。しかし、アンコールワットは駐車場から寺院のレリーフまでかなり歩きます。2.5kgのカメラを持ちながらだと体力勝負です。 そこで、体力の消耗を極力少なくするため、限界まで早い時間(=涼しい)のと、人が少なく、駐車場から寺院までの距離が短い東門(=裏門)から入ることを考えました。 本日のマップ多くのアンコール遺跡は朝7:30にオープ

          【遺跡探訪71】真っ暗闇、裏からアンコールワット(Angkor Wat East Gate)

          【遺跡探訪70】この時期限定の朝日鑑賞の穴場スポット(Prasat Chrung SW 13世紀)

          ずっと行きたかったものの、タイミングが合わなかった、アンコールトム城壁上のプラサットチュルン(南西)に行くことができました。 今日のマップアンコールワットで自転車を乗り捨てた人々アンコールワット環濠に着いたのは6:30頃でした。今は日の出が遅いです。空は白んでいるものの、まだ日の出の気配はありません。 今日は絶対プラサットチュルンに行く(城壁を往復3km歩く)と決めたので、お借りした重い一眼レフカメラではなくFujifilm X10にしました。F値をいじって遊んでいます。

          【遺跡探訪70】この時期限定の朝日鑑賞の穴場スポット(Prasat Chrung SW 13世紀)

          【遺跡探訪69】一眼レフ持ってトマノンへ(Thommanon 12世紀)

          シェムリアップに来てからというものの、遺跡を一眼レフカメラで撮ることを夢見ていました。 やりたいことは、口に出してみるものです。地元の知人から今は使わないという一眼レフカメラを当分の間お借りすることができて、早速今日遺跡へ持っていくことにしました。 本日のマップ今日は定番スラ・スランの朝日を見てから、小回りコースの逆向きにトマノンへ行き、バイヨン1/4周した後アンコールトム西大門から出て、南下しました。 一眼レフを持って一番行きたいところさて、一眼レフ持って行きたいところ

          【遺跡探訪69】一眼レフ持ってトマノンへ(Thommanon 12世紀)

          【遺跡探訪68】4回目の挑戦でたどり着いたプラサットスララウ(Prasat Sralao 11世紀)

          今回はテト(旧正月)休暇でハノイから来た友人と一緒にスラスランとタ・プロームに行く予定でした。しかし気温差からか(ハノイは冬、シェムリアップは夏)友人が体調を崩してしまい、一人で行くことになりました。 スラスランに一人で行くことも考えました。が、久々に気温が下がり、朝は20°C 程度になったので、おそらくこれが今季最後のチャンスかなと、今まで3回失敗したプラサットスララウにまた挑戦しました。 チラリと朝日のアンコールワット今回は逆サイドのスラスランには行かず、プラサットス

          【遺跡探訪68】4回目の挑戦でたどり着いたプラサットスララウ(Prasat Sralao 11世紀)

          【遺跡探訪67】アンコールワットの朝日(西参道に机が800台、謎のイベント)

          朝起きるまではプラサットチュルンに行く予定でした。起きてみると5時ちょっと前、思ったより早いです。これは朝日を見にいかなければ、そして(プラサットチュルンは舗装なしの古い道をひたすら歩くので)来週ベトナムに行くのに捻挫したりしてはいけないと思い急遽変更。 以前、タイに行く前日に階段で滑って、タイ旅行中ずっと脛が痛かったので、守れるものは守ろうと思いました笑。 というわけで、シェムリアップからは一番近く、遺跡で朝日が見える場所のアンコールワットへ。 趣味に無理やり関数を使い

          【遺跡探訪67】アンコールワットの朝日(西参道に机が800台、謎のイベント)

          【遺跡探訪66】ライ王のテラスで三島由紀夫「癩王のテラス」を読む

          アンコールワット環濠と南大門朝6:30頃家を出ました。乾季前半は、アンコールワット環濠はどこをどんな風に撮っても絵になります。(逆に雨季は、どんな風に撮っても決まらないです…) アンコールトム 南大門。 今日は寄り道もせず(途中、屋外カフェでコーヒー飲みましたが)一直線にアンコールトムへ。 ライ王像と三島由紀夫全集で記念撮影ライ王像レプリカ(本物はプノンペン国立博物館)と一緒に記念撮影しました。前回訪れた時と肩にかけている布が違う気がします。この像は裸体なのですよね。

          【遺跡探訪66】ライ王のテラスで三島由紀夫「癩王のテラス」を読む

          【遺跡探訪65】プラサット・スララウ3回目断念(スラ・スラン一周で埋め合わせ)

          2度の失敗の後、乾季前半の間にプラサットスララウに再度挑戦しようと考えていました。乾季後半は気温が40度近くになるので、天候が比較的穏やかな今のうちにと思ったのです。 夜明け前、早く起きたので、「今日はプラサットスララウに挑戦しよう、そして朝日を途中で見てもいいかな」と思いました。今考えるとプラサットスララウに比較的近いアンコールワットが良かったと思うのですが、何故か最近ダウンロードしたNikeのランアプリでスラスラン一周のマップを作りたい!と思ってしまい、スラスランへ向か

          【遺跡探訪65】プラサット・スララウ3回目断念(スラ・スラン一周で埋め合わせ)

          【遺跡探訪64】バッタンバン、ワットバナンからの初日の出(Wat Banan 10世紀)

          年末年始をバッタンバンで過ごし、プノンバナンの山頂で初日の出を見ることができました。昨年、2年前のアンコールワットに続き、3年連続で元旦に遺跡を訪れています。 シソポンからバッタンバンへシェムリアップからバッタンバンまでは直線距離ではそう遠くないのですが、道がないため、一旦タイに近い街のシソポンまで出てから南下します。今回はタクシーを利用しました。 年越しで大騒ぎのシェムリアップを避けてバッタンバンに来たつもりでしたが、なんとホテルの通りの突き当たりが年越しライブ会場でし

          【遺跡探訪64】バッタンバン、ワットバナンからの初日の出(Wat Banan 10世紀)

          【遺跡探訪63】ラピュタのモデル?ベン・メリア(Beng Mealea, 12世紀)

          ベンメリア遺跡の話を初めて聞いたのは、ちょうど6年前でした。ベトナムの企業で働いていた時に、休憩時間にサイゴン大聖堂の美しい風景をオフィスビルから眺めながら、年下のマレーシア人上司が言ったのでした。 「カンボジアのシェムリアップから2時間くらいのところの森の中にすごい遺跡があるんですよ。ジブリのラピュタの世界そのもの。ぐっちゃぐちゃに壊れていて、その上から巨大な木が生えていて」 と写真を見せてくれて、もうすっかりその時から私はベンメリアの虜になってしまいました。 遠いけ

          【遺跡探訪63】ラピュタのモデル?ベン・メリア(Beng Mealea, 12世紀)