マガジンのカバー画像

アンコール王朝2(10-11世紀) スールヤヴァルマン2世

31
運営しているクリエイター

記事一覧

【遺跡探訪71】真っ暗闇、裏からアンコールワット(Angkor Wat East Gate)

【遺跡探訪71】真っ暗闇、裏からアンコールワット(Angkor Wat East Gate)

一眼レフの素敵なカメラ(Canon EOS 5D + 28-75mmレンズ)をお借りしたところで、やはりアンコールワットを撮りたい、と思いました。しかし、アンコールワットは駐車場から寺院のレリーフまでかなり歩きます。2.5kgのカメラを持ちながらだと体力勝負です。

そこで、体力の消耗を極力少なくするため、限界まで早い時間(=涼しい)のと、人が少なく、駐車場から寺院までの距離が短い東門(=裏門)か

もっとみる
【遺跡探訪69】一眼レフ持ってトマノンへ(Thommanon 12世紀)

【遺跡探訪69】一眼レフ持ってトマノンへ(Thommanon 12世紀)

シェムリアップに来てからというものの、遺跡を一眼レフカメラで撮ることを夢見ていました。
やりたいことは、口に出してみるものです。地元の知人から今は使わないという一眼レフカメラを当分の間お借りすることができて、早速今日遺跡へ持っていくことにしました。

本日のマップ今日は定番スラ・スランの朝日を見てから、小回りコースの逆向きにトマノンへ行き、バイヨン1/4周した後アンコールトム西大門から出て、南下し

もっとみる
【遺跡探訪68】4回目の挑戦でたどり着いたプラサットスララウ(Prasat Sralao 11世紀)

【遺跡探訪68】4回目の挑戦でたどり着いたプラサットスララウ(Prasat Sralao 11世紀)

今回はテト(旧正月)休暇でハノイから来た友人と一緒にスラスランとタ・プロームに行く予定でした。しかし気温差からか(ハノイは冬、シェムリアップは夏)友人が体調を崩してしまい、一人で行くことになりました。

スラスランに一人で行くことも考えました。が、久々に気温が下がり、朝は20°C
程度になったので、おそらくこれが今季最後のチャンスかなと、今まで3回失敗したプラサットスララウにまた挑戦しました。

もっとみる
【遺跡探訪67】アンコールワットの朝日(西参道に机が800台、謎のイベント)

【遺跡探訪67】アンコールワットの朝日(西参道に机が800台、謎のイベント)

朝起きるまではプラサットチュルンに行く予定でした。起きてみると5時ちょっと前、思ったより早いです。これは朝日を見にいかなければ、そして(プラサットチュルンは舗装なしの古い道をひたすら歩くので)来週ベトナムに行くのに捻挫したりしてはいけないと思い急遽変更。
以前、タイに行く前日に階段で滑って、タイ旅行中ずっと脛が痛かったので、守れるものは守ろうと思いました笑。

というわけで、シェムリアップからは一

もっとみる
【遺跡探訪65】プラサット・スララウ3回目断念(スラ・スラン一周で埋め合わせ)

【遺跡探訪65】プラサット・スララウ3回目断念(スラ・スラン一周で埋め合わせ)

2度の失敗の後、乾季前半の間にプラサットスララウに再度挑戦しようと考えていました。乾季後半は気温が40度近くになるので、天候が比較的穏やかな今のうちにと思ったのです。

夜明け前、早く起きたので、「今日はプラサットスララウに挑戦しよう、そして朝日を途中で見てもいいかな」と思いました。今考えるとプラサットスララウに比較的近いアンコールワットが良かったと思うのですが、何故か最近ダウンロードしたNike

もっとみる
【遺跡探訪57】スラ・スランの夕日(Sra Srang 10世紀)

【遺跡探訪57】スラ・スランの夕日(Sra Srang 10世紀)

遺跡パスを1日券にした日本からの家族のリクエストで、アンコールワットとタプロームに行った日の夕方に、スラ・スランを訪れました。詰め込みましたねー。

スラ・スランはツアーではなかったので、最大6人乗れる大きいトゥクトゥクをその場で交渉しました。
事前に2時間拘束で20ドルまでだったらok、それ以上だったら交渉しようか、と言っていましたが、あっさり15ドルで即決でした。クメール語で話したのが効いたか

もっとみる
【遺跡探訪55】ガイドさんと巡るアンコールワット

【遺跡探訪55】ガイドさんと巡るアンコールワット

11月半ば、日本から家族が来ました。ホーチミン在住時には父がアンコールワット 帰りにホーチミンに寄ってくれたこともあり、またプノンペン在住時にはプノンペンから両親と一緒にアンコールワットに行ったこともありました。

今回は完全にホームとして日本の家族を迎えられること、またカンボジアは初めてという弟夫婦も一緒だったことでとても楽しみにしていました。

また、長年(コロナ期から3年も!)私がオンライン

もっとみる
【遺跡探訪54】巨大な涅槃像でもあったバプーオン(Baphuon 1060年/16世紀)

【遺跡探訪54】巨大な涅槃像でもあったバプーオン(Baphuon 1060年/16世紀)

11月9日、カンボジアの独立記念日で祝日だったので、前回大雨で門さえくぐれなかったバプーオンにもう一度挑戦しました。

アンコールワット横の「タ・プローム・ケル」の修復が進んでいました。

ジャヤヴァルマン7世の作った102の施療院のうちの一つだそうです。この施療院巡りもしたくなってきましたが、キリがないですね。一体いくつ遺跡があるんでしょう。お遍路巡りの気持ちになってきました。
下の写真は5ヶ月

もっとみる
【遺跡探訪52】大雨のバプーオン(東門のみで断念)

【遺跡探訪52】大雨のバプーオン(東門のみで断念)

3週間ぶりにアンコール遺跡を訪れると、季節が変わったかのようでした。雨季の終わりの、予測できない雨。通常は夕方にざっと降るだけなのですが、今回は明け方まで雨が降り、朝なんとか止んだかなというところで出かけました。

アンコールワットの水濠まで出ましたが、かなり空が暗いです。

このアンコールワット環濠の外を歩いて一周するのは一度やってみたいです。実は北側など、まだ通ったことがありません。

この日

もっとみる
【遺跡探訪46】クメール少数民族の女性像(アンコールワット第一回廊東面)

【遺跡探訪46】クメール少数民族の女性像(アンコールワット第一回廊東面)

こんにちは。ガイドブックをパラパラと見てみると、アンコールワット第一回廊の東側の外壁のデヴァターにちょっと変わったものがあると書いてありました。東側ということは、東門から気軽に行けるはず、と早朝の仕事前にちょっと訪れてみました。

本日のマップ6:30頃出発、7:00過ぎに東門に着きました。

シェムリアップ市街地から北上し、環濠に突き当たったところで、先日訪れた南門が見えました。

雨の後なので

もっとみる
【遺跡探訪43】番外編・空から西バライと西メボン(11世紀)

【遺跡探訪43】番外編・空から西バライと西メボン(11世紀)

こんにちは。今回は遺跡の探訪ではないですが、シェムリアップ空港から離陸した直後に西バライが非常に美しく見えたので、写真を投稿します!

離陸の時に右側に座っていると西バライが見え、左側に座っているとトンレサップ湖とプノンクロムが見えます。

シェムリアップ空港は今年10月、シェムリアップ市街地から北51キロの場所に移転するそうです。(遠すぎ)
なんでも、中国からの大型国際線を大量に離発着させるため

もっとみる
【遺跡探訪39】王宮の向かいにひっそりと、北クリアン(North Khleang, 10世紀)

【遺跡探訪39】王宮の向かいにひっそりと、北クリアン(North Khleang, 10世紀)

アンコールトム内のプレア・ピトゥに行った時に隣にあって気になった、北クリアンを訪ねてみました。最近イベントなどが多く、アンコールの森方面に行ったのは2週間ぶりでした。

6月も終わりに近くなってくると暑期が終わって、朝の空気がとても爽やかです。カンボジアは、3月の終わりから6月初旬を除けば、日本より過ごしやすいかもしれません。

雨季の遺跡5月終わりくらいから10月頃までカンボジアは雨季に入り、一

もっとみる
【遺跡探訪38】裏からアンコールワットに入ってみた(Angkor Wat East Gate)

【遺跡探訪38】裏からアンコールワットに入ってみた(Angkor Wat East Gate)

こんにちは。いつも気になっていたことは、アンコールワットの東からプラサットクラヴァンに通じる道を曲がらないで、真っ直ぐ行くと何があるんだろうということでした。

舗装道路でないものの、ピクニックに行くような感じのカンボジア人家族を乗せたトゥクトゥクがそちらの方向に向かっているのをよく見たからです。

気になる未舗装の道いつもは、この写真の分岐点を左(アンコールワット正門・アンコールトム方面)に曲が

もっとみる
【遺跡探訪36】アンコールワットとトムの間の小さな遺跡たち(Prasat Bei etc.)

【遺跡探訪36】アンコールワットとトムの間の小さな遺跡たち(Prasat Bei etc.)

こんにちは。一週間前くらいから雨季に入ったシェムリアップ、昨夜も夜中に雨が降っていたようです。今回は、道順としては行きやすいにもかかわらず素通りしていた、アンコールワットとアンコールトムの間にいくつかある目立たない遺跡を周ってみました。

雨季の晴れ間は空気が澄んでいます雨季の空気は綺麗です。遠くまではっきりと見えます。アンコールワット外濠はここ数日の雨で水嵩が増しているよう。

別の角度から外濠

もっとみる