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【遺跡探訪65】プラサット・スララウ3回目断念(スラ・スラン一周で埋め合わせ)

2度の失敗の後、乾季前半の間にプラサットスララウに再度挑戦しようと考えていました。乾季後半は気温が40度近くになるので、天候が比較的穏やかな今のうちにと思ったのです。

夜明け前、早く起きたので、「今日はプラサットスララウに挑戦しよう、そして朝日を途中で見てもいいかな」と思いました。今考えるとプラサットスララウに比較的近いアンコールワットが良かったと思うのですが、何故か最近ダウンロードしたNikeのランアプリでスラスラン一周のマップを作りたい!と思ってしまい、スラスランへ向かいました。


本日のマップ

スラ・スラン一周(GPSで長方形のマップ作り)

到着したのは6時過ぎでした。まだ日が登っていませんが、少し明るくなっています。スラスラン横のカフェが開いていたので、カフェラテ頼んで飲みながら周囲を歩きました。

いつもは行かない南側も。

カフェラテ飲み切って手ぶらになったので走ってみます。

巨大な木の中を祠にする感覚は、日本と似ているなあと思いました。
高床式の伝統的な家の作りや色が可愛らしいです。トンレサップ湖の近くもこういった家が多いです。

スラスラン南東の門。一番人が来ない場所だからか、修復は進んでおらず、石はガタガタのままでした。またそれもいいです。

伊能忠敬の気分になるアプリ

Nikeのランアプリでスラスランの周囲を測量したマップができました。一周2.36kmだそうです。

今日のバイヨン

今日は勝利の門から入りバイヨンを1/4周して西門に抜けました。この時間帯は、北からのバイヨンが陰影がはっきりしていて美しいです。南からも綺麗ですが、樹木が多いからか、写真には上手く撮れません。

北から見るバイヨン

プラサット・スララウ3度目の挑戦

さて、アンコールトム を東から西に抜けて、プラサットスララウに改めて挑戦してみました。何故これほどこの遺跡に行きたいかというと、バンテアイスレイ様式の素晴らしい彫刻があるからです。一部はプノンペン国立博物館(2023年に見ることができました)一部は東京国立博物館(近々行きます)、そして現地の3カ所にあるのだそう。

上記のGoogle Mapsでも評価は最高の5である一方で、4回目の挑戦でたどり着きましたというレビューもあります。行きにくいのです。

今回はThe Beigeという高級リゾート側から入ろうとしました。

結果としては、④と⑤が今回の挑戦でしたが、たどり着きませんでした。
①が1日目、②と③が2日目の惨敗の記録です。

④の道の挑戦(北から)

アンコールトム 西門から北へ走り、突き当たりで西へ行きました。東へ行くとバンテアイスレイなので、この道は知っていました。そしてかなり道が悪いということも…

舗装はありませんでした。アンコールの赤土が続きます。
新しそうな学校(?)
田舎道に突然、高級リゾートのThe Beigeの入り口がありました。

The Beigeの向かいの道から南下しようとすると、入り口でおじいさんが佇んでいたので、クメール語で「プラサットスララウに行きたいです。この道ですか?」と聞きました。
すると、「ここからでは遠すぎる。あっちから行きなさい」と今来た道を指差します。いやいや、向こうの道は行けないから、ここから行きたい、と説明しても、「遠すぎる」と譲ってくれず、通してくれません。そのうちおばあさんが呼ばれ、二人に説得されて、泣く泣く引き返しました。

⑤の道の挑戦(東から)

前回、プノンペンナンバーの人に「この道からではプラサットスララウには行けない。皆、この道から行こうとしているから、私が注意喚起している」と言われて、引き返したこの道。

どこまで行けるか自分で確かめてみたかったので、行ってみました。

かなりいいところまで(小川まで)来たのですが、Google Mapsにある道にはフェンスで塞がれていて、通れませんでした。もしかすると私道を自由に出入りしていたところ、所有者がフェンスを作ったのかな…という気もします。
プノンペンナンバーの人、疑ってごめんなさい。(だってプノンペンナンバーだったから…)やっぱり行けませんでした。

あの向こうなのに…

寂しく帰ります。

これで望みが絶たれた…と思ったのですが、帰ってからもう一度よくマップを見ると、プラサットスララウに通じる北からの道で行ったことがないものが一本ありました。今後どこかのタイミングで行けたらその道に挑戦し、無理そうだったら諦めます。

絶品、タ・パウの肉まん

今日こそは行けると確信していたので、かなり落ち込みました。
それで絶対美味しいもの朝ごはんに食べる!と以前クメール語の先生に勧められたノンパウ(肉まん)を食べに行きました。卵、豚挽肉、発酵ソーセージ、ココナツ等が入っていて、絶品でした。

スラ・スランの朝日と肉まんで埋め合わせしました。

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