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【遺跡探訪62】辿り着かないプラサットスララウ(2回目断念)

6月に挑戦して敢なく断念した、プラサットスララウ。道の悪さから雨季は無理だなと思い、また念願のバンテアイスレイに行けたこともあり(プラサットスララウは、バンテアイスレイ以外で唯一のバンテアイスレイ様式の寺院)またチャンスがやってきたと思い、気候の良い12月に挑戦してみました。

一回目はこちらです。


本日のルート

結果から言うと、今日も2つのルートで挑戦しましたが、どちらもたどり着きませんでした。前回と同じルートで同じく断念し、南から回りましたがそちらもGoogleMapの道が消え、(恐らく)私道に入ってしまい、その後農地となってたどり着くことができませんでした。

シェムリアップ川沿いのカフェ

いつもはセブンイレブンで持ち帰りカフェラテを買っていました。アンコールの森に入る直前にセブンイレブンが出来て(半年くらい前?)、「ここから先は店はありませんよ」と言われているようでいつも何となく入ってしまい、物色して、結局は買うものないなーと、何となくカフェラテだけ買って出るのでした。

今日、試しにシェムリアップ川の上流の方のローカルカフェで持ち帰りカフェラテを買ってみました。

豆はその場で挽いてくれるし、エスプレッソマシーン使っているし、値段1ドル(セブンイレブンより安い)。そして熱いのです。セブンイレブンのは、いつもぬるいんですが、持ち帰りだから仕方がないものだと思っていました。

アンコールワット環濠にてカフェの時間、幸せ。美味しい。

「セブンイレブンのコーヒーは安くて美味しい」という思い込みがありました(日本のセブンイレブンの戦略?)良く考えてみると、カンボジアのセブンイレブンは日系ではなくタイ系です。タイは料理は美味しいのですが、コーヒーは全体的にタイよりカンボジアの方が美味しい気がするのです(旧仏領が関係している?)
あー、ローカルカフェで買えばよかったのか。

新時代カンボジア人の趣味

今日もバイヨンは美しいです。そのバイヨンの周りで、400ccくらいのバイクの集団が休憩していました。外国人かなーと思ったのですが、若いカンボジア人です。

高級バイクでツーリング

こんなことを言うとカンボジア人から怒られそうですが、ベトナムの10年後をゆく感覚があります。主な交通手段が自転車からバイクに変わり、ほとんどの人がバイクで移動できるようになった頃に、一部の人が高級バイクに乗って趣味としてツーリングを楽しむ、ベトナムに住み始めた頃がまさにその時代でした。

一眼レフで猿の写真

以前から不思議だったのですが、若いカンボジア人が夢中になっているものの中に一眼レフでバイヨンの周りの猿の写真を撮るというのがあります。

特にバイヨン西側の廃屋の屋根にいる猿を三脚で撮る人がとても多いです…

確かに動物の写真を撮るのは楽しいことだけど、バイヨンの猿は天敵もおらず、上野公園の鳩のような感じで、「増える→観光客の食べ物を奪う→増える」というスパイラルになってしまっているようです。

さて、西方面へ。

アンコールトム 西門を抜けます。地面に置いてあった阿修羅の頭がいつの間にか撤去されていました。「千と千尋」の緑の頭のようで好きだったのですが。

ここからがスララウへの正念場

アンコールトムを出て、西の道を北上します。

看板などはないので、Google Mapsを見て少しずつ移動。

この道です!思い出しました。完全に乾季に入ったため、6月より道の状況は良くなっているみたいです。でもスリップするのは嫌なので、念のためバイクを止めて歩きました。

あれ?これはバイクでも行かれるかもしれない、と思ったのと、想像より直射日光で体力消耗しそうなので、やはり戻ってバイクで行こうと決めました。

戻ります。

①プノンペンナンバーに引き止められ、断念

バイクでもう一度道に入ったところで、巨大なピックアップトラックが後ろからパオーンとクラクションを鳴らし、見ると「どこへ行くのか」と聞かれました。

「プラサットスララウに行きます」と言うと、「スララウはこの道ではない。1kmくらい南に行って、右折して行くんだ。みんな間違えてこの道を通るから、注意している」と言います。

「でもマップは、この道がスララウに通じていますよ」をiPhoneを見せても、「いや、この道ではない。みんな間違えるんだ」と言います。

こんなに大きい車だから入れないのでは?と思いながらも、まさに前日に家の裏を散歩していてGoogle Mapsに近道があったので行ってみたものの、家が建っていて道は実際には無かったということもありました。

うーん、どっちにしても道が無いのは自分で確かめたかったけれど、もうこの車が通してくれなさそうなのでしかたないなと、南へ行きました。

②GoogleMapsの通り、道は無かった

ここかな、と思われる道を入って行きました。実際には先ほどの小道から1.8km南でした。

赤土が、カンボジア西部っぽいです。

ロリュオス遺跡のあたりと似ています。こんな場所にも所々人は住んでいて、一応歩いていた2人組に「プラサット・スララウはどこか」と聞くと、一人は後ろを指差し、一人は進行方向を指差しましたw
(この時点で、この道は違うと気付きたかった…)

方向的は合っているはずです。一応、この道まではGoogle Mapsにありました。

正面に柵が見え、道が途切れました。Google Mapsを見ても、ここで道が終わっています。しかし!この写真を撮っていると後ろからトラクターが来て追い抜かし、右の小道へ入って行きました。

ついて行きます。

Map上の道はなくなったが、方向は合っているので、スララウ南部のぴょこっと飛び出ている道に出るのではないかと希望を持つ。

しかし、道は終わってしまいました。
農作業をしている若い人が3人いて、話しかけてみると、「オッミエンプラウテー(道はないよ)」と…プラサットスララウはどこですか?と聞いても3人の共通の意見がなかったので、これはだめかと引き返すことにしました。

西門をもう一度入ります。

後でプラサットスララウのレビューをみると、日本の方が投稿していました。

何と4回目の挑戦!私も2回くらいでめげてはいけないな。東から、南からと攻めたので、次は北から挑戦してみようと思います。

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