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【遺跡探訪71】真っ暗闇、裏からアンコールワット(Angkor Wat East Gate)

一眼レフの素敵なカメラ(Canon EOS 5D + 28-75mmレンズ)をお借りしたところで、やはりアンコールワットを撮りたい、と思いました。しかし、アンコールワットは駐車場から寺院のレリーフまでかなり歩きます。2.5kgのカメラを持ちながらだと体力勝負です。

そこで、体力の消耗を極力少なくするため、限界まで早い時間(=涼しい)のと、人が少なく、駐車場から寺院までの距離が短い東門(=裏門)から入ることを考えました。

本日のマップ

帰りも同じ道で帰りました。

多くのアンコール遺跡は朝7:30にオープンします。しかし、アンコールワットは例外で、朝日観賞ができる遺跡として、5:30にオープンします。(他には、プノンバケンとスラスラン)

これは、アンコールワットは早朝に何度も行ったため知っていましたが、もしかして東門も同じだったかもしれないと思いました。行って確かめてみます。

真っ暗、5:30のアンコールワット環濠

朝5:00頃家を出たら、道路が非常に空いていたために5:30には環濠に出ました。ちょっと早すぎました。真っ暗です。

しかし、前日が満月なのでした。非常にきれいな月が、東側から西の空に見えました。今日の行き先を東門にしてよかったなあと思いました。

ほのかに石段が見えます。最近整備された外灯もちょうどいい感じです。

東門にバイクを止めて、係員にチケットを見せようと思いましたが、係員が座りながら寝ていました。

一瞬、起こしてチケット見せようかと思いましたが、いや5時台だしそんなことする必要はないと思い直して横を通り過ぎました。

東門へ通じる道は、石畳がありません。

森の奥にアンコールワットが見えました。

改めて後ろを振り返ると、東の空がほんのり明るくなっています。

アンコールワットの背面に出ました。十字テラス以外は、正面との違いはそんなにないかもしれません。

ナーガの存在感。
「ドラゴンフルーツ」はカンボジアでは「ナーガの鱗 ស្រកានាគ」です。
(ベトナムだとドラゴンそのままのタンロン、青龍)
アンコールワットの東側にストゥーパがあるのが気になっています。後の時代に作られたものなのかも
しれません。
ありがとう望遠レンズ。第一回廊のかなり高い場所にある彫刻なのですが、どうやって彫ったのだろうと思います。
第一回廊のデヴァター。
第二回廊まで突っ切るか迷います。まずは、人のいない時間帯にレリーフを見ることにしました。

暗闇で乳海攪拌

6時台なので、まだ暗いです。もう1組、既に乳海攪拌のレリーフを見ているカップルとガイドさんがいましたが、あまりに暗いのでガイドさんは懐中電灯でレリーフを照らしていました。

流石の良いカメラ、シャッタースピードを遅くして
かなり暗くてもヴィシュヌ神は撮れました
第一回廊東側のデヴァター
攪拌で生まれたアプサラ。あの伝統舞踊はここから来ているのですね。
ふと外に目をやると、広い敷地に鳥のさえずりしかしません。
中心部すぐ横の乳海。攪拌の勢いが強過ぎて、ワニや魚がちぎれています。

第二回廊へ

第二回廊への階段を登り、あらためて来た道(東門方面)を眺めます。まだ日は登っていません。2月の日の出、遅いですね。日の出は6時半頃のようです。

朝日にぼんやりと照らされた第二回廊が美しいです。

第三回廊まで登ろうかと思いましたが、そういえば7:30からだった気がするなあと思って、再び第一回廊に戻りました。

あれ?石碑です。アンコールワットに石碑があるなんて気がつきませんでした。プラサットクラヴァンと字体が違います。年代によって字体が違うのですね。これはかなり現代の文字に近いです。
連子窓から
「アンコールワットは、金、白、グレー、と1日の中で何度も色が変わるんですよ」とクメール語の先生がおっしゃっていたのを思い出します。

あれ?遠くから見るともう第三回廊に人がいます。調べてみたら、6:40開場でした。しまった…行けばよかったです。

フタバガキのくるくる回る実
太陽が上がってきました。
おや、高いところに犬が
東門のアンコールワット犬
東門の修復を見守っているのですね。
行きは暗くて見えませんでしたが、帰りにやっと見えました。

Peace Cafeで朝ごはん

ずっと気になっていたシェムリアップ川沿いのPeace Cafeで朝ごはんを食べました。

毎日2〜3回のヨガのセッションがあるそうです。前日までに要予約とのこと。一度行ってみたいです。

カフェラテとこのホットサンドで4.75ドルでした。美味しかったです。



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