見出し画像

【遺跡探訪74】春分の日のアンコールワット朝日(Angkor Wat 12世紀前半)

1年に2回見られるという、アンコールワットの頂点からの朝日を見に、本日2024年の春分の日は早起きしました。


朝4時出発

オープンは朝5時と聞いたので、ちょっと張り切りすぎて、朝4時には家を出て5時にはアンコールワット環濠のチケットチェックポイントに着きました。

暗すぎて何も見えません。

チケットチェックポイントと、橋のあたりでは何も見えず、怖かったです。友人のアドバイスで懐中電灯を持っていくと聞いたので、持っていきましたが、なかったらどうなっていたのだろうと思うくらい何も見えなかったです。スマホのLEDでは心許ないです。

ほぼ一番に入場したため、西塔門を入ってすぐの場所に座ることができました。

人はとても多いように見えますが、テラスに集まっているだけで、敷地内の他の場所は余裕があります。

世界の色々な方がこの日を待っていたようですね。

カンボジア犬ではない犬が遺跡を歩いているのは珍しいです。

あれ?思ったのと違う

空がピンクになり、「おおー」と声がするのでよく見てみると、塔の右に太陽らしきものが見えます。

消えてしまいました。

また出てきました。

あれ?正面から見ているはずなのに、右から太陽が昇っています。しまった!これでは太陽が塔に重なりません。そういえば、隣に長い間いたドイツ人女性2人組がいつの間にかいなくなっています。

違うー。これじゃない!

自分が移動

ガイドさんがGo closer! Go closer!と叫んでいるのが聞こえたので、「あ、そういうことか」と思い、人々が向かう方向へ進みました。

見えそう!!

太陽の位置は微妙で(恐らくうるう日なども関係していて、毎年完全に同じ位置とはいえないのだと思う)しかも刻一刻と動きます。
「現在の太陽の位置と、中央塔頂点の位置の、延長線上に自分が入るイメージで、自分でその位置を確認しながら動いていく」というのが正解でした。

運動会の席取りのように、早ければ早いほどいいポジションを取れるというものではなかったようです。6時過ぎに来ても大丈夫そうです。

そしてとうとう撮れました。これ!これです。

いわゆる「アンコールワット串刺し朝日」です

ちなみに、皆このような感じで撮影しています。

10分後。ほっとしたのか、皆それぞれの方向へ歩いていきました。アンコールワット見学する人、売店で飲み物買う人、そのまま帰る人。

私も、そのまま帰りました。カンボジアでは春分の日は普通の平日なのです。朝ごはん食べて仕事します。いい朝でした。

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?