思いつき短編：増殖死

今日も俺は朝を迎える。

スマホでセットしてあるアラームで目が覚めた。

朝起きてまずやること、それは昨日の自分の死体を片付けること。

なるべく小さく、細かくして目の前に広が る海にばら撒く。

どいうことか詳しく説明をすると、俺の肉体は朝起きてから24時間つまり1日しかもたないのだ。

でもとついうわけか、目が覚めると昨日の 自分が隣で横たわり、俺は今日1日の肉 体を得ているのだ。

めんどうなのが自分の処理。

昨日の俺の肉体はもちろん生の死体なので 腐る。

一時、処分がおっくうで1ヶ月サボっていた 30体程の俺が溜ってしまった。

ものすごい腐匂だった。

それからはちゃんとするようにしている。

また、朝を迎えた。 

横には昨日の俺がいる。

眠い目をこすって背のびをした後、昨日の俺 を浴室に持っていく。

まずは血抜きをしっかりする。

それから骨から肉を削ぎ落として、臓器と一緒に業務用の大型ミンチ機で細かくして袋に詰める。

船を出して沖の方まで出て、袋から出す。

後は海の生き物達が処理してくれる。

すると、近くに背ビレが見えた。

サメだ、サメが俺の肉を食べに来た。

それをジッと見る。

俺は水の中に手首を入れた。

たまにチョイチョイと指を動かす。

一匹のサメが俺の手に喰らいついた。

凄い力で俺の腕を引きちぎろうとする。

次の瞬間、俺は喰らいつくサメの力で船から落ちた。

それを見た他のサメたちが俺の身体に歯をたてる。

血が辺りを染めた。

俺は食べられながらこれからどうなるのかが気になった。

また新たに俺が生まれるのかそれともこれで終わるのか…。

俺は喰われながら、考えた……………………。

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今日もみなさまがいい日でありますように🥰

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