Vol.346 踊る大捜査線 〜夫が結婚指輪を紛失した話〜
週末、室内遊園地に行ってきた。
息子(5才)が大変気に入り3度目の訪問である。
↑↑ こちらでも書いたがここはとても広大だ。
体育館4個分ある。そしてこの日は春休み中ということで大変混んでいた。
そんな中、1時間ほど遊んだ頃だろうか。
夫がアッという顔でつぶやいた。
「結婚指輪が無い…!」
結婚当初より少し痩せた夫は指輪も緩くなってしまい指から抜けたのだ。以前も一度同じ事があり失くしかけたため早く宝石屋に行きサイズ調整するよう言っていたが、面倒くさがりの彼は「うん…」と生返事するだけで行かなかったのだ。
それがまた外れた! 広い広い遊園地内で!
慌てて床を探し始める夫。
冷静に最寄り係員まで知らせる私。
事件発生を感知しテンションが高くなる息子。
館内のBGMは『Rhythm And Police』に変わった(嘘)
・・・結論から言うと見つかった。
巨大ボールプールの底に沈んでいたのだ。
私から知らせを受けた係員が即館内のスタッフ全員にインカムで知らせてくれ、各持ち場を捜索してくれたのである。しかし見つからない。
そこで夫が使った遊具を重点的に洗った結果、ボールプールが怪しい(※手を突っ込んで遊ぶため)という結論になり、複数人で数千個以上あるボールを丁寧に掻き分け探してくれたのだ。
すると、あった!
真ん中あたりに沈んでた!
やっぱり推理は正しかった!
しかし見つけたのは係員ではない。
私でも夫でもない。なんと
見知らぬ小3くらいの男の子であった。
血相変えて探し回る大人たちを見て周りのkidsも協力してくれたのだ。さながら宝探しのノリだったろう。ザクザクとボールを掻き回していた少年の1人が銀色のリングを掴み、嬉しそうに掲げた。
「あったよぉ〜\(^^)/」
・・・ありがとう少年。
キミには金一封をあげたいくらいだ。
あいにく名前も聞けなかったけれど今後の人生に幸多かれと願っている。
そしておばさんは誓うよ。
今度こそ旦那の首に縄くくりつけてでも宝石屋に連れて行くってね。
もう二度と皆さんに迷惑はかけさせない(怒)。
【猫ムスメより】
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