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本当に優しい人は傷付け方を知っている

"本当に優しい人は傷付け方を知っている"という言葉がある。
優しいを知るには、その対極を知らなければならないのだとすると、善と悪の間に隔たる線というものは無いということになる。
誰もが心の内に暴力性を孕み、その中で"優しさ"を選択出来たり、ある時を境に何か大きな誤ちを犯す可能性もあり。人間って大変だ。

この間、ネットでオノヨーコさんの「この線はとても大きな円の一部です。」という作品を見た。感情は、一つ一つが隔てて出来ているものではなく、全て繋がって出来ているのだと感じた。

これから、不条理な出来事とか、嫌な思いとか沢山するんだろうな。自分に起こらなくとも、必然的にニュースとかで目にしたりはするんだろうな。
優しさもその対極にある感情も知ったうえで、これから先、自分にとって最善である選択をし続ける覚悟が出来るのか、最近の私には自信がない。勿論、常に完璧でいる必要はないのかもしれないけれど、「ある程度の優しい人」になれる自信もない。
揺らがない優しさが欲しいなあ。今の私には到底無理だなあ。

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