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2024年6月の記事一覧

洋上風車の国内市場規模、厚板鋼板需要増について

洋上風車の国内市場規模、厚板鋼板需要増について

以下、上記の日経記事から、洋上風力発電関連の市場規模を学ぶ上で勉強になった箇所と、そこから導出できる数字について抜粋しておきたい。

政府は国内での洋上風力の新規案件の目標として30年までに計1000万キロワット、40年までに3000万〜4500万キロワットを掲げる。

1000万キロワットは風車約600基分に相当する。

つまり、40年までに1800基〜2700基の風車が新たに建設される見通しで

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中国の不動産市況の低迷が金融危機を引き起こす可能性はほぼない、という論文を読んだ

中国の不動産市況の低迷が金融危機を引き起こす可能性はほぼない、という論文を読んだ

https://www.saa.or.jp/dc/sale/apps/journal/JournalShowDetail.do?goDownload=&itmNo=40662

このところ、NASDAQも史上最高値を更新し、日経平均株価も史上最高値近辺で推移している中、潜在的な金融危機のリスクは世界のどこかで存在しているのだろうか。

その潜在的なリスクの震源地として、中国は考えられないだろうか。

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「質より量」も大切だが、「量よりスピード」の方が大切;箕輪厚介著「かすり傷も痛かった」より

「質より量」も大切だが、「量よりスピード」の方が大切;箕輪厚介著「かすり傷も痛かった」より

仕事においては「まず質より量を重視せよ。圧倒的な量をこなすことが質に転嫁する」と言われる。

だがこれは本当なのだろうか。

「一万時間の法則」を信じて圧倒的な時間を費やし量をただひたすら闇雲に過ごした時間は質に転嫁するのだろうか。

王貞治は現役時代、毎日500本の素振りを日課として行っていたという。だが、この500本という数に達成することだけを追い求め、一本一本の素振りに集中していなかったらス

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AIが人類を滅ぼすかも知れないというAI脅威論は現状心配しなくてもいい、という見解

AIが人類を滅ぼすかも知れないというAI脅威論は現状心配しなくてもいい、という見解

https://twitter.com/JosephJacks_/status/1728510229133119644

AI(人工知能)が人類に脅威を及ぼすというAI脅威論は古くから存在する。

その脅威論が具体化された形で表現されているのが映画「ターミネーター」に出てくるロボットたちであり、映画「2001年宇宙の旅」のHALなどである。漫画で言えば火の鳥の未来編に出てくる「ハレルヤ」も該当する

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憎しみの連鎖を断つ方法は、相手を許すことではなく、相手の家系を絶やすことだという身も蓋もない事実を歴史から学ぶ

憎しみの連鎖を断つ方法は、相手を許すことではなく、相手の家系を絶やすことだという身も蓋もない事実を歴史から学ぶ

最近、小学生の息子が世界史や日本史に興味を持っていることをきっかけに、歴史関連の書籍を一緒に読むようになった。

そこで気づいたのは、冒頭の美しいガンディーの名言とは裏腹に、相手を許して争いを終結させたケースは少なく、逆に相手の一族を根絶やしにしたことで争いが終わるケースが多い、ということだ。

際たる例は豊臣一族を滅亡させた徳川家の例だろう。豊臣一族を根絶やしにすることで憎しみの連鎖を断ち、徳川

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金持ちがやらない10のこと、貧乏人の7つの習慣

金持ちがやらない10のこと、貧乏人の7つの習慣

2つの英語の動画を観たので内容を以下にメモしておきたい。記載していること全てに同意しているわけではないが、日本の金持ち指南書に書かれている内容と重なる事項が多い。

ただ、<金持ちがやらない10のこと>の3と10は同意しかねる。3については、米国では社会構造上、どうしても借金にむしばまれる人が一定程度でてきて貯金のできない人が存在する。それをあたかも本人の努力不足であるかのように決めつけるべきでは

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