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現代の「沈黙した自然」と、愛のあるコミュニケーションを!さすれば、無尽蔵の富を与えてくれる? 本「愛と経済のロゴス カイエ・ソバージュ(3)」★3

「野放図な思考の散策」(Cahier Sauvage カイエ・ソバージュ)。
大学での講義、全5冊。「超越的なもの」について、およそ人類の考え得たことの全領域を踏破することを目指して、野放図な足取りで思考が展開。

2003年 中沢新一
(表紙、エドワード・アーリントン「毒の神酒」)

はじめに カイエ・ソバージュ(Cahier Sauvage)について
序章 全体性の運動としての「愛」と「経済」
第1章 交換と贈与
第2章 純粋贈与する神
第3章 増殖の秘密
第4章 埋蔵金から聖杯へ
第5章 最後のコルヌコピア
第6章 マルクスの悦楽
第7章 聖霊と資本
終章 荒廃国からの脱出

3巻では、新しい贈与論の探求。新しい「贈与の哲学」の構想。人間の欲望を通してつながっている、「愛」と「経済」が、ひとつに融合しているこの全体性の運動をとらえる、という試み。

神話的思考を動かしていたのと同じ人類の脳が、経済の現象をも突き動かしている。壊れかかった人間の心と社会に「贈与」-「交換」-「純粋贈与」が、しっかりと結び合って離れない状態を取り戻さなければならない。

経済は、「交換」の原理を中心に組織されているのではなく、「贈与」と「純粋贈与」という二つの原理としっかり結び合った、全体性をもった運動として描かれなければならない、と。

(本文抜粋まとめ。たぶん、きっと、こんな感じ、だったと、思うよ…)

贈与=愛=増殖。

「コルヌコピア(豊穣の角)」表紙。無尽蔵の富を生み出す不思議な器。

信頼と愛と思いやり。
「仲間たちに、変わらぬ忠誠と愛を」ベイブ、エコノミーの真の精神は、まさにここに尽きる。

3巻目。ここまで、とても面白く読み進めてきたけども、今回はそろそろ我が頭脳の限界に達しそう笑 経済というのがなんとも苦手意識が強く、読むには読むけど、どこまで理解できたか、怪しい。

そうは言っても、よく分からないなりにも、魅力は感じる内容だった。一応、大学の講義ということだし、これでもきっと、分かりやすく説明されているんだろう。なので、思ったよりは良かった印象。

でも、ここにまとめを書こうと思っても、やはり難しい。うっすら理解だからどーにも。まあでも、これでもよくやった方よ笑 また再読する時もあるかもしらんし、今回はこれくらいで。次、いざ4巻へ。


1巻「人類最古の哲学」神話論。↓

2巻「熊から王へ」国家論。↓

4巻「神の発明」宗教論。↓

5巻「対称性人類学」まとめ。↓

5冊が1冊になってるやーつ。気になーる。
装丁がいーなー。欲しいよーな…。↓

☆\(^^)/★

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